10日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では、スポーツキャスターの松岡修造氏が、フィギュアスケートのグランプリファイナルで優勝した紀平梨花にインタビュー。昨年からの飛躍につながった精神面での変化に迫った。
平昌五輪の女王ザギトワを下し、浅田真央以来となるシニアデビュー1年目でGPファイナル優勝という偉業を成し遂げた紀平だが、フリーでは冒頭のトリプルアクセルでミスがあった。
紀平は「そこから立て直すのが大きい舞台ではなかなかできなかった」と話す。実際、ジュニア時代は、トリプルアクセルでの失敗がそのまま敗北につながり、大きな舞台で結果を残せずにいた。だが、今回はその立て直しに成功したのだ。
濱田美栄コーチは「ベストが出れば十分勝てるだけのものは持っていたけど、今までポロポロっと自滅していた」とコメント。「一番何よりも精神的に強くなった」「今回はだいぶお姉さんになった」と、心理面での成長を認める。
紀平の中で何が変わったのか。本人は「できないのに“できる”と思い込んでミスした時の焦りが半端なかった」「そこを何とかして変えて、今は自分のことがだいぶ分かってきた」と明かす。「できないかもしれないから、何としかして持っていくしかないという考え方」に変えたのだ。
「調子が悪くても“できる”と思うと、イメージが湧いてこないのに“できるから大丈夫”みたいな変な感覚になってしまう」という紀平に、日ごろから「できる」を言い続けている松岡氏は「オレ、絶対ダメじゃん」とコメント。苦笑した紀平は「周りの人から“できる”って言われると、応援してもらっているから頑張らないとって思う」とフォロー(?)した。
そのうえで、紀平は「自分で勘違いをさせちゃダメ」とコメント。「『そんな簡単じゃないから』って、もっと注意をたくさんのところに配って、“できる”って思いすぎると、気を配り忘れたりとか、そういうことがないように意識」するようになったと続けた。
しっかりと現実を見て、一番力を発揮できる考え方を見つけたことで、快挙を達成した紀平。今後について問われると、来季のオフシーズンに4回転の練習をやる考えを明かし、「どの試合でも安定した成績を出すことが大事」とコメント。「まだまだたくさんあるんですけど、その少しずつを伸ばせていけたら」と意気込んだ。
(引用元:livedoor news)
紀平
松岡修造
トリプルアクセル
女王ザギトワ
濱田美栄コーチ
紀平梨花
オフシーズン
フィギュアスケート
心理面
グランプリファイナル
平昌五輪
考え方
浅田真央
立て直し
テレビ朝日
スポーツキャスター
GPファイナル優勝
報道ステーション
精神面
コメント
Comments are closed.