AppleがiPhoneなど向けiOS 16.5.1 (c)とiPadOS 16.5.1 (c)をリリース! |
Appleは12日(現地時間)、同社が販売するスマートフォン(スマホ)「iPhone」シリーズ向けプラットフォーム「iOS」とタブレット「iPad」シリーズ向けプラットフォーム「iPadOS」の最新バージョン「iOS 16.5.1 (c)」(2FE770750d)および「iPadOS 16.5.1 (c)」(2FE770750d)を提供開始したとお知らせしています。
対象機種はiOS 16およびiPadOS 16の対象機種である最新の「iPhone 14」シリーズや「iPad(第10世代)」、「12.9インチiPad Pro(第6世代)」、「11インチiPad Pro(第4世代)」を含むiPhone 8以降およびiPhone SE(第2世代)以降、iPad(第5世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad mini(第5世代以降)、iPad Pro(全モデル)の各製品にて無料で更新可能です。
変更点は現時点では不明ですが、重要なセキュリティー修正が含まれてり、すべての対象機種に推奨されるとし、恐らく先日(現地時間7月10日)に配信開始されたiOS 16.5.1 (a)とiPadOS 16.5.1 (a)と同じと見られ、iOS 16.5.1 (a)とiPadOS 16.5.1 (a)に何らかの問題があったため、一旦配信が停止されて改めて同様の内容のたiOS 16.5.1 (c)とiPadOS 16.5.1 (c)がリリースされたものと推測されます。
なお、iOS 16.5.1 (a)とiPadOS 16.5.1 (a)ともに修正点はWeb Kit関連のWebページを表示すると、任意のコードを実行される可能性がある脆弱性「CVE-2023-37450」への対応となっており、同社ではこの脆弱性が悪用された可能性があるという報告について把握しているとしています。
iPhone向けのiOSの最新メジャーバージョンとして昨年9月に提供開始されたiOS 16、iPad向けのiPadOSの最新メジャーバージョンとして昨年10月に提供開始されたiPadOS 16ですが、その後にiPadOS 16.1のリリースに合わせてiOS 16.1が提供開始され、さらにフリーボードAppなどの新機能が追加されたiOS 16.2およびiPadOS 16.2、さらにHomePod(第2世代)に対応するなどのiOS 16.3およびiPadOS 16.3が提供されてきました。
さらに携帯電話回線による音声通話において周囲のノイズを低減して声を分離して相手に伝わりやすくする機能などの新機能が追加されたiOS 16.4およびiPadOS 16.4、新しいプライドセレブレーションの壁紙をロック画面に追加するなどしたiOS 16.5とiPadOS 16.5が提供され、さらにその不具合や脆弱性を修正したiOS 16.5.1やiPadOS 16.5.1がリリースされてきました。
Appleでは今年5月よりiPhoneやiPad、Macを対象とした新しい種類のソフトウェアリリースとしてiOSやiPadOS、macOSに「緊急セキュリティ対応(Rapid Security Response:RSR)」機能を提供しており、前回のiOS 16.4.1 (c)およびiPadOS 16.4.1 (c)に続いて今回で3回目となります。
これにより、これまでのOSごとのソフトウェアアップデートの合間にセキュリティーに関わる重要な改善点を配信すると説明し、今回が初の配信となりました。iOS 16およびiPadOS 16の対象機種は以下の通り。更新は従来通り各製品本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。
<iOS 16対応製品>
・iPhone 14
・iPhone 14 Plus
・iPhone 14 Pro
・iPhone 14 Pro Max
・iPhone 13
・iPhone 13 mini
・iPhone 13 Pro
・iPhone 13 Pro Max
・iPhone 12
・iPhone 12 mini
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 11
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone XS
・iPhone XS Max
・iPhone XR
・iPhone X
・iPhone 8
・iPhone 8 Plus
・iPhone SE(第2世代)
・iPhone SE(第3世代)
<iPadOS 16対応製品>
・12.9インチiPad Pro(第6世代)
・12.9インチiPad Pro(第5世代)
・12.9インチiPad Pro(第4世代)
・12.9インチiPad Pro(第3世代)
・12.9インチiPad Pro(第2世代)
・12.9インチiPad Pro(第1世代)
・11インチiPad Pro(第4世代)
・11インチiPad Pro(第3世代)
・11インチiPad Pro(第2世代)
・11インチiPad Pro(第1世代)
・10.5インチiPad Pro
・9.7インチiPad Pro
・iPad Air(第5世代)
・iPad Air(第4世代)
・iPad Air(第3世代)
・iPad mini(第6世代)
・iPad mini(第5世代)
・iPad(第10世代)
・iPad(第9世代)
・iPad(第8世代)
・iPad(第7世代)
・iPad(第6世代)
・iPad(第5世代)
なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone 13 Pro MaxでiOS 16.5.1からだと2.7MBとなっています。Appleが案内しているアップデートの内容およびセキュリティーコンテンツの修正は以下の通り。
iOS 16.5.1 (c)
この緊急セキュリティ対応には重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
詳しくは次をご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201224
iPadOS 16.5.1 (c)
この緊急セキュリティ対応には重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
詳しくは次をご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201224
iOS 16.5.1 (a) および iPadOS 16.5.1 (a)
2023 年 7 月 10 日リリース・WebKit
対象 OS:iOS 16.5.1 および iPadOS 16.5.1
影響:Web コンテンツを処理すると、任意のコードを実行される可能性がある。Apple では、この脆弱性が悪用された可能性があるという報告について把握しています。
説明:チェックを強化することで、この問題に対処しました。
CVE-2023-37450:匿名の研究者
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(引用元:livedoor news)