縦折り5Gスマホ「Galaxy Z Flip 5G SC-54B」をチェック! |
既報通り、NTTドコモは9月29日に最新のフォルダブルスマートフォン(スマホ)として5Gに対応した縦に折りたたむことができる「Galaxy Z Flip3 5G SC-54B(ギャラクシー ゼット フリップスリー ファイブジー エスシーゴヨンビー)」(Samsung Electronics製)を2021年10月6日(水)に発売すると発表した。
また、NTTドコモは6日にオンラインにて「2021-2022冬春 新商品に関する記者説明会」を開催し、Galaxy Z Flip3 5G SC-54Bを含む8機種のスマホと1機種のノートパソコン(PC)を「2021-2022冬春モデル」としてラインナップすることを発表した。
ドコモショップや量販店などのドコモ取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」で販売中で、ドコモオンラインショップでの価格(金額はすべて税込)は148,896円、いつでもカエドキプログラムに加入した場合、23カ月目に本体を返却した際、残価60,720円の支払いが不要になるため、支払い金額が88,176円(3,833円/月×23回)となる。
いつでもカエドキプログラムに加入せずに分割で支払う場合は、12,408円/月×12回、6,204円/月×24回、4,136円/月×36回のいずれかを選択することができる。
今回はNTTドコモの記者説明会の後に開催されたメディア向けタッチ&トライ会場および事前説明会でGalaxy Z Flip3 5G SC-54Bの実機を試すことができたので、写真を交えながらレポートする。
なお、「Galaxy Z Flip3 5G」については、既に実機レビューの記事を公開しているので、そちらも参考にしてほしい。
タッチ&トライ会場の展示スペース
Galaxy Z Flip 5G SC-54Bを開いた状態の本体正面
Galaxy Z Flip 5G SC-54Bを開いた状態の本体背面。左がクリーム、右がファントムブラック
Galaxy Z Flip 5G SC-54Bを閉じた状態の本体正面(カバーディスプレイ側)
Galaxy Z Flip 5G SC-54Bを閉じた状態の本体背面
オープン時の本体サイズは約166×72×6.9mm、クローズ時の本体サイズは約86×72×15.9mmや重量は約184g、メインのディスプレイは約6.7インチ Full HD+(1080×2640)Dynamic AMOLED(有機EL)を、サブディスプレイ(カバーディスプレイ)は約1.9インチで独自解像度(512×260)のSuper AMOLED(有機EL)をそれぞれ搭載している。
本体のカラーバリエーションは「クリーム」と「ファントムブラック」の2色展開。クリームはツヤ有り、ファントムブラックはツヤ消しで、カバーディスプレイ部分はCorning(コーニング)の「Gorilla Glass Victus(ゴリラガラス ビクタス)」を採用し、高い耐久性を保つ仕様となっている。
折りたたんだ状態での正面向かって右側面(上)と左側面(下)
折りたたんだ状態での下部側面(上)とヒンジ部分(下)
本体正面に向かって右側面には上下(音量)キーと電源キーを、左側面にはnanoUIMカード(4FF)スロットを搭載。折りたたんだ状態の下部側面にはマイク、USB Type-C端子、スピーカーを備えており、ヒンジ部分には「Galaxy」のロゴが入っている。
本体左側面のカードスロットはSIMピンを使って取り出す仕様で、microSDカードには対応していない。また、3.5mmイヤホンジャックも搭載していない。
背面下部
クリームのアウトカメラ部分
ファントムブラックのアウトカメラ部分
背面には約1200万画素のCMOSカメラを2つ、LEDフラッシュ、FeliCaポートを備えている。バッテリー容量は3300mAhと今どきのハイスペックスマホとしては少ないが、上下に折れることでどうしても大容量バッテリーの搭載が難しいと思われる。ハイスペックが故に様々なメリットがある一方で、バッテリー消費の問題がつきまとうため、使い方によっては「電池持ち」に悩まされるかもしれない。なお、充電方法はUSB Type-Cケーブル(Power Delivery Revision2.0対応)に加え、Qiのワイヤレス充電にも対応している。
折り曲げる角度を気にせず置くことができる
Galaxy Z Flip 5G SC-54Bの特長
ハンズフリー撮影とフレックスモード
カバーディスプレイ
ディスプレイ上部中央のパンチホールには約1000万画素CMOS(F2.4)のインカメラを搭載する。角度を調整して卓上に置くこともできるため、ハンズフリーでのビデオ通話やインカメラを使った撮影の幅も広がる。また、Galaxy Z Flip 5G SC-54Bは自撮り=インカメラではなく、アウトカメラでもカバーディスプレイを見ながら自撮りが可能。用途に合わせてどちらのカメラでも自撮りができるのも一般的なスマホと大きく異なる点だ。
クリームをオープンした状態で手に持ったところ(正面)
クリームをオープンした状態で手に持ったところ(背面)
クリームをクローズした状態で手に持ったところ(正面)
クリームをクローズした状態で手に持ったところ(背面)
ファントムブラックをオープンした状態で手に持ったところ(正面)
ファントムブラックをオープンした状態で手に持ったところ(背面)
ファントムブラックをクローズした状態で手に持ったところ(正面)
ファントムブラックをクローズした状態で手に持ったところ(背面)
開いた状態では一般的なスマホよりも縦長で、縦長スマホの代名詞ともいえるXperiaシリーズのフラッグシップモデル「Xperia 1 III SO-51B (エクスペリア ワン マーク スリー エスオーゴイチビー)」の本体サイズとほぼ同等だ。
・Galaxy Z Flip3 5G SC-54B…約166×72×6.9mm
・Xperia 1 III SO-51B…約165×71×8.2mm
