New features from Androidーー顔でジェスチャー操作などの新機能が追加! |
Googleは23日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けプラットフォーム「Android」において顔でジェスチャー操作する「Camera Switches」および「Project Activate」などのさまざまな13個の新機能を今シーズンに追加すると発表しています。
同社はここ数年はAndroidのメジャーバージョンとは別に新機能を追加するようになっており、旧バージョンの利用者でもこれらの新機能を利用できるようにしているため、Androidスマホなどを利用することでより多くのことができ、安全を確保し、より楽しく楽しめるように展開しています。
今回、新機能として紹介されているのは他にLookoutに手書き認識機能を導入し、Android TV搭載のテレビをAndroidスマホなどから操作できるようになったり、Google アシスタントでリマインダーを使って日々のタスクを管理したり、Google フォトで写真や動画をパスコードで保護したり、Gboardで新しい絵文字や自動入力の強化などが行われるということです。
まずはAndroidスマホなどでテレビを操作する機能は同日よりアメリカにて提供され、さらに今後数週間で14カ国・地域にて順次提供されるほか、Camera SwitchesおよびProject Activateは今週から提供され、他の機能もGoogle アシスタントやGoogle フォト、Android Auto、Gboardなどの各アプリのアップデートによって利用できるようになるということです。
なお、以下に紹介している機能以外にも今年初めから「Pixel」シリーズにて先行して提供されているヘッドアップ機能がAndroid 9以降でDigital Wellbeingの設定から利用できるようになりました。これにより、歩いているときやスマホなどを使用しているときに顔を上げて警戒するようにリマインダーが表示されます。その他は https://www.android.com/google-features-on-android/fall-2021/ をチェックしてみてください。
○顔でジェスチャー操作
Camera SwithesとProject Activateは運動障害や言語障害のある人からヒントを得て開発された2つの新しいユーザー補助機能で、顔のジェスチャーでスマホなどを使用できるようになります。まずCamera Switchesはアプリ「Android ユーザー補助設定ツール」の機能で、フロントカメラをタッチ操作の代替としてスイッチに変えてスマホの操作に使えるようになります。
一方、Project Activateはその場でのコミュニケーションや自己表現を容易にする新しいアプリで、顔や目の動きを使って「待って!」などの特定のフレーズで会話したり、「笑って」などの音声を再生したり、「ここに来てください」などのテキストメッセージを送信したりというようにあらかじめ設定されたアクションを起動することができます。
またアクセシビリティーの新機能として「Lookout」に手書き認識機能が導入されます。Lookoutはスマホなどのカメラを使って視力の弱い人や目の不自由な人がより速く、より簡単に作業できるようにするアプリで、ドキュメントモードではラテン語ベースの言語の手書きと印刷した文字の両方を読み取るようになりました。また通貨モードでユーロとインドルピーが追加されています。
○テレビ操作
新たにAndroidスマホなどからGoogle TVやAndroid TV搭載のテレビの操作ができるリモコン機能が追加されます。これにより、Androidスマホなどからテレビの電源を入れたり、おすすめの番組を検索したり、お気に入りの番組を起動したりすることができるようになるため、ソファにリモコンを落としたりしてしまってもGoogle TVで見たい番組を見つけることができます。
またAndroidスマホなどのキーボードを使って複雑なパスワードや映画名、検索キーワードをすばやく入力することもできるとのこと。利用するにはAndroidスマホなどの「クイック設定」に「リモートタイル」を追加するか、Google TVアプリにて行います。なお、今後数週間のうちに提供される14カ国・地域に日本が含まれているかどうかは不明です。
○Google アシスタントのリマインダー
Google アシスタントのリマインダーを使えば、毎日のやるべきことを管理するのがさらに簡単になります。「ねぇ、Google、私のリマインダーを開いて」と話かければ、すべてのリマインダーを管理できるようになり、さらに定期的なリマインダーの候補が表示され、タップするだけで起動可能となります。もちろん、声を使ってTo Doを作成し、自動化することもできるとのこと。一度設定すれば、家にいても外出中でもあなたのAndroidスマホなどの製品上でGoogleが最適なタイミングで通知してくれます。
○Android Autoで複数プロファイルやデュアルSIMに対応
Android Autoを使えば、お気に入りの音楽やニュース、ポッドキャストを素早く起動して聴くことができ、Google アシスタントによるパーソナライズされたオススメの音楽などを楽しむことができます。また駐車場で持ち帰り用の注文を待っている間や車の充電をしている間にGame Snacksのさまざまなゲームをプレイすることもできます。
さらに通勤時にAndroid Autoが仕事用プロファイルを新たにサポートすることで、仕事の重要な打ち合わせやメッセージを把握することができるほか、さらにデュアルSIMのAndroidスマホを使っている場合にはAndroid Autoで通話する際にどちらのSIMを使用するかを選択できるようになったとのこと。
その他にもndroid Autoにおける「Waze」も刷新され、より合理的なナビゲーションを実現しています。新しいデザインではタッチパッドのサポートやナイトモード、車線案内のサポートなどが盛り込まれ、地図と案内が前面に表示され、他の要素が邪魔にならないようになっています。WazeやGoogle マップをはじめとする多くのナビゲーションアプリを搭載したAndroid Autoを使えば、目的地への移動が簡単になります。
これらのAndroid Autoの機能は対応する車に接続されたAndroidスマホなどでまもなく利用可能になります。対応車を持っていない場合でもGoogle アシスタントのドライビングモードのアップデートなど、Googleがドライブをサポートする他の方法をAndroidスマホなどで確認することができます。
○Google フォトで写真や動画のパスコード保護
これまでPixelシリーズのみで提供されてきたGoogle フォトのロック付きフォルダー機能が間もなく他のAndroid搭載製品にも展開されます。Googleフォトのロックされたフォルダーにはパスコードで保護され、写真と動画を別々に保存できるため、Google フォトや製品上の他のアプリで写真や動画を参照しても表示されません。
○Gboardで新しい絵文字の追加や自動入力の強化
Gboardの絵文字に新たな機能が追加され、自分の気持ちを表現できるようになります。今秋には1500種類以上のステッカーが登場し、「🦉🐐🍞🍓」のようなお気に入りの絵文字の組み合わせがさらに増えます。またGboardはメッセージをより楽しくするだけでなく、新機能によってより速く、よりスムーズなコミュニケーションをサポートします。
まず電話番号やメールアドレス、URLなど複数の情報を含むテキストをコピーすると、Gboardが自動的に抽出して複数の貼り付け候補に分けて表示するので最も重要な情報を選択することができるようになります。
次にスクリーンショットを撮った直後にメッセージングアプリを開いた場合、Gboardはそのスクリーンショットを共有候補として表示するようになりました。そして最後にAndroid 11以降では機械学習(ML)によってスワイプするだけで素早く文章を完成させることができる「Smart Compose」が導入されます。
○Nearby Sharの共有相手を管理
ファイル共有機能「Nearby Share」の表示設定が改善され、誰が自分のデバイスを発見し、ファイルを送信できるかを完全にコントロールできるようになりました。「全員」または「連絡先」、「誰もいない」のいずれかを選択でき、いつでもクイック設定から簡単に変更することができます。
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(引用元:livedoor news)