29日、フジテレビ「S-PARK」では、体操・内村航平のインタビューを放送。五輪2大会連続で金メダルを獲得し、体操界の絶対王者として君臨する内村が、2年後の東京五輪に向けて語った。
まず、「(東京五輪の)2年前って言われても、2年もあるなってまだ思えている」と切り出した内村は、「そんな余裕な状況でもないのに、まだ思えているということは、まだ心には余裕がある」と分析。「2年後の東京五輪における演技完成度を100%とすると現時点は?」と訊かれると、「半分行ったかなーぐらい」と微笑みつつ、「100%まではいかないにしても、2年後の今日に80%ぐらいまでは準備できたら。100%までは絶対無理だと思うんですよ。体操に対しては理想がすごい高いので。多分80%でも結構すごいなって思わせられると思う。質をどうやって上げていくか」などと見通しを語った。
4月の全日本選手権では国内10年ぶりの敗戦を喫し、続くNHK杯では復活の勝利を遂げた。若手選手らとの争いは厳しさを増す現状、内村は「プレッシャーからの解放と完全復活を見せられた」と手応えを口にすると、「一回負けたことですごい晴れやかだった。それからNHK杯で僕も代表には入りたいので上位2位までに絶対食い込んでやりたいっていうので、蓋を開けてみたらなんか優勝してた。そこはまだ個人総合でやっていけよっていうふうに言われているのかなと思いました」とポジティブに語る。
その一方、鉄棒の新技としてH難度のブレットシュナイダーを練習するなど技術の向上に余念がない内村だが、「日本もそこまで(鉄棒は)点数が取れる種目ではなくなってきているので自分が底上げっていう部分でも、みんなに促すためにも率先してそういうことに取り組んで、みんながもっともっと難易度も上げて安定感を増してくれれば」と日本体操界全体の底上げも考える。
その上で東京五輪を目指す内村は、「強い以外に何か感じさせるような演技をしたい」と話しつつ、「リオでは強い内村航平を見せられたので。もはや強いとかじゃない。体操って、個人総合って色々やってる。どの種目もやってるし、そこしか見られてないみたいなぐらいの視聴率100%を一人で取りにいく演技はしたい」と独特な言い回しで意気込んでみせた。
(引用元:livedoor news)
ブレットシュナイダー
底上げ
東京五輪
体操
鉄棒
余念がない内村
S-PARK
種目
言い回し
強い内村航平
個人総合
全日本選手権
プレッシャー
NHK杯
金メダル
新技
演技完成度
フジテレビ
手応え
インタビュー
Comments are closed.