3日放送、テレビ朝日「報道ステーション」に、フィギュアスケートのバンクーバー五輪代表・織田信成氏が出演。紀平梨花がグランプリファイナルで平昌五輪の金メダリスト・ザギトワに勝つことも可能と太鼓判を押した。
今週始まるグランプリファイナル。女子では紀平のほか、宮原知子、坂本花織と日本から3選手が出場。それ以外はザギトワやトゥクタミシェワ、サモドゥロワのロシア勢で、日露対決となる。
織田氏は、日本勢がザギトワに勝つこともできると主張。中でも注目は、今季がシニアデビューにもかかわらず、グランプリシリーズ2連勝でファイナルへの切符を手に入れた紀平とした。
今季のグランプリシリーズでの最高得点は、ショートとフリーを合わせ、紀平が224.31点、ザギトワが222.95点と、紀平が1.5点ほど上回っている。織田氏は「ファイナルでお互いがベストを出し合っても、もしかしたら紀平選手が上回るんじゃないかという可能性があります」と述べた。
紀平が高得点を出せる理由は、織田氏が「男子のよう」と称賛するトリプルアクセルだ。「ふわっと柔らかい」浅田真央のものと違い、「キレのあるシャープな」トリプルアクセルという。
もちろん、トリプルアクセルは織田氏でも失敗することがある難しいジャンプだ。実際、フランス大会で紀平は失敗している。それでも、この大会で紀平は優勝した。
その理由は、紀平のジャンプが「クリーン」だからだ。織田氏によると「みなさんから見ていただいてきれいなジャンプ、加点のつくジャンプ」が「クリーン」だという。
織田氏によると、紀平のジャンプは国際スケート連盟の教育用のビデオで手本として紹介されているほど。しかも、紀平はジャンプの種類に得意不得意がない。
それだけに、織田氏は、紀平がたとえトリプルアクセルを失敗したとしても、どのジャンプでも一定の出来栄え点を狙うことができると解説。それが紀平の強みだと称賛した。
(引用元:livedoor news)