平昌五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりとなる連覇を果たした羽生結弦が、2月27日に東京の日本記者クラブの会見に臨んだ。1日放送、毎日放送「ちちんぷいぷい」では、この会見で石田敦子記者が尋ねた「孤独」に関する羽生の回答を紹介した。
石田記者は会見で、世界のトップに立つ羽生には孤独がつきまとうのではないかと指摘。孤独を感じることがあるか、そしてある場合はどのように向かっているかを尋ねた。
この質問に、羽生は笑顔で「あるって言ったほうが面白いんですかね」と冗談を飛ばし、「なくはないです。あるっていう風にはもう言えないけれども、前はすごい孤独だなって、『ああ誰も分かんないんだろうな、この気持ち』って思いながらやっていました。それはもちろんありました」と続けた。
「特に前回のオリンピックが終わって、それからいろんな人にこうやって祝福されればされるほど、自分の気持ちってどこにあるんだろうって、そういうのはすごく思ってました。みんなが、周りが、あまりにも幸せになりすぎてて、僕の幸せは何なんだろうって。僕が頑張ってきたものって、本当に自分に還元されてるのかなって思うこともありました」
「でも、今こうやってみんなに特別視されてて、『ありがとう』とか『おめでとう』とか、そういう言葉って、気持ちが込もってなかったとしても、たとえ心の奥底では『この野郎』とかって思ってたとしても、やっぱり素直に受け止めるとうれしくなったりするんですよね」
「やっぱりそれってすごい幸せなものだと思うし、それが自分を通して世界に…本当に自分が特別だなと思うのは、日本だけじゃなくて世界に発信できる。それはやっぱりひとりの人間としてだけじゃなくて、自分がこういう特別な存在になれたからこそ感じなくてはいけない使命かなという風にも思っています」
この回答に、スタジオからは「すごい」「鳥肌立った」「やっぱり頂点に立つ人は違う」と賛辞の嵐。石田記者も「この人は神様に選ばれた人なんだ」と感じたと明かした。
さらに、石田記者は「頭の回転の速さ、考えの深さ、俯瞰でちゃんと自分を見ていて社会にとって何をなすべきかということも全部納得してしゃべっている。そして軸がブレない。スケートの軸もブレないですけど、心の軸もブレないところが、23歳とはとても思えない」と、羽生を絶賛した。
(引用元:livedoor news)
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