MM総研は13日、2017年における日本国内の携帯電話出荷台数の調査結果を発表しています。フィーチャーフォン(従来型携帯電話、いわゆる「ガラケー」)およびスマートフォン(スマホ)を合わせた総出荷台数は3735.4万台(前年比3.6%増)となり、フィーチャーフォンとスマホの出荷台数はそれぞれ536万台と3199.4万台となっています。
フィーチャーフォンは前年比19.3%減で2000年以降の出荷統計において2016年に続いて過去最低を更新し、3年連続での約2割減となっており、2014年からは半減となり、一方のスマホは2012年の4375万台から減少が続いていたものの、5年ぶりに増加となったということです。
またスマホのみの出荷台数は3199.4万台で2012年を抜いて過去最高となり、メーカー別ではシェアは1位がApple(iPhone)、2位がソニーモバイルコミュニケーションズ(以下、ソニー)、3位がシャープ、4位が富士通、5位がサムスン電子となり、総出荷台数でもAppleが2012年以降6年連続で1位となったものの、シェア別では前年比マイナスとりました。
2017年通期の日本における携帯電話端末総出荷台数メーカー別シェア
さらにMM総研ではスマホの出荷台数をNTTドコモおよびau、ソフトバンク(ワイモバイル含む)の移動体通信事業者(MNO、いわゆる「キャリア」)とSIMフリーで分けてみると、MNOが2903万台(前年比8.5%増)、SIMフリーが296.4万台(11%増)となったとし、MNOでは新料金プランや新シリーズ導入の効果によって特に中〜低価格帯のAndroidスマホが好調だったとまとめています。
逆にSIMフリースマホは成長率でMNO向けを上回っていますが、MVNOの伸びが停滞してきたことも合わせて想定ほどには至らなかったとし、理由としてはMNOの各施策が一般ユーザー層の支持を集め、同一キャリア内での買い替えが堅調に進んだためだとしています。なお、同社ではSIMフリーにKDDIのサブブランド的になっている「UQ mobile」が含まれている点にも留意する必要があるとし、キャリアが関与しない純粋なSIMフリーは成長の中だるみを迎えているとしました。
総出荷台数に占めるスマホ比率は85.7%(前年比4.1ポイント増)、フィーチャーフォン比率は14.3%(4.1ポイント減)で、スマホ出荷台数に占めるSIMフリー比率は9.3%(0.2ポイント増)。また総出荷台数のメーカー別出荷台数は1位がApple、2位がシャープ、3位がソニー、4位が京セラ、5位が富士通となっています。
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(引用元:livedoor news)
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