「トラウマがすごかった」 W杯敗戦後の白井健三が胸中を吐露

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20日、東京体育館で行われた体操世界選手権代表選考会を兼ねたNHK杯では、内村航平が逆転で10連覇を達成。谷川翔らと優勝争いを繰り広げていた白井健三は、優勝こそ逃したものの、2位で世界選手権代表の切符を手にした。

すると、テレビ朝日「報道ステーション」(21日放送分)では、「内村航平&白井健三 手応えをもたらした“負け”」と題し、NHK杯を終えた内村航平と白井健三にスポーツキャスター・松岡修造氏がそれぞれ行ったインタビューの模様を伝えた。

今年3月のW杯アメリカ大会では、あん馬の演技中に2度の落下をするなど、6位という不本意な成績に終わった白井。以後、「トラウマがすごかった」と切り出すと、「何回練習でいいあん馬をやっても『アメリカで落ちたしな』っていうふうに思っちゃう自分がいた」と苦笑い。その上で、ポジティブな性格がゆえに「自分でも不思議でした」と話した白井は、「そういう状況に陥った自分をどうもう一回立て直すのかっていうのがわからなくて」と心境を吐露した。

また、白井は「正直、去年(の世界体操で)個人総合で(銅)メダルを獲ってから、自信しか自分の中になくなっていて、良いことだと思っていたんですよ、自信があることは」と話しつつ、「自信ほど足元をすくう感情はない」とキッパリ。そのため、これまで失敗した試合の動画は見ないようにしていた白井は、「必ず1日1回見るようにして。『絶対こんな演技したくない』って思うようにして毎日練習に臨んで、必ず毎日1本成功するまでやる」などと強い決意で練習に臨んでいたという。

今大会に臨む過程について、「あえて悪いことを振り返ることによって、今まで積めなかった幅の1歩も積めたかなと思います。特にそれが苦手種目のあん馬だったのが大事だった」と振り返った白井は、「1つ大人になれた試合」とニッコリ。「練習でうまくいかなかったところも本番ではしっかり合わせることもできたし、勢いだけに頼らなかった試合ができた」と手応えを口にした。

(引用元:livedoor news)

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