「やっと負けた」内村航平が語る、全日本敗退後の心境

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20日、東京体育館で行われた体操世界選手権代表選考会兼NHK杯では、内村航平が大逆転で10連覇を達成。4月の全日本選手権では3位に終わり国内で約10年ぶりに敗れた内村が、谷川翔や白井健三ら若手の台頭をおさえ、王者健在をアピールした。

すると21日、テレビ朝日「報道ステーション」では、スポーツキャスター・松岡修造氏が聞き手となって行われた内村のインタビューを放送した。

全日本での敗退について、「やっとかと思いましたよ、素直に。やっと負けたって思いました」と笑顔を見せる内村だが、「嬉しいわけじゃないですよ」とすぐさま否定も――。

「負けは負けで嫌なんですけど、何かをやっと解放されたみたいな。今までは結構苦しく体操やってきて、練習もそうだし突き詰めて突き詰めてっていうのがすごい苦しいなって感じはじめていた時だったんですけど、負けてスッキリしたっていうのがわかってまた改めて勝てた。やっぱ嬉しいな、勝ちたいな、みたいな。楽になってすごい冷静になった」

4月の敗退から現在までの心境の変化をこう明かした内村は、今大会で余裕を持つようになったとも語っている。「やっぱり鉄棒やる前に、これ決めたらちょっと休めるなと思ったところとか、終わった後に『今日夜何食べようかな』とか」と具体的に説明すると、「今は本当に自分の中で気持ちの上げ下げが自在にコントロールできる」とまで語った。

また、大会後の会見では自身のことを「I was king」と語っていた内村。松岡氏から「撤回していただいて」といわれるも、「”want to”ですよ。なりたいです」と返答、昨年の世界体操で棄権した苦い経験等も含め、「僕はなってないわけですよ。だからキングではないんです」といい、”キング”返り咲きに意欲を示した。

(引用元:livedoor news)

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