21日放送、TBS「S☆1」では、野球解説者の野村克也氏が「平成ベストナイン」を選んだ。
投手部門では、野茂英雄、工藤公康、斎藤雅樹、桑田真澄、上原浩治、松坂大輔、ダルビッシュ有、田中将大、菅野智之、大谷翔平と、そうそうたるメンバーが候補に。ちなみに、平成だけの勝利数が最も多かったのは、214勝をマークした山本昌だ。
野村氏は「迷うわ。菅野も桑田も…」と悩んだ末に、教え子でもある田中でもなく、ダルビッシュを選択。「いろんな球種を投げるし、ストレートも速いし、コントロールもそこそこ良い。将来大投手になる予感はあった」と振り返った。
一方、中継ぎでは「ピッチャーらしい性格」「松井(秀喜)専属のストッパーみたい」「度胸だけ良い」と、阪神タイガース時代の教え子・遠山奬志をチョイス。抑えには大魔神こと佐々木主浩を選び、「クセ探しを一生懸命やったけど見つからなかった」「挟んでいろいろな変化球を投げる」「ストッパーで出てきたらゲームセット」と賛辞を寄せる。
自身のポジションでもある捕手は、愛弟子の古田敦也をピックアップ。新人時代から「ベンチにいるときは必ずオレのそばにいろ」と打者攻略法を伝授したが、「抜け目ないからバッティングに生かしてバッティングまで良くなった」とし、「圧倒的」と絶賛した。
一塁手は「ライトでもレフトでも、どこでもヒットが打てる。こういう長距離バッターは見たことがない」と、「文句なく」落合博満に決定。二塁手も「チームを優先に取り組む人がいい」とし、「文句なく」辻発彦に決まり、「野球の目のつけどころが良い。視野が広い。状況判断という面では、ナンバーワン。野球の神髄みたいな選手」と称賛した。
三塁手は、「長嶋茂雄の影響を受けてるんじゃない?長嶋に似ている。原を選ばないとしょうがない。あまり好きじゃないけど」と、“毒”を盛りつつ、原辰徳と即答。遊撃手は迷いつつ、宮本慎也を選択。「勉強家だよ。なんでも知りたがる。監督をやらせたい人材」と教え子に賛辞を寄せた。
外野部門では、左翼手に「一番は長打力」と松井秀喜、中堅手には柳田悠岐、右翼手で「文句なし」にイチローをチョイス。イチローには「三拍子も四拍子もそろっている。欠点がない」と述べた。
ちなみに、打順はイチロー、辻、松井、落合、原、柳田、古田、宮本、ダルビッシュとしている。そして当然、監督は「聞く必要ないね。オレでしょ」。「オレにやらせたら最高だろうね」と自分を選んだ。
(引用元:livedoor news)