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5G対応スタンダードスマホ「SHARP AQUOS sense6」を細かく紹介! |
既報通り、シャープが新しい5G対応のスタンダードスマートフォン(スマホ)「AQUOS sense6」を開発し、2021年11月上旬以降に各販路にて順次発売されると発表しました。現時点ではNTTドコモから「AQUOS sense6 SH-54B」とauから「AQUOS sense6 SHG05」がそれぞれ2021年11月上旬以降に発売されることが案内されています。
一方、AQUOS sense6 SH-54BとAQUOS sense6 SHG05はともに4GB内蔵メモリー(RAM)と64GB内蔵ストレージであり、シャープでは6GB RAM+128GBストレージモデルもあることが案内されているため、他からも販売されると見られます。
なお、両機種ともにすでにドコモショップやauショップ、量販店、公式Webストア「ドコモオンラインショップ」や「
au Online Shop」などのドコモ取扱店やau取扱店にて予約受付が実施されており、価格はともに現在は明らかにされておらず、後日案内されるとのこと。
本機は5G対応かつ前機種の「AQUOS sense5G」から大画面化した6.1インチIGZO OLED(有機EL)ディスプレイを搭載しながらも軽さ156gを実現しているほか、カメラの暗所撮影性能の強化やシャープ製家電の操作機能など新機能も多数搭載しています。今回は低価格帯の人気スマホの新機能についてシャープが開催した発表会の内容からより詳しく見ていきたいと思います。
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まずはカメラ機能から見ていきますが、背面カメラはより高感度になった約4800万画素CMOS/標準(広角)レンズ(F1.8)、約800万画素CMOS/広角(超広角)レンズ(F2.4)、そして標準に対して光学2倍ズーム相当で撮影できる望遠レンズ(F2.4)カメラのトリプルレンズカメラを搭載しています。
もちろん、スタンダードモデルとしておサイフケータイ(FeliCa)や防水(IPX5・IPX8)、防塵(IP6X)に対応しているほか、通常利用で1週間持つ大容量4570mAhバッテリー、3.5mmイヤホンマイク端子も搭載しています。
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外観は既存のAQUOS sense5Gと同じくアルミユニボディーで、軽さ156gかつ薄さ7.9?を実現。また側面は上位モデルの「AQUOS zero」シリーズを思わせる内側に窪みのあるシャープな形状になり、持ちやすさと熱の放出ともに有利な形状となりました。底面にはUSB-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、モノラルスピーカーを搭載。
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●大画面6.1インチOLEDとディスプレイ内蔵指紋センサー
最大の変更点は約6.1インチIGZO OLED(有機EL)の採用です。以前から「AQUOS」スマホの上位モデルには採用されていましたが、今回、AQUOS senseシリーズでは初採用となりました。
これにより、最大輝度1300nitの表示や10億色の諧調表現、黒の締まったコントラスト比1300万:1の表現が可能になり、HDRムービーの表現の幅も大きく広がります。リフレッシュレートは60Hzですが、タッチセンサーは120Hz駆動なので操作への反応も良好です。画面サイズが縦方向に広くなりLINEやSNSの縦スクロール画面を見やすくなりました。
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有機ELを採用したことで気になるバッテリーの持ちですが、デモでは従来モデルと比べて同じサイズの動画を省電力に表示できるというデモを実施していました。有機ELと液晶は動作原理が違う上に消費電力は表示内容にも影響されますが、従来のIGZO液晶と比べてバッテリー消費が大幅に変わることはなさそうです。
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液晶搭載の従来モデルとAQUOS sense6でバッテリー持ちの違いを比較するデモ
ちなみに従来同様の1週間持つ大容量4570mAhバッテリーはさらに普段は満充電の直前で充電を止めてバッテリー寿命を延ばすインテリジェントチャージ機能を追加しました。購入時には設定しておくといいでしょう。
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また有機ELとなったことでパネルが薄くなったため、指紋認証センサーはディスプレイ内蔵になりました。
実際のロック解除は顔認証も併用でき、本体を手で持ち上げるか画面タップや電源ボタンで画面が点灯した時点で顔認証によりロック解除され、顔認証できない場合に指紋認証を使うので使い勝手の不便さはさほどありません。
