最新のハイエンドフラッグシップスマホ「Galaxy S22」をフォトレビュー! |
既報通り、サムスン電子ジャパンは7日、日本市場向けに最新プレミアムスマートフォン(スマホ)「Galaxy S22(ギャラクシー エストゥエンティツー)」(Samsung Electronics製)を2022年4月21日(木)に発売すると発表した。
日本ではNTTドコモ向け「Galaxy S22 SC-51C」と、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」向け「Galaxy S22 SCG13」が販売され、それぞれドコモショップや量販店などのドコモ取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」など、auショップやau Style、量販店などのau取扱店および公式Webストア「au Online Shop」などで取り扱われる。
価格(金額はすべて税込)はGalaxy S22 SC-51Cがドコモオンラインショップなどで127,512円、Galaxy S22 SCG13がau Online Shopなどの直営店で125,030円となっており、いずれも残価設定方式の販売施策「いつでもカエドキプログラム」および「スマホトクするプログラム」対象機種となっているため、23ヶ月目に返却して特典を適用した場合の実質負担額はNTTドコモ版が3,191円/月×23回(総額73,392円)、au版が3,130円/月×23回(総額71,990円)となる。
またNTTドコモでは「5G WELCOME割」によって新規契約や機種変更、契約変更、他社から乗り換え(MNP)では5,500円割引(ドコモオンラインショップでは新規契約のみ5,000ポイント還元)、auでは機種変更では「5G機種変更おトク割」で故障紛失サポートに加入すると16,500円割引(au Online Shopでは16,500円相当のau PAY残高による還元)、au Online Shopでは「au Online Shopお得割」で新規契約なら11,000円割引、MNPなら22,000円割引となる。
今回はそんなGalaxy S22についてサムスン電子ジャパンが7日に「Galaxy Harajuku(ギャラクシー原宿)」(東京・渋谷区)で開催した「Galaxy新製品発表会」のタッチ&トライ会場で実機を試すことができたので、その模様を写真や関連動画を交えながらレポートする。
Galaxy S22は昨年に日本でもNTTドコモやauから発売された「Galaxy S21」の後継機種で、最新フラッグシップモデル「Galaxy S22」シリーズのベース機となる。大まかなデザインや製品コンセプトはGalaxy S21を継承しており、チップセット(SoC)がQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 1」に強化されたほか、画面サイズが6.2インチから6.1インチに若干小さくなり、その分、小型&軽量となった。
また日本向け製品となるGalaxy S22 SC-51CおよびGalaxy S22 SCG13はともに日本でニーズの高いおサイフケータイ(FeliCa)に対応しているほか、内蔵メモリー(RAM)は8GB、内蔵ストレージは256GB、本体色はNTTドコモおよびauともにファントム ブラックおよびファントム ホワイト、ピンク ゴールドの3色展開、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つのシングルSIMとなっており、新たにミリ波にも対応している。
画面は左右端が湾曲していないフラットディスプレイで、上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:19.5の縦長な約6.1インチFHD+(1080×2340ドット)有機EL「Dynamic AMOLED 2X Display」(約422ppi)となっており、引き続いて最大120Hz(48〜120Hz)の可変リフレッシュレートに対応するほか、ゲーミングモードでは最大240Hzタッチサンプリングレートをサポートしている。またHDR10+やEye Comfort Shield、Vision boosterにも対応する。
パンチホール部分にはデュアルピクセルAFに対応した約1000万画素CMOS(1/3.2型、1画素1.22μm)+広角レンズ(F2.2、画角80°)のフロントカメラを搭載し、顔認証に対応しており、生体認証としては他にも画面内指紋センサーに対応している。またディスプレイは強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」で覆われており、防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X)に対応する。
サイズは約146×71×7.6mm(最厚部9.0mm)、質量は約168gで、持った印象はGalaxy S21とあまり変わらないように感じられた。一方で小型化や軽量化した分だけバッテリー容量もGalaxy S21の4000mAhから3700mAhに減っている。そのため、電池持ちは悪くなっており、実際にNTTドコモやauでは連続通話時間や連続待受時間も減っている。
外部接続・充電端子はUSB Type-Cで、急速充電「USB PD 3.0(AFCやQC2.0互換)」およびワイヤレス充電「Wireless Charging 2.0」(最大15W)、Wireless PowerShareに対応する。なお、SペンやmicroSDカードなどの外部ストレージスロット、3.5mmイヤホンマイク端子、ワンセグ・フルセグ(地上デジタルテレビ)には非対応となっている。
機種 | Galaxy S22 | Galaxy S21 |
型番 | SC-51C、SCG13 | SC-51B、SCG09 |
画面 | 6.1型有機EL FHD+(1080×2340ドット) |
6.2型有機EL FHD+(1080×2400ドット) |
サイズ | 146×71×7.6mm(最厚部9.0mm) | 152x71x7.9mm(最厚部9.0mm) |
質量 | 168g | 171g |
電池容量 | 3700mAh | 4000mAh |
連続通話時間 | NTTドコモ:約1300分 au:約1410分 |
NTTドコモ:約1450分 au:約1750分 |
連続待受時間 | NTTドコモ:約220時間 au:約240時間 |
NTTドコモ:約270時間 au:約430時間 |
リアカメラは以下のトリプル構成で、ハイブリッド光学3倍ズームや30倍スペースズーム、ナイトグラフィーに対応し、最新のAIが撮影者の動きと被写体の状況を予測することによって安定感のある撮影を実現し、スーパーHDRが従来比で約64倍以上の色域で撮影でき、細部や色合いを調整して暗い場所や逆光の影響を受ける場所の撮影でも見たままの美しい映像を再現するという。
