28日放送、BS日テレ「深層NEWS」に、コメンテーターのテリー伊藤氏が出演。元横綱・貴乃花親方の引退について語った。
相撲協会との対立から引退という道を選んだ貴乃花親方。テリー氏は「一兵卒」になると話していた貴乃花親方に「耐えることも一兵卒」「なんで耐えられなかったのか」と批判的な見解を示した。
さらに、テリー氏は元横綱・日馬富士の貴ノ岩暴行事件以前から、貴乃花親方が協会内で孤立していたと指摘。兄や母親と揉めた過去を引き合いに出し、「敵をつくることによって自分のパワーをつくっていく」と、貴乃花親方が“仮想敵”をつくる考え方ではないかと述べた。
貴乃花親方が望んでいた改革の中身が分からなかったというテリー氏は、協会側も改革しようと努力していたはずだと主張。そこから距離を置こうとしていた貴乃花親方が「野党っぽい感じがする」と表現した。
また、テリー氏は貴乃花親方が会見で「弟子を守るため」と繰り返していたことにも疑問を投げかけ、「弟子を盾にしている」と指摘。「僕が弟子だったらプレッシャーに感じる」「会見で何度も弟子という言葉を使うのは弟子に対して失礼」と述べ、弟子たちが自由に選ぶのではなく、貴乃花親方が千賀ノ浦部屋を“移籍先”に決めたことも批判した。
一連の話を受け、読売新聞編集委員の吉田清久氏は、貴乃花親方が政治家の小沢一郎氏に似ているとコメント。「理念・政策・改革志向」を持ち、自民党を飛び出したが、仲間たちとのコミュニケーションがなくなり、小さな勢力になってしまったとの見解を示した。
テリー氏は、貴乃花親方を浅野内匠頭になぞらえ、「松の廊下で我慢すればよかった」とコメント。忠臣蔵のように美談にしてはいけないとし、忍耐が足りなかったと批判を続けた。
(引用元:livedoor news)
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