15日、大相撲初場所3日目で、横綱・稀勢の里は栃煌山に3連敗となった。これで途中休場した去年の秋場所から8連敗と、横綱としてのワースト記録を更新している。
進退をかけて臨んだ今場所だが、土俵際に立たされた稀勢の里は、無言で国技館を後にした。
同日放送のフジテレビ「PRIME news alpha」には、元日本相撲協会外部委員のやくみつる氏が出演。「なんとか打開しようという意識はうかがえた」と、稀勢の里の気概を評価した。
だがそのうえで、やく氏は「立ち合いに集中したという感じだったが、そのあとはむしろ今場所で一番まずい展開になってしまった」と分析する。
やく氏は「栃煌山にもろ差しを許してしまって、腰が伸びてしまって、まったくあらがうことができなかった」と、稀勢の里の負け方が良くなかったと断じた。
気になる進退について、やく氏は「3日目出場というだけでも『まさか』だったが、心が先に折れてしまえば、観念せざるを得ない」とコメント。「そりゃあ横綱。自分の出処は自分で考えていらっしゃると思う」と、厳しい言葉を突き付けている。
第72代横綱は引退を決意するのか。4日目となる16日の取組は、錦木との初顔合わせだ。
(引用元:livedoor news)
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