4日放送、毎日放送「戦え!スポーツ内閣」に、サッカー日本代表の元監督であるイビチャ・オシム氏がビデオ出演。ワールドカップ(W杯)開幕前のインタビューで、日本サッカーの未来がどうあるべきかについて言及した。
病魔に襲われるまで日本を率いたオシム氏は、まず「日本サッカーの日本化が必要」「自分の家に帰って、自分のこと、つまり日本のことをもっと考えるべき」と強調。「模倣すれば、模倣以上のものは生まれない」と、海外への憧れは良くないと指摘する。
もちろん、体格的な制限があることは否めないが、オシム氏は「サッカーなら日本人にも不利なく戦える。日本らしいサッカーを追求してみなさい」とコメント。「もしかしたら日本は『進歩の象徴的な存在』、もしくは『見本のような存在』になり得るかもしれない」と、さらなる成長を求めた。
選手たちだけではない。オシム氏はテレビやメディアに「一般の人たちやサポーターに、サッカーの目的や美しさをもっと説明して欲しい」と注文。「組織的なプレーを取り上げるべき」と、特定の選手を取り上げようとすることにも苦言を呈している。
「現代のサッカーは組織的な部分がなければ誰にも勝つことができない」というオシム氏は、「日本はより小さな単位でその組織を形成する必要がある」「互いに理解し、互いの代わりになれる、そんな中心的な選手が必要」と続けた。
最後に、オシム氏は「私たちはサッカーを生きている。だからこそ、できるだけ多くの人にサッカーの試合を観て欲しい。W杯が終わったらサッカーのことを忘れるのではなく、ずっとサッカーを観て欲しい」とコメント。「プレーするよりは簡単」と、それがメディアの役目だと述べた。
(引用元:livedoor news)
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