Xperiaシリーズも幅が狭いため握りやすい・持ちやすいという印象を受けるが、Galaxy Z Flip3 5G SC-54Bも同等の幅のため持ちやすく感じる。折りたたんでコンパクトになればさらに持ちやすさがアップする。手のサイズにもよるが、これくらいのサイズ感がちょうど良いと感じる人は多いのではないだろうか。
Clear Cover with Ringを装着した正面
Clear Cover with Ringを装着した背面
Clear Cover with Ring
docomo selectでは専用ケースの「Clear Cover with Ring」を取り扱う。ドコモオンラインショップでの価格は4,950円でこちらも現在は販売中。クリアケースのためただ装着するだけでも良いが、デコレーションして楽しむこともできる。
左がアプリ一覧の画面、右が「設定」の画面
左が「ストレージ」の画面、右が「端末情報」の画面
OSはAndroid 11、チップセット(SoC)はQualcomm Snapdragon 888(2.8GHz+1.8GHzのオクタコアCPU)、内蔵メモリー(RAM)は8GB、内蔵ストレージ(ROM)は128GBを搭載し、前述の通り外部メモリー(microSDカード)には対応しない。
世界初の耐水性折りたたみスマホとして、フォルダブルスマホでは初めてIPX8の防水性能に対応しているが、防塵性能には対応しない。モバイルネットワークはSub6(サブシックス:6GHz未満の低周波数帯)の5Gに対応しており、下り最大4.2Gbpsおよび上り最大218Mbps、4G(LTE)は下り最大1.7Gbpsおよび上り最大75Mbps、ドコモの3GサービスFOMAには対応しない。対応バンドは5Gがn78/n79、4G(LTE)がB1/B3/B19/B21/B28/B42。なお、海外利用では4G(LTE)および3G(W-CDMA)、2G(GSM)に対応している。
無線LANは、IEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6)に、BluetoothはVersion 5.1に対応する。
別途ラジオアンテナ付きイヤホン(USB Type-C)を用意する必要があるが「FMラジオ」にも対応。オーディオ機能では、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)対応のステレオスピーカーを搭載、ハイレゾにも対応。ワンセグやフルセグ、Sペンには対応していない。生体認証は顔認証と指紋認証に対応する。
折りたたみ形状のスマホは現在では主流ではなく色物製品の印象が強くなってしまうが、単に変わった形状のスマホではなく、そもそもハイスペックな製品であることが前提で、その上で折りたたみ形状を活かした使い方や機能も搭載していると考えたほうが良いだろう。
最後にGalaxy Z Flip 5G SC-54Bに関連する動画を紹介する。
【docomo|Galaxy】【お待たせしました】docomoから発売決定!Galaxy Z シリーズのお得な情報をドコモとGalaxyの商品企画担当がご紹介!素敵なプレゼント
Galaxy Z Fold3|Z Flip3 5G、日本に登場。
Galaxy Z Fold3 5G | Z Flip3 5G:世界初“防水”折りたたみスマホ
本体 | サイズ[高さ×幅×厚さ/mm] | オープン 約166×72×6.9mm クローズ 約86×72×15.9mm |
|
UIM | nanoUIM | ||
質量[g](電池含む) | 約184g | ||
OS | Android 11 | ||
CPU | Snapdragon 888 | ||
2.8GHz+1.8GHz | |||
オクタコア | |||
内蔵メモリー(RAM) | 8GB | ||
内蔵ストレージ | 128GB | ||
外部メモリ最大対応容量 | 非対応 | ||
ディスプレイ(メイン) | サイズ/パネル | 約6.7インチ/Dynamic AMOLED(有機EL) | |
解像度[横×縦] | Full HD+ | ||
1080×2640 | |||
HDR | ○ | ||
ディスプレイ(サブ) | サイズ/パネル | 約1.9インチ/Super AMOLED(有機EL) | |
解像度[横×縦] | 独自解像度 | ||
512×260 | |||
カメラ | 有効画素数/F値 | アウト | 約1200万画素/1.8 約1200万画素/2.2 |
イン | 約1000万画素/2.4 | ||
電池 | バッテリー容量 | 3300mAh | |
通信・通話 | 通信速度[受信時/送信時の最大速度] | 5G:4.2Gbps/218Mbps 4G:1.7Gbps/75Mbps |
|
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ | ||
テザリング同時接続数 [Wi-Fi/USB/Bluetooth] |
10台/1台/3台 | ||
Bluetooth(対応バージョン) | ○(5.1) | ||
スグアプ/スグ電 | ○/○ | ||
WORLD WING [対応ネットワーク:4G(LTE)/3G/GSM] |
○/○/○ | ||
充電 | 接続端子 | USB Type-C | |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ | ||
その他 | 防水/防塵 | ○/- | |
ワンセグ/フルセグ | -/- | ||
おサイフケータイ [FeliCa/NFC] |
○/○ | ||
生体認証 | ○(指紋、顔) | ||
ハイレゾ | ○ | ||
カラー | クリーム ファントムブラック |
||
メーカー | サムスン電子 |
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(引用元:livedoor news)