4日放送、TBS「S☆1」に、元メジャーリーガーの斎藤隆氏と岩村明憲氏がVTR出演。MLBで1年目ながら大活躍したエンゼルスの大谷翔平について語り合った。
二刀流で全米を沸かせた大谷は、投手として10試合で4勝2敗の防御率3.31、打者としては114試合で打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁という数字を残した。
レイズ時代にワールドシリーズにも出場した岩村氏は、「彼にとっては普通のことかもしれない」とコメント。10段階なら「7くらい」と評価する。ドジャースなど5球団で7年にわたりMLBでプレーし、現在はパドレスで環太平洋顧問兼アドバイザーを務める斎藤氏も「6とか7くらい」と述べた。
両者がまだ伸びしろがあると評価した大谷だが、1年目で大きな衝撃を与えたのも確か。実際、大谷はヤンキースのアンドゥハーと新人王を争っている。11月13日に発表される新人王に選ばれれば、日本人としては2001年のイチロー以来17年ぶりの快挙だ。
どちらが一騎打ちを制すのか。斎藤氏は「ベーブ・ルース以来の大谷翔平という存在がまずすごい」と大谷の受賞を予想する。新人王は全米野球記者協会の記者投票で決まるが、斎藤氏は「年配のベテラン記者はベーブ・ルースを語りたいので大谷寄りという話を聞いた」と明かした。
これに対し、岩村氏は「投手としての成績と打者としての成績を足したことがない」と、記者にとっても初めての選出になると指摘。自身は大谷の受賞を望むとしつつ、「何人の記者が冒険するか」と、大谷を選ばない理由もあるとして、新人最多本塁打のアンドゥハー有利と予想している。
トミー・ジョン手術を受けた大谷は、来年6月ごろに打者で復帰予定。斎藤氏は野手と投手として同時に復活を進めていくトミー・ジョン手術が「世界初どころか史上初」とし、「これを語るのは誰もできない」と、リハビリの影響が出るかどうかも分からないと述べた。
一方、岩村氏はリハビリの進み具合によるとしたうえで、「打者として1年間見てみたい」とコメント。二刀流ながら1年まで22本のホームランを放っただけに、「リハビリがすべて順調にいけば、ホームラン40本という数字も」可能性があると期待を寄せている。
なお、エンゼルスはソーシア監督が退任し、新たにオースマス監督が就任した。だが、斎藤氏はアメリカの場合、戦力を整えるのはあくまでもGM(ゼネラルマネージャー)と指摘。大谷の起用法が「大きく変わるとは思っていない」と述べた。
(引用元:livedoor news)
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