ただ従来のAQUOS senseシリーズの利用者から見ると、ホームキーがなくなっているため、これまでホームキーに内蔵されていた指紋認証もなくなったのかと勘違いして驚くかもしれません。
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指紋認証センサーはディスプレイ内蔵型に
●スマホ決済の使い分けに便利な「Payトリガー」
またシャープ独自機能として提供している指紋認証センサー長押しすることで指定したアプリを起動できる「Payトリガー」は新たに複数のアプリをまとめたフォルダーの表示も可能になりました。
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指紋認証センサー長押しで、スマホ決済など特定のアプリの起動や設定したフォルダーを表示できる「Payトリガー」(写真はAQUOS zero6ですが、AQUOS sense6でも同様に使えます)
Payトリガーなどの独自機能は「AQUOSトリック(旧AQUOS便利機能)」から設定できます。この画面でロック解除の便利な設定も変更できるので、購入したら必ずチェックしておきましょう。
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Payトリガーは、AQUOSトリックからロック解除周りの機能と一緒に設定できる
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Payトリガーの起動やフォルダーのアプリは自由に指定できる。スマホ決済以外のアプリのランチャーとしても便利
●シャープ製家電を遠隔操作「Smart home HUB」
さらにシャープ製エアコンや空気清浄機などを自宅や外出先から遠隔操作できる「Smart home HUB」を新たに追加されています。これは特別なアプリが用意されているわけではなく、本体ソフトウェアの機能で、画面上端を下にスワイプして表示できる「クイック設定パネル」から利用します。
なお、Smart home HUBはこれまで販売された他のAQUOSスマホもAndroid 12へのOSバージョンアップ予定があるモデルには追加される予定です。
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「Smart home HUB」を使うと、外出先からもシャープ製家電を操作できる
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従来のシャープ製スマホもAndroid 12へのOSバージョンアップ時に追加される予定
Smart home HUBの利点は操作できる機能を絞り込んで複数の家電を素早く操作できる点です。家電ごとに個別のアプリを操作する必要がありません。対象家電は多岐に渡りますが、特にエアコンや空気清浄機などは便利に使えそうです。
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クイック設定パネルから「Smart home HUB」を起動
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外出先からでも自宅のエアコンや空気清浄機などを操作できる
●性能はSnapdragon 690で据え置きながら、eSIM対応モデルも用意
AQUOS sense6のチップセット(SoC)は前機種のAQUOS sense5Gと同じQualcomm製「Snapdargon 690 5G Mobile Platform」となっているため、マイナーバージョンアップモデルだと思われる節もありますが、このSoCはそこそこ性能が高いので、今回はその代わりにディスプレイやカメラ、軽量化などに力を入れてきた格好です。
RAMと内臓ストレージは前述通りに4GB RAM+64GBストレージモデルと、6GB RAM+128GBストレージモデルが用意されていますが、NTTドコモ向けとau向けのモデルはいずれも4GB RAM+64GBストレージの仕様です。またmicroSDXCカードももちろん利用できます。
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NTTドコモ向けはライトカッパーおよびシルバー、ブラックに加え、ドコモオンラインショップ限定のブルーメタリックを用意。ただし、eSIM非対応となっている
なお、SIM周りの仕様ですが、ベースとしてはnanoSIMカード(4FF)スロットとeSIMの両方に対応し、デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)で利用できます。ただし、NTTドコモ向けはeSIM非対応、au向けはeSIM対応となっています。
また5GはSub6とNR化の転用周波数帯に対応。なお、周波数帯が各社向けで異なっており、NTTドコモ向けの4Gと5Gにおける対応周波数帯は5Gのn77およびn78、n79、4GのBand 1および3、5、12、17、18、19、21、39、42で、auは現時点で未公表。両機種ともにSIMロックはかかっていませんが、購入して他社のネットワークで使う場合は注意しましょう。
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(引用元:livedoor news)