超タフネススマホ「TORQUE」の次期モデルと見られる製品がFCC通過!写真はDuraForce PRO 3 |
米連邦通信委員会(FCC)は31日(現地時間)、Kyocera(以下、京セラ)の未発表な携帯電話「EB1157」が2023年8月22日(火)付で認証を順次取得していることを公開しています。FCC IDは「JOYEB1157」。詳細は不明ながら公開されている資料から日本向けスマートフォン(スマホ)であることがわかります。
京セラでは先日開催した説明会においてKDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」向けに展開している「TORQUE」ブランドの次期製品がまもなく投入されることを明らかにしており、同社ではTORQUEの既存利用者向けに次期製品は現行機種「TORQUE 5G」よりも小型化することを案内しています。
一方、FCCによって公開されている資料からEB1157のサイズなども情報が公開されており、サイズは約154×75×14.6mmとTORQUE 5Gよりも小さくなっており、同社が北米向けに発表している「DuraForce PRO 3」とほぼ同じであることが示されており、恐らくこのEB1157がTORQUEの次期製品であるとともにDuraForce PRO 3と近い製品仕様になるのではないかと予想されます。
なお、FCCの資料では日本向けの認証(いわゆる「技適」)も掲載されており、認証番号は電波法に基づく工事設計認証(R)が「011-230030」、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定(T)が「DF23-0106001」となっているほか、認証の検査時に用いたACアダプターがKDDI製「0602PQA」とされており、au向けであることが示唆されています。
京セラでは個人向け汎用スマホの撤退を発表していますが、法人向けスマホは継続するほか、TORQUEなどのタフネスモデルについては法人需要が高いことから個人向けも継続することが案内されており、TORQUEについては次期製品がまもなくKDDI・沖縄セルラー電話から発表されることを明らかにしています。
一方、TORQUEの次期製品は現行のTORQUE 5Gよりも小型化されることが京セラから案内されており、今回、FCCを通過した未発表製品がTORQUE 5Gよりも小さいサイズで、すでに北米向けに投入されているDuraForce PRO 3と同等サイズであることからこれがTORQUEの次期製品である可能性が非常に高いと思われます。
こうしたことからTORQUEの次期製品はDuraForce PRO 3とベースが同じであると推察されます。FCCでは携帯電話ネットワークにおける4G LTE方式のBand 12、3G W-CDMA方式のBand V、2G GSM方式の850および1900MHz、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth、NFC、ANT+にて取得しています。
なお、DuraForce PRO 3の主な仕様は約5.38インチHD+(1080×2160ドット)有機ELディスプレイやQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 7 Gen 1 Mobile Platform」、6GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、4270mAhバッテリー、ワイヤレス充電(Qi)、3.5mmイヤホンマイク端子、USB Type-C端子、側面指紋センサー、防水・防塵(IP68)、耐衝撃(MIL)などとなっており、カメラは以下のような構成となっています。
<リアカメラ>
・約6400万画素CMOS/広角レンズ(F1.8)
・約800万画素CMOS/超広角レンズ(F1.8)
・約200万画素CMOS/マクロレンズ(F2.2)
<フロントカメラ>
・約800万画素CMOS/広角レンズ(F1.8)
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(引用元:livedoor news)