5G対応スマホ「Galaxy A23 5G」をフォトレポート! |
既報通り、サムスン電子ジャパンが「Galaxy」ブランドにおける新しいエントリースマートフォン(スマホ)「Galaxy A23 5G」(Samsung Electronics製)を日本市場にて発売すると発表しました。Galaxy A23 5Gは海外でも発表されていますが、日本向け製品は大きく仕様が異なっており、日本国内でニーズの高い防水(IPX5・IPX8)や防塵(IP6X)、おサイフケータイ(FeliCa)に対応しています。
また日本ではGalaxy A23 5Gを移動体通信事業者(MNO)のNTTドコモやKDDI、沖縄セルラー電話、仮想移動体通信事業者(MVNO)のJCOMが取り扱うと発表していり、NTTドコモから「Galaxy A23 5G SC-56C」、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」と「UQ mobile」、JCOMの携帯電話サービス「J:COM MOBILE」から「Galaxy A23 5G SCG18」がともに2022年10月27日(木)に発売されます。
各社ともに発売に先立って事前予約受付を実施しており、販路はNTTドコモではドコモショップや量販店などのドコモ取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」など、auおよびUQ mobileではau Styleやauショップ、UQスポット、量販店などのau取扱店・UQ mobile取扱店および公式Webストア「au Online Shop」と「UQ mobileオンラインショップ」など、JCOMではジェイコムショップなどのJ:COM MOBILE取扱店および公式Webサイト( https://www.jcom.co.jp/service/mobile/ )となっています。
価格(金額はすべて税込)はNTTドコモではドコモオンラインショップなどの直営店なら33,440円(937円/月×23回+11,880円)となっており、残価設定方式の購入施策「いつでもカエドキプログラム」の対象で24ヶ月目に返却して特典を利用した場合の実質負担額は937円/月×23回(総額21,560円)となります。なお、早期利用特典は200円/月とのこと。
またauではau Online Shopなどの直営店なら36,960円で、スマホトクするプログラム(残価14,880円)適用時の実質負担額は960円/月×23回(総額22,080円)となり、機種変更では「5G機種変更おトク割」で5,500円割引、「au Online Shop お得割」で新規契約なら11,000円割引、MNPなら22,000円割引となります。
一方、UQ mobileでは本体価格が36,960円で、割引適用後の販売価格が増量オプションIIに加入した場合に新規契約で25,960円、他社から乗り換え(MNP)で14,960円、増量オプションIIに加入しない場合に新規契約で30,360円、MNPで19,360円となり、機種変更やauや「povo」からの番号移行では割引なしの36,960円となっています。なお、povo2.0の対応機種にもすでに追加されています。
さらにJ:COM MOBILEでは31,680円(税込)となるとのこと。分割払いでは800円/月×36回または1,200円/月×24回となっています。なお、本体色はNTTドコモやau、UQ mobileではブラックおよびレッド、ホワイトの3色展開ですが、J:COM MOBILEではホワイトとブラックの2色が販売されます。今回はそんなGalaxy A23 5Gの日本向け製品について外観を中心に写真を交えて紹介したいと思います。
Galaxy A23 5G SC-56Cの前面。NTTドコモとau、UQ mobileのGalaxy A23 5Gは3色展開
Galaxy A23 5GはGalaxyブランドにおけるエントリーシリーズ「Galaxy A2x」の最新モデルで、昨年発売された「Galaxy A22 5G」の後継機種となります。Galaxy A22 5Gと同じくチップセット(SoC)にMediaTek製「Dimensity 700(MT6833V)」(オクタコアCPU「2.2GHz×2+2.0GHz×6」)を採用し、5Gに対応しつつも低価格を維持し、購入しやすい5Gスマホとなっています。
ディスプレイはGalaxy A22 5Gと同様に画面上部中央に水滴型ノッチ(切り欠き)のあるアスペクト比9:19.5の縦長な約5.8インチHD+(720×1560ドット)TFT液晶を搭載し、画面はAFコーティングが施されたガラス素材で覆われており、大きすぎずに持ちやすく操作しやすいサイズ感に仕上がっており、持った感じも手に収まりやすく重さも感じずに使えます。
またノッチ部分には1/5.0インチ約500万画素裏面照射型CMOS/広角レンズ(F2.0)のフロントカメラを内蔵し、生体認証として顔認証に対応しているほか、新たに側面指紋センサーも搭載しました。これにより、NTTドコモの「dアカウント」ではログインの際の認証方法として指紋認証を利用することができるようになっています。
Galaxy A23 5G SC-56Cを持ってみたところ。ディスプレイの上の縁(ベゼル)には受話口や近接センサーが配置
サイズは約150×71×9.0mm(最厚部9.6mm)、質量は約168gで、外観はGalaxy A22 5Gを踏襲しており、比較的小さめかつ手に馴染む丸みを帯びたデザインで持ちやすいサイズ感となっています。本体カラーはNTTドコモやau、UQ mobileはブラックおよびレッド、ホワイトの3色展開、J:COM MOBILEはホワイトとブラックの2色展開です。背面パネルはポリカーボネート(PC)、側面はガラスを10%含んで強化されたポリカーボネート(PC-GF10%)といった素材が用いられています。
