14日放送、関西テレビ「コヤぶるッ!SPORTS」では、現役復帰したフィギュアスケートの高橋大輔に密着。復帰戦を振り返りつつ、今後への意気込みを伝えた。
4年ぶりの現役復帰とあり、様々な困難にぶつかるのは当然だ。「それに毎回毎回向き合って、付き合ってやっていくしかない」という高橋は、「モチベーションさえ高ければ何とかなる」と、自身の意欲がカギを握ると話した。
7日の近畿選手権、出番の2時間前に会場入りし、1時間半と以前の2倍の時間をかけて入念にウォームアップした高橋。現役ならではの緊張感を最初に思い出したのは、6分間練習の時だったという。また、ショートプログラムでは、緊張から衣装の手袋をつけ忘れたと明かす。
「緊張でお客さんを見る余裕がなくて、見たら自分が雰囲気に負けると思って、一切目を合わせなかった」というほど、緊張を感じていた高橋は、演技が始まっても「ちっちゃいな動き」「緊張してるな」と思っていたそうだ。
だが、最初のジャンプでトリプルアクセルを着氷。高橋は「上がった瞬間にヤバいと思ったけど、なんとか降りられたって感じ」と振り返る。
かつて世界ナンバーワンと言われた華麗なステップも、衰えはないかに思われたが、高橋本人は「演技が音楽より早くなっちゃって、合ってなくて、音楽が聞こえきれていなかった」と自己批判。過緊張の時以外、こういうことはないと明かした。
翌日のフリーではミスもあり、最終的に3位に終わった高橋。だが、「結果としては最悪でしたけど、自分としてはすごく良かった」「気持ちの面でも改めて喝を入れられた感じ」と、かえって燃える気持ちを取り戻し、闘志に火がついた様子だ。
「必死で頑張ります。それしかない」と笑顔で語った高橋に、番組MCで自身もフィギュアスケーターである本田望結は「高橋選手にしかないもの、それくらいのものを背負って復帰を決められたと思いますし、良い先輩を持てて幸せだなと思います」と述べた。
(引用元:livedoor news)