この冬注目のスタンダードスマホ「AQUOS sense」でベンチマークテストを実施! |
今冬にシャープが投入した新しいスタンダードスマートフォン(スマホ)「AQUOS sense」シリーズは、約5.0インチのフルHD(1080×1920ドット)IGZO液晶を搭載してコストパフォーマンスが高い“高コスパスマホ”として好評を博しています。
また販路も多く、auから11月2日に「AQUOS sense SHV40」が発売されたのを皮切りに、NTTドコモから11月10日に「AQUOS sense SH-01K」、UQ mobileから11月22日に「AQUOS sense SHV40」、さらにスペックはほぼ同じで前面パネルと背面の素材などを変えたSIMフリー版「AQUOS sense lite SH-M05」も12月1日に発売されました。
そんなAQUOS senseですが、心臓部でもあるチップセット(SoC)としてQualcomm製の「Snapdragon 430(MSM8937)」を採用しています。同じシャープでも「AQUOS R」などの高性能スマホに搭載される800番台や、「AQUOS R compact」などに搭載される600番台よりも処理能力が落ちるものとなりますので、不安に感じるかもしれません。
そこで今回はau版のAQUOS sense SHV40を用いてベンチマークテストを実施しました。なお、ベンチマークの数値だけでは見えない使い心地についても紹介し、これまでレビューしてきたAQUOS senseの魅力を総括したいと思います。
◯基本仕様の確認
各種情報を確認できるアプリ「CPU-Z」で確認すると、画面は約5.0インチのIGZOフルHD(1080×1920ドット)液晶ということですが4.97インチ、内蔵メモリーは約3GBとなっていますが、RAM2877MBで空き容量は1208MBとなっています。
◯各種ベンチマークを実施
今回、試したベンチマークアプリは「AnTuTu Benchmark」および「Geeksbench 4」、「3DMark」の3つ。3DMarkはSling Shot ExtremeとIce Storm Extremeの2つを実施しています。
・AnTuTu Benchmark
・Geeksbench 4
・3DMark
【ベンチマーク結果まとめ】
アプリ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 | |
AnTuTu | 44410 | 44932 | 44480 | 44607 | |
Geeksbench 4 | シングルコア | 660 | 655 | 651 | 655 |
マルチコア | 2431 | 2428 | 2409 | 2423 | |
コンピューティング | 2255 | 2211 | 2242 | 2236 | |
3DMark | SSE | 294 | 295 | 293 | 294 |
ISU | 9486 | 9503 | 9486 | 9492 |
以上のように最新のハイスペックスマホよりは全体的にかなり低い値となっています。やはり3D表示の多い重めのゲームを楽しむ方には向いていないかと思います。
それでも、AQUOS senseを実際使ってみるとSNSだったり、動画を見たりといった操作でもたつきを感じることは少ないです。SNSのスクロールも滑らかに表示され、反応も良い印象です。以前のシャープ製スマホに比べてメーカー独自のアプリが減っていることもあって、使用する上での快適さは数値で表れる以上です。もたつきを感じる場面が少なくなるよう、非常に巧く調整されていると感じます。
これまで何回かに渡ってAQUOS senseのレビュー記事を執筆してきましたが、3万円台前半価格のスマホでありながら、ゲームなど以外のアプリはほぼ快適に動き、色彩鮮やかなフルHD液晶が搭載されていて、カメラも発色が素直で、機能的なバランスの取れたコストパフォーマンス良好なスマートフォンです。
背面の塗装が凝っていてしっとりとした手触りで、非常に手になじむといった部分も、これまでの安いいわゆる「格安スマホ」とは異なるアプローチで、同じ機種を長く使う人のことがよく考えられています。こうした使い心地を考えているという面からも、幅広い層の方にオススメできる“スタンダードスマホ”です。
複数の携帯電話会社から販売されていますが、auでは「ピタットプラン」や「フラットプラン」といった新料金プランにも対応し、2年利用して機種変し、端末改修に応じれば48回払いのうち残り24回の支払いが無料となる「アップグレードプログラムEX」にも対応ということで1万6千円程度で購入できてしまいます。さらに今持っているスマホを下取りに出せば、かなり安く購入することも可能です。
このauの新料金プランで月々の支払いを安く維持できるのは大きなメリットで、auをメイン回線とする筆者も2〜3月に契約更新月を迎えますが、機種変更で「AQUOS sense SHV40」を買って、フラットプラン20GB(スーパーカケホ)で使っても、今の旧プラン5GBのデータ定額よりも維持費が安くなることもあり、購入候補の筆頭として考えています。
その他のキャリアでも販売されていますが、NTTドコモでは「docomo with」で毎月の使用料が1,500円安くなり、UQモバイルはサブブランドということで、元々かなり安いプラン設定のためお得です。また背面の塗装などが違うSIMフリーモデルもあり、格安なMVNOでの利用も可能です。
非常にお買い得なAQUOS senseは、数値で見えない快適な使い心地を実現した高コスパスマホです。年末年始にスマホの買い替えや、スマホデビューを考えている方は、ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか?AQUOS senseの魅力は「安さ」だけではありません。
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(引用元:livedoor news)