世界柔道で43年ぶり連覇。高藤直寿、リオ五輪後の戦い

20

10日深夜、TBS「S1 PLUS」では、「天才柔道家 高藤直寿 魂の必殺技・・・驚きの原点」と題し、9月の柔道世界選手権男子60キロ級で43年ぶりの連覇を果たした高藤直寿に密着した様子を放送した。

7歳から柔道を始めた高藤は「見た瞬間にやりたいと思いました。相手を思いっ切り投げれるっていうので初めてやった時に楽しいなって思いました」と話すと、そんな彼を見てきた野木町柔道クラブ・福田健三監督も「将来オリンピックで金メダル獲るまでは柔道やるって言ってたから。今の子と目標が全然違っていた」と振り返った。

また、当時の道場では基本技となる小内刈、大内刈、背負投しか教えない方針だったというが、高藤は独学で様々な技を習得。その上で小内刈に磨きをかけると、今では「僕の中では小内刈を軸に柔道をする。その幅を広げていってる」とまで語るほどの必殺技になった。

高校・大学と進むたびに数々の大会を圧倒的な強さで制したことから「天才」とまで呼ばれるようになった高藤だが、日本中の期待を背負って臨んだ2016年のリオデジャネイロ五輪では、準々決勝でまさかの一本負け。無念の銅メダルに終わっている。

さらに12月に出場したグランドスラム東京では永山竜樹に力負け。高藤はウェイトトレーニングを強化し、ブラジリアン柔術の練習も取り入れ寝技に磨きをかけるなど自己改革に取り組んだ。

その結果、今年9月の世界選手権では得意の小内刈で永山を破ると決勝でも小内刈を決め、優勝。自己改革と己の得意技を信じたことで復活の狼煙をあげた高藤は、番組カメラに「困った時は得意技が絶対に一番頼れるので。小内刈ならいけるという自信はありました」と語った。

(引用元:livedoor news)

0

20 コメント

Comments are closed.