19日放送、MBS「戦え!スポーツ内閣」では、陸上十種競技の元日本王者でタレントの武井壮が、短距離の山縣亮太にインタビュー。2019年に9秒台を出すと太鼓判を押した。
今年のアジア大会では9秒92で優勝した蘇炳添に対し、10秒00というタイムだった山縣。違いとなったのは序盤だ。「スタートの技術的なものはそんなに劣っているとは思わない」という山縣は、完璧なスタートを切った。だが、最初の数歩で蘇に差をつけられたのだ。
まずフィジカルの違いもあり、「スタートで負けた」という山縣は、走法の修正を示唆した。これまではスタートで全力を出さず、60メートル付近から全力になるイメージで走ってきたが、それを「ちょっと崩していかないといけないタイミング」にきていると分析する。
一方で、本人も「離されていない」と話すように、中盤以降の山縣は蘇にも食らいついた。フィジカルの差がありながら距離が開かなかったということは、技術的には山縣のほうが優れているということだ。だからこそ、武井は「可能性を感じた」と話す。
山縣も「9秒は数字だけ見ると決して不可能ではないと思っている」とコメント。「言っても表情が取り繕ったようになる」と、これまでは不用意に自信を表に出さなかった男が、9秒台に向けての意気込みと自信をのぞかせた。
「自分の走りにとことん向き合って、自分を律することができた」「どうやって速く走れるのか、パフォーマンスも自分なりにコントロールできた」という2018年の漢字に「律」を選んだ山縣。2019年は「爆」、2020年は「大爆」にして、東京五輪につなげたいと意気込んだ。
武井は「過去100メートルを走ったアジア全員の選手の中で、技術はナンバーワン」と、山縣を称賛。その山縣が「一番有効かつ効率の良い力の使い方」の重要性にも気づいたと指摘し、「この2つの蓄積を融合した選手は、世界的に見ても過去そんなにいない」と絶賛した。
2019年の山縣は9秒台を出せるのか。単刀直入に問われた武井は、「100%」と言い切った。
(引用元:livedoor news)
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