22日放送、関西テレビ「報道ランナー」に、野球解説者の山本昌氏が出演。最下位で苦しんでいる阪神タイガースへの不満を語った。
現役時代は阪神の矢野燿大監督と中日ドラゴンズでチームメートだった山本氏。キャンプを取材した際には、投手陣を12球団ナンバーワンと評価し、3位とAクラス入りを予想した。それだけに、現状には「このスタートダッシュ。困っている。怒っている」と不満をあらわにしている。
番組が甲子園で調査したファンアンケートでは、ここまでの阪神への満足度は平均で45%だった。だが、山本氏は、矢野監督がファンに愛されている表れとしたうえで、「すごく甘口。18%だと思っていた」と手厳しい。
特に投手陣については、「どうなったらこうなるのか」とご立腹。3試合連続7失点で2軍落ちしたガルシアについては、「球のキレがない」「外国人選手は良い契約するとちょっと楽をする傾向がある」と切り捨てる。ガルシアの年俸は中日時代から約3倍増(推定)だ。
ただ、山本氏は「かわいくてしょうがない」という後輩の矢野監督に、「戦力はある!ことしのセ・リーグは混戦!まだまだ取り戻せる!みんなでアゲてこい!」と激励のメッセージを送る。
そのためのカギとして、山本氏は「今は投手陣よりまず打線の奮起」とコメント。「ピッチャーが調子良くないので、打線が勝ちをつけてあげれば、良いふうに回っていく」と、打の力が必要と主張する。中でも、ニューヒーローの登場が求められるとし、4番の大山悠輔に期待を寄せた。
18日の試合で2打席連続本塁打を放った大山は、打率.263、4本塁打、11打点を記録している。山本氏は「ポテンシャルは高い」と評価。「十二分にやれているように見える」としたうえで、「3割、100打点を打てるくらいの器」と、さらなる活躍を目指してほしいと訴える。
山本氏は「彼がしっかりすると打順も固まってくる。矢野監督が4番に据えているのだから、なんとか(期待に)応えて、大黒柱になって、周りに良い打順を組んでほしい」とコメント。「そうしたら強くなる」と、阪神復活のキーマンに挙げた。
(引用元:livedoor news)