楽天モバイルが安否確認サービス「災害伝言板」を運用開始! |
楽天モバイルは10日、災害時などに開設する安否確認サービス「災害伝言板」について自前で運営するWeb版( https://public-safety.mobile.rakuten.co.jp/ )を運用開始しています。利用料は無料。なお、現在は災害用伝言板の提供条件を満たしていないため、サービスを提供していません。
同社ではこれまで東日本電信電話(以下、NTT東日本)および西日本電信電話(以下、NTT西日本)が運営する「災害用伝言板(web171)」( https://www.web171.jp/ )やGoogleが運営する「Google パーソンファインダー」( https://www.google.org/personfinder/japan )を利用するように案内していました。
災害用伝言板とは日本国内で震度6弱以上の地震や大雨などによる水害などの大規模な災害が発生した場合に開設される安否確認のためのWebサービスで、緊急連絡手段の確保や安否確認、障害などによる電話網の輻輳(混雑)の軽減を目的として設置されています。
これまでは固定電話向けとしてNTT東日本およびNTT西日本が運用するweb171に加え、移動体通信事業者(MNO)のNTTドコモやKDDI・沖縄セルラー電話、ソフトバンクがそれぞれ運用しており、2010年3月からはこれらの災害伝言板に登録した情報が横断検索することができるようになっています。
また登録された情報はNTTレゾナントが運営する「J-anpi」( https://anpi.jp/ )でも検索が可能です。またNTTドコモなどのMNOではスマートフォン(スマホ)など向けアプリ「災害伝言板」も提供しています。なお、ソフトバンクではPHSの個人向けサービス終了に伴って2021年1月31日にPHS向けの災害伝言板を終了しています。
そうした災害伝言板ですが、これまで楽天モバイルではMNOによる携帯電話サービスを提供後もweb171やGoogle パーソナルファインダーを利用することを案内してきましたが、ここに来て自社運営の災害伝言板を運用開始しました。楽天モバイルの災害伝言板も他社と同様に震度6弱以上の地震などの大きな災害が発生した場合に提供されます。
ただし、他社が運営する災害伝言板と同様に体験サービスが定期的に毎月1日・15日(0〜24時)や正月三が日(1月1日12時〜1月3日24時)、防災週間(8月30日〜9月5日)、防災とボランティア週間(1月15日〜1月21日)といった期間に提供されるとのこと。一方、現時点でアプリ版はないようです。
メッセージ登録内容は日本語版では「無事です」や「被害があります」、「自宅にいます」、「避難所にいます」、英語版では「I’m okay」や「Need Help」、「Safe at home」、「At evacuation area」となっており、他に全角100文字以内(半角200文字以内)のコメントが登録できます。なお、保存期間は1つの災害でのサービスを終了するまでで、楽天回線から利用する場合にはデータ利用量にカウントされるとしています。
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(引用元:livedoor news)