LINEスタンプにコスプレイヤークリエイターが誕生! |
LINE Corp.は15日、六本木ニコファーレにおいて「LINE Creators Stamp AWARD 2017」表彰式を開催し、コミュニケーションサービス「LINE(ライン)」にて使える「LINEスタンプ」をユーザーが制作・販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」において2017年を象徴するLINEクリエイターズスタンプを発表した。
LINE Creators Stamp AWARD 2017は、期間内(2016年10月1日〜2017年9月30日)に販売開始されたスタンプの中からダウンロード順でトップ20を選出し、ユーザーの投票でグランプリ、準グランプリを決定する。
昨年は、グランプリに「カナヘイのウサギがいっぱい」のカナヘイさん、準グランプリに「うさまる6」のsakumaruさん、「うさぎ100% よくつかう。」のヨッシースタンプさん、「ボンレス猫 Vol.4」のもふ屋さんが選ばれた。
今回は、そんなLINE Creators Stamp AWARD 2017のイベント内容を紹介していく。
表彰式の前にLINE Corp. スタンプ企画チームの石川氏による「LINEクリエイターマーケット」の歴史の紹介が行われた。クリエイターの増加にあわせて、方言や芸能人といったカテゴリーの増加や、個性的なスタンプが取り上げられるという動きがあった。
こうした歴史の中から特に個性的であり、話題性もあったという表計算ソフト「Excel」で作成されたSeiji Tazawaさんの味わいのあるスタンプを紹介。さらにステージではスペシャルゲストとしてSeiji Tazawaさんを招いて、クリエイターズスタンプ制作についてトークが行われた。
Seiji Tazawaさんは70歳で会社を退職したものの、「毎日、日曜日で嬉しいなと思ったのも1週間。それから苦痛と寂しさ侘しさが募りまして、自分の人生もゴミになって焼かれて終わりなのかなという気持ちになった」と話す。
これではダメだということで、できることからはじめようと思ったのが、昔やっていたというExcelを使ったイラスト描きだ。
Seiji Tazawaさんは、描きためたデータを表に出さないと認めて貰えないと思い、プリントアウトして家中に貼ったところ、孫娘がLINEスタンプ作りを勧めたのだという。
Seiji TazawaさんがExcelでイラストを描く理由は「Excelで描けば、そのデータを共有できるんじゃないか」と思ったとし、「パソコンを買ったらIllustratorやCADなんて入ってない」と共有するのは画像データではなく、Excelを編集データのプラットフォームとして考えているという興味深い話を訊くことができた。
続いて、イベントでは今後のクリエイターズマーケットに関して新たに「二次創作の(一部)解禁」となることが発表された。一部解禁と制限があることについて「権利をまもりながらも、表現の自由を高めるかたちとして、特定のキャラクターにおいてのみ解禁する形を試験的に取っていく」と説明した。クリエイターの活躍の場を広めていくことが狙いとなる。
第1弾として、同人サークル「上海アリス幻樂団」の「東方project」が二次創作解禁となる。さらに二次創作の意思に賛同したゲストとして、コスプレイヤーのえなこさんがゲストとして登壇した。
えなこさんは、約7年前にはじめて衣装を作ったのが、今回コスプレをしている東方projectの十六夜咲夜なのだという。
石川氏は、イラストだけではなくコスプレの写真による二次創作も解禁するという発表とあわせて、えなこさんにもコスプレイヤークリエイターとして二次創作に参加することを発表した。
コスプレイヤークリエイターとして参加するえなこさんは石川氏に「(スタンプには)コスプレの動画ってできるんですか?」と訊ねると、「二次創作をこれから開始しようというところなので、そのへん(アニメーションスタンプ)を含めて今後検討させて頂きたい」と話した。
二次創作の解禁について、詳細は2018年1月に発表し、3月を目処に開始をしたいとのことだった。
【LINE Creators Stamp AWARD 2017】
特別賞は「高須クリニックYes! スタンプ」のグレイ・パーカー・サービス。
新人賞は「コウペンちゃん」のるるてあさん。
準グランプリには「うさぎ100% 夏」のヨッシースタンプさん。
「ボンレス犬とボンレス猫」のもふ屋さん。
「ぶたたのかしこまりスタンプ」のdecosmithさんが選ばれた。
グランプリには「うさまる9」のsakumaruさん。sakumaruさんは、残念ながら表彰式には参加できなかったが「3年以上スタンプを作っていることになりますが、リリース時には毎回とてもワクワクします。
ファンの方からのメッセージを見ることが私の励みになっています。これからも便利で遊び心のあるスタンプを作っていけるよう頑張ります」という受賞のコメントを紹介した。
最後に石川氏は「正直なところ”うさまる”強しといったところがありましたね。ただですね、100万人以上のクリエイターさんに登録していただいておりますので、より多くの人にスポットが当たるよう我々も力をいれていきたい」と総括した。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX – Facebookページ
・【速報☆】2017年グランプリは「うさまる」! 「LINE Creators Stamp AWARD 2017」の受賞者を一挙紹介 : LINEクリエイターズスタンプ公式ブログ
・やっぱり今年は「うさまる」が強かった!!「LINE Creators Stamp AWARD 2017」をプレイバック☆ : LINEクリエイターズスタンプ公式ブログ
・LINE Creators Stamp AWARD 2017 – 2017年のグランプリが決定!
(引用元:livedoor news)