・約5000万画素CMOS(1/1.5型、1画素1.0μm、Dual Pixel AF)+広角レンズ(F1.8、画角85°、OIS)
・約1200万画素CMOS(1/2.5型、1画素1.4μm)+超広角レンズ(F2.2、画角120°)
・約1000万画素CMOS(1/3.9型、1画素1.0μm)+望遠レンズ(F2.4、画角36°、OIS、光学3倍)
背面のロゴはNTTドコモ版では中央に「docomo」、下部に「Galaxy」と型番「SC-51C」が記載され、au版では下部に「Galaxy」と型番「SCG13」のみとなっている。また写真ではわかりにくいが、背面中央右側におサイフケータイマーク(アンテナ)がある。なお、背面パネルはGalaxy S21では樹脂製(ヘイズコーティング)となっていたが、Galaxy S22では再びガラス製(AFコーティング)となった。側面フレームは引き続いてアルミニウムとなっている。
その他、Wi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4GHzおよび5.xGHz)の無線LANやBluetooth 5.2、NFC Type A/B、FMラジオ(ワイドFM対応)、加速度センサー、気圧センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、ホールセンサー、近接センサー、環境光センサー、位置情報取得(A-GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)などに対応。
携帯電話ネットワークでは5G NR方式におけるSAおよびNSAをサポートし、Sub6およびミリ波(mmWave)に対応しており、対応周波数帯は以下の通り。SIMカードトレイはSIMピンを使って引き出すタイプ。OSはAndroid 12をプリインストールし、ユーザーインターフェースは「One UI 4.1」となっており、セキュリティーチップやセキュリティーメモリーを搭載して強化された「Samsung Knox Vault」に対応しているという。
○NTTドコモ「Galaxy S22 SC-51C」
5G SA TDD: n78(3.7GHz), n79, n257
5G NSA TDD: n78(3.5GHz, 3.7GHz), n79, n257
4G LTE FDD: Band 1, 3, 4, 5, 7, 12, 13, 19, 21, 28
4G LTE TDD: Band 38, 39, 40, 41, 42(3.4GHz, 3.5GHz)
3G W-CDMA: Band I(FOMA非対応), V
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz○au「Galaxy S22 SCG13」
5G: n3, n28, n77, n78(3.5GHz, 3.7GHz), n257
4G LTE FDD: Band 1, 3, 4, 5, 7, 12, 13, 18, 28
4G LTE TDD: Band 38, 39, 40, 41, 42(3.4GHz, 3.5GHz)
3G W-CDMA: Band I, V
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz
Galaxy S22の左右側面。右側には音量上下キーとサイド(電源/ロック)キーが配置され、左側には何もなし
Galaxy S22の上下側面。上側には送話口/マイク(上部)、下側には送話口/マイク(下部)およびSIMカードトレイ(スロット)、USB Type-C端子、外部スピーカーが配置されている
Galaxy S22 Ultra(左)とGalaxy S22(右)の比較。大きさがかなり違うのがわかる
また純正アクセサリーとして「Frame Cover」(全1色)や「Smart LED View Cover」(全1色)、「Smart Clear View Cover」(全2色)、「Silicone Cover with Strap」(全2色)、「Protective Standing Cover」(全2色)、「Screen Protector」(全1色)が販売されている。最後に発表会でのプレゼン動画および関連動画を紹介する。
S-MAX:Galaxy発表会「Galaxy S22 Ultra」「Galaxy S22」製品説明パート【プレゼン&中継】
Galaxy S22|S22 Ultra:最新 Galaxy Sシリーズ発売!テレビCM
Galaxy x BTS: Galaxy for the Planet(より良い未来のために)
本体 | サイズ[高さ×幅×厚さ/mm] | 約146×71×7.6mm(最厚部9.0mm) | |
質量[g](電池含む) | 約168g | ||
SIM | nanoSIMカード×1 | ||
OS | Android 12 | ||
SoC | Snapdragon 8 Gen 1 | ||
2.99GHz×1+2.4GHz×3+1.7GHz×4 | |||
オクタコアCPU | |||
内蔵メモリー(RAM) | 8GB | ||
内蔵ストレージ | 256GB | ||
外部ストレージ(最大対応容量) | ー | ||
ディスプレイ | サイズ/パネル | 約6.1インチ/Dynamic AMOLED(有機EL) | |
解像度[横×縦] | Full HD+ | ||
1080×2340ドット | |||
カメラ | 有効画素数/F値 | リア | 5000万画素/1.8 約1200万画素/2.2 約1000万画素/2.4 約1000万画素/4.9 |
フロント | 約1000万画素/2.2 | ||
電池 | バッテリー容量 | 3700mAh | |
通信・通話 | 5G通信速度[受信時/送信時の最大速度] | NTTドコモ:4.9Gbps/1Gbps au:4.2Gbps/481Mbps |
|
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ | ||
テザリング同時接続数 [Wi-Fi/USB/Bluetooth] |
10台/1台/3台 | ||
Bluetooth(対応バージョン) | ○(5.2) | ||
充電 | 接続端子 | USB Type-C | |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ | ||
その他 | 防水/防塵 | ○(IPX5・IPX8)/○(IP6X) | |
ワンセグ/フルセグ | ー/ー | ||
おサイフケータイ [FeliCa/NFC] |
○/○ | ||
生体認証 | ○(指紋、顔) | ||
ハイレゾ | ○ | ||
カラー | ファントム ブラック ファントム ホワイト ピンク ゴールド |
||
メーカー | サムスン電子 |
製品 | 本体価格 | 実質負担額※ |
Galaxy S22 SC-51C |