応援禁止でジャッジは観客という前代未聞の格闘技イベントが行われる。
11月11日(日)、鹿児島アリーナを舞台に開催される「敬天愛人(けいてんあいじん)」は、元UFCファイターで第5代DEEPライト級王者である菊野克紀がプロデューサーとして立ち上げた異種格闘技イベントだ。
菊野の生まれ故郷、鹿児島で行われる同イベントのコンセプトは「親が子供に見せたい格闘道」で、なんと高校生以下は無料(チケットは必要)。菊野はこのイベントから「格闘技だからこそ伝えられる恐怖に立ち向かっていく勇気と、本気でぶつかり合った後の感謝」を発信したいという。
気になる試合形式は、土俵のような闘技場を舞台とする無差別級戦がメインで、KOや一本、闘技場からの押し出し(3回)、判定により勝敗を決める。試合時間は3分一本勝負で決着がつかない場合は2分の延長戦も。判定では、観客がパンフレットの赤と白の色面を掲げることでジャッジを行い、「過半数以上の支持を得た」と判断された選手が勝者となる(過半数とみなされない場合は副審による一般的なジャッジに)。
さらに同イベントでは「観客の応援」が禁止になる。菊野は「選手の肉体がぶつかる音、息遣いを聴いて、選手の恐怖や痛みをリアルに感じて一緒に闘ってほしい」と意図を説明。その一方、試合時間ラスト30秒で応援を解禁し、選手の発奮を促してその真価を問うという。
菊野自身も選手として8人のワンデートーナメントに参戦。その他にも、総合格闘家のロッキー川村やモンゴル相撲大関のバル・ハーン、テコンドー全日本3連覇の中野元、キックボクシング・森謙太らが加わり、様々な武道家、格闘家による異種格闘技戦が繰り広げられる。
(引用元:livedoor news)
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