背面のロゴはauやUQ mobile、J:COM MOBILEでは下部に「Galaxy」ロゴと型番「SCG18」、製品製造番号(IMEI)で中央には何もありませんが、NTTドコモでは中央に「docomo」ロゴ、下部に「Galaxy」ロゴと型番「SC-56C」、製品製造番号(IMEI)が記載されています。またおサイフケータイ(FeliCa)やNFCのアンテナは背面の右上あたり、リアカメラの下にあるLEDライトの若干下の左右反対側にあります。
Galaxy A23 5G SC-56Cの背面。左からレッド、ホワイト、ブラック。NTTドコモ版は中央にdocomoロゴが記載されています
Galaxy A22 5Gからの変更点としては前述通りに新たに指紋認証に対応したほか、リアカメラが約1300万画素CMOSから約5000万画素CMOSに強化され、新たにeSIMにも対応してSIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つと合わせてデュアルSIMをサポートしたことなどが主となります。
リアカメラは1/2.76インチの約5000万画素裏面照射型CMOS/広角レンズ(F1.8)のシングル構成で、オートフォーカス(AF)やLEDフラッシュライト、ナイトモード、シーン判別機能などに対応し、動画撮影時には手ブレ補正にも対応しています。なお、静止画の撮影サイズは最大6120×8160ピクセルで、流行りの複数の画素をまとめて明るく撮影できるピクセルビニング技術や上位機種が対応する保存形式のHEIC形式には対応していません。
Galaxy A23 5G SC-56Cのリアカメラ部分。写真ではわかりにくいですが、右側におサイフケータイマークがあります
OSはAndroid 12をプリインストールしており、引き続いて「標準モード」の他にスマホを使うのがはじめてでも使いこなしやすい「かんたんモード」を搭載し、タッチやスクロールなどのスマホの基本操作から地図や動画などの機能の使い方まで実際に触って練習しながら楽しく使い方を学べます。
また同様にGalaxy A22 5GやGalaxy A21にも搭載されていた使い方を無料で電話相談できる「Galaxy使い方相談」機能を搭載し、購入時にはホーム画面に設置してある専用ボタン(アイコン)からサポートセンターへ簡単に問い合わせができるようになっています。さらに購入時に「かんたんガイドブック」がもれなくもらえます。
Galaxy A23 5Gの左右側面。本体正面に向かって左側にはnanoUIMカード(4FF)とmicroSDカードのスロット、右側には上下(音量)キーと指紋センサーを内蔵したサイドキー(電源キー)を搭載。カードスロットはSIMピンを使って開閉する仕様となっており、microSDカードは1TBまでのmicroSDXCカードに対応しています
Galaxy A23 5Gの上下側面。上側には3.5mmイヤホンジャックと送話口/マイク(上部)、下側にはUSB Type-C端子とスピーカー、送話口/マイク(下部)を備えています
主な仕様は内蔵メモリー(RAM)が4GB、内蔵ストレージが64GB、外部ストレージにmicroSDXCカードスロット(最大1TB)、外部接続・充電端子にUSB Type-Cを搭載し、3.5mmイヤホンマイク端子も備え、Wi-Fi 5(2.4および5.xGHz)、Bluetooth 5.2、NFC Type A/B、FMラジオ(ワイドFM対応)、緊急速報メール、位置情報取得(A-GPSなど)。ワイヤレス充電やハイレゾ音源、ワンセグ、フルセグ、赤外線通信には非対応。
製品 | Galaxy A23 5G | Galaxy A22 5G | Galaxy A21 | Galaxy A20 |
型番 | SC-56C SCG18 |
SC-56B | SC-42A SCV49 |
SC-02M SCV46 |
画面 | 5.8型HD+液晶 (水滴型ノッチ) |
5.8型HD+液晶 (水滴型ノッチ) |
5.8型HD+液晶 (水滴型ノッチ) |
5.8型HD+液晶 (水滴型ノッチ) |
大きさ | 150×71×9.0mm | 150×71×8.9mm | 150×71×8.4mm | 150×71×8.1mm |
重さ | 168g | 168g | 159g | 151g |
SoC | Dimensity 700 | Dimensity 700 | Exynos 7884B | Exynos 7884B |
RAM | 4GB | 4GB | 3GB | 3GB |
内蔵ストレージ | 64GB | 64GB | 64GB | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC | microSDXC | microSDXC | microSDXC |
電池容量 | 4000mAh | 4000mAh | 3600mAh | 3000mAh |
生体認証 | 顔、指紋 | 顔 | 顔 | 顔 |
背面カメラ | 50MP | 13MP | 13MP | 8MP |
前面カメラ | 5MP | 5MP | 5MP | 5MP |
SIM | nanoSIM+eSIM | nanoSIM | nanoSIM | nanoSIM |
5G | ○ | ○ | ー | ー |
携帯電話ネットワークは5GのSub6に対応して最大通信速度はNTTドコモでは下り2.1Gbpsおよび上り400Mbps、auおよびUQ mobile、J:COM MOBILEでは下り2.1Gbpsおよび上り218Mbpsとなっています。携帯電話ネットワークの対応周波数は以下の通り。
[Galaxy A23 5G SC-56C]
