「審査員がバカだ」ビートたけしがカンヌ映画祭めぐり20年越しの怒り

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25日深夜放送の「博多華丸のもらい酒みなと旅2」(テレビ東京系)で、映画監督・北野武の映画祭にまつわる裏話が明らかになった。

番組では、たけし軍団のメンバー・アル北郷(きたごう)がゲストとして登場。MCの博多華丸・大吉の博多華丸らと、東京・浅草の店で飲みながら、北野監督について語った。

北郷は、北野監督の付き人を7年務めていたが、辞めて仕事に困っていたころ、北野監督から2008年の映画「アキレスと亀」の台本を手伝うよう頼まれた。それがきっかけで北郷は現在、作家や脚本の仕事もするようになったそう。

北野式の映画作成法は「しゃべる」ことであり、北野監督が40分ほど話したことをまとめれば、2時間の北野映画になるという。

また、製作費用は「(ビート)たけしさんがテレビで稼いで、出資者を募りながらやってる」のだとか。2010年に公開された映画「アウトレイジ」の興行収入が約8億円に達し、ヒットした際には、会社をあげて祝ったと振り返る。

ここで華丸が、1999年に公開された北野映画「菊次郎の夏」が好きだと漏らす。すると北郷は、カンヌ国際映画祭に「菊次郎の夏」を出品した際の北野監督の反応を明かした。

カンヌで「菊次郎の夏」に送られた歓声は、1997年の北野映画「HANA-BI」がベネチア国際映画祭でグランプリを受賞したときよりも大きく、北野監督は受賞を確信していた。

ところが、何も受賞できなかったため、20年近く経った今でも「(北野監督は)メチャメチャいまだに怒ってます。審査員がバカだって」と明かしたのだ。映画に対する北野監督の姿勢は「真面目っていうか…シャレがきかない。映画は2年に1回のお楽しみプロジェクト」なのだとフォローしていた。

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(引用元:livedoor news)

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