27日、テレビ朝日「報道ステーション」では、北海道日本ハムファイターズ・栗山英樹監督がゲスト出演。「大谷翔平『二刀流の軌跡』」として、ロサンゼルス・エンゼルスでMLBに挑戦する大谷について語った。
まずは大谷が二刀流で成功した理由を訊かれた栗山監督は、「前提として、二刀流が成功したかどうかっていうのは僕はまだ全然わかってない」と前置きすると、「彼が野球を辞めた時に2つやったことが本当によかったかどうかっていうのは、これからだと思っている」と続けた。
その上で「ここまでを見てると才能もそうですけど人としてっていうあり方が、ご両親の教育だったり、花巻東・佐々木監督の教えだったり、一つやり出したら最後までキチッと野球の練習はできたっていう。生活の全てを野球に合わせることができたという。まずは人としてというのが前に進んだ一番の要因」と分析した。
また、富川悠太アナウンサーから「5年間の成長速度」について訊かれると、「これは全然わからない」とした栗山監督だったが、大谷の両親に挨拶した際には、「僕が監督じゃなければ、もっと凄くなれたかもしれないんで本当にすいません」などと謝罪したという。
それでも二刀流によるメジャー挑戦で1つだけ嬉しいことがあるという栗山監督は「もともと野球ってアメリカのものだったのが、アメリカの人達が(大谷が)2つやることを認めてくれて交渉に臨んでくれた。アメリカの野球も翔平が入ることによってシステムが変わる可能性もありますよね。そういったことに関しては彼が頑張ってきたことの一つの形」と目を細めたが、実際の挑戦については「全てが心配」と親心をのぞかせた。
(引用元:livedoor news)