5G NR: n3, n28, n78(3.5GHz, 3.4-3.5GHz), n79, , , ,
4G LTE: Band 1, 3, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 26, 28, 38, 39, 41, 42
3G W-CDMA: Band I, V
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz[Galaxy A23 5G SCG18]
確認中
バッテリー容量は4000mAh(15.06Wh)で、急速充電「USB PD 2.0」に対応し、連続待受時間(4G)はNTTドコモ版が約410時間、au・UQ mobile版が約450時間、連続通話時間(VoLTE)はNTTドコモ版が約1730分、au・UQ mobile版が約1840分、充電時間は約105分から。同梱品はSIM取り出し用ピン(試供品)のみ。
「設定」→「端末情報」の画面。NTTドコモ向けのGalaxy A23 5G SC-56Cのモデル名は正確には「SC-56C/DS」になる模様。nanoSIMとeSIMのデュアルSIMに対応していることもわかります
「設定」→「端末情報」→「ソフトウェア情報」の画面。OSはAndroid 12をプリインストールしており、ユーザーインターフェースは「OneUI 4.1」となっています
「設定」→「端末情報」→「ステータス情報」の画面。FCC IDは「A3LSMA233JPN」で、ハードウェアとしてはGalaxy A23 5G SC-56CとGalaxy A23 5G SCG18は共通となっています。なお、ともにベトナム製です
「設定」→「端末情報」→「認証情報」の画面。日本向けの認証(いわゆる「技適」)の番号は電波法に基づく工事設計認証が「005-103062」、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定が「ADF220134001」
これまでのGalaxy A22 5GやGalaxy A21などは低価格帯機として一括0円などで販売されて人気となっていましたが、Galaxy A23 5Gもその流れを汲んでおり、Galaxy A22 5Gから若干のスペックアップや機能拡充がなされているので同じような販売数が期待されるものの、為替変動による円安の影響で若干高くなっているのが気になるところです。
とはいえ、値上げされていない旧機種は引き続いて一括0円などとなっているとは思いますが、新機種では他の製品も円安の影響は同じですし、Galaxy A23 5Gが最低価格帯の製品カテゴリーなのは変わりないこともあり、販売数などにはそれほど影響はないのかもしれません。
むしろ他の食品などの値上がりで生活が厳しくなってきていることもあり、少しでもスマホ代を安くしたいという人にはこうしたひと通りの機能や性能が備わっていてしっかりと使えるエントリースマホはさらに人気が増す可能性もありそうです。
本体 | サイズ[高さ×幅×厚さ/mm] | 約150×71×9.0mm | |
質量[g](電池含む) | 約168g | ||
カラー | ブラック、レッド、ホワイト | ||
SoC | MediaTek Dimensity 700/MT6833V(7nmプロセス製造) | ||
CPU | オクタコア(2.2GHz Cortex-A76×2+2.0GHz Cortex-A55×6 | ||
GPU | デュアルコア(950MHz Mali-G57 MC2) | ||
内蔵メモリー(RAM) | 4GB | ||
内蔵ストレージ | 64GB | ||
外部ストレージスロット(最大対応容量) | microSDXC(1TB) | ||
ディスプレイ | サイズ/パネル | 約5.8インチ/TFT液晶 | |
解像度[横×縦] | HD+ | ||
720×1560 | |||
HDR | ー | ||
カメラ | 有効画素数/F値 | リア | 約5000万/F1.8 |
フロント | 約500万/F2.0 | ||
電池・充電 | バッテリー容量 | 4000mAh | |
接続端子 | USB Type-C | ||
ワイヤレス充電(Qi) | ー | ||
連続待受時間(静止時)[4G LTE] | docomo:未定 au・UQ mobile:約450時間 |
||
連続通話時間[VoLTE] | docomo:未定 au・UQ mobile:約1840分 |
||
充電時間 | 約110分〜 | ||
通信・通話 | 通信速度[受信時/送信時の最大速度] | docomo:2.1Gbps/400Mbps au・UQ mobile:2.1Gbps/218Mbps |
|
UIM | nanoUIM/eSIM | ||
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/ー | ||
テザリング同時接続数 [Wi-Fi/USB/Bluetooth] |
10台/1台/3台 | ||
Bluetooth(対応バージョン) | ○(5.2) | ||
国際ローミング [対応ネットワーク:4G LTE/3G W-CDMA/2G GSM] |
○/○/○ | ||
その他 | 防水/防塵 | ○/○ | |
ワンセグ/フルセグ/FMラジオ | ー/ー/○ | ||
おサイフケータイ[FeliCa/NFC] | ○/○ | ||
生体認証 | ○(顔、指紋) | ||
ハイレゾ音源 | ー | ||
OS | Android 12 | ||
メーカー | サムスン電子 |
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(引用元:livedoor news)