「ちょっと無理かな」 吉田沙保里氏、引退決断するまでの葛藤を告白

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NHK「グッと!スポーツ」(12日放送分)では「レジェンド引退SP」として、今年1月に引退を発表したレスリング・吉田沙保里氏がゲスト出演。五輪3連覇を果たしたレスリング界のレジェンドが、引退を決断するまでの葛藤を告白した。

番組の冒頭では、引退後の生活について「時間に余裕ができたじゃないですけど、朝練のことを考えなくてよくなった」などと笑っていた吉田氏は、番組MC・相葉雅紀と1対1のトークで引退を決めた経緯や理由を改めて説明した。

相葉から「実際いつくらいから考えてた?」と訊かれた吉田氏は「(五輪で)4連覇したら引退しようと決めてて、試合の前は。でも負けちゃったので父が言ってたように『引き際が大事だよ』と。『華がある時に辞めさない』っていう言葉がすごい引っかかってたのと、終わって日本に帰ってきてから沢山の方が『東京オリンピックでまた金メダルが見たい』と。その言葉がすごい多かったので悩んでた」と胸中を吐露した。

そのため「そっから2年、すごい悩んで少し休憩してまた頑張ろうって思えたらいいなって思いながらいたんですけど・・・」と続けた吉田氏は、母・幸代氏から「引退してもいいんじゃない」と声をかけられたことで「母の言葉が一番響く。負けた時もそうですけど、もういいんじゃないって言ってもらえたことでちょっと揺らいだ」と気持ちが変化した瞬間を明かす。

さらに「一番は東京(五輪に)出て、また金を獲って花を咲かせて引退っていうのが一番綺麗な終わり方かもしれないですけど、出れるかどうかもわからない状況だし、ここまできて自分が一番自分自身のことを知っているので、ちょっと無理かなって」と本音を語った吉田氏だったが、後悔のほどを訊かれると「ないですね」と即答した。

(引用元:livedoor news)

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