ガーミンジャパン、ウェアラブル製品「Garmin」シリーズにて血中酸素トラッキング機能を4月27日より順次…

2021年4月29日

Garminのスマートウォッチなどのウェアラブル製品で血中酸素測定が可能に！

ガーミンジャパンは27日、同社が販売するウェアラブルデバイス「Garmin」シリーズにおける対象製品において2021年4月27日（火）より「血中酸素トラッキング」機能への対応を順次開始すると発表しています。これにより、対象製品では血液中に取り込まれた酸素レベルを測定することによってより効果的に運動能力の向上や健康促進のサポートに役立てることができます。

なお、血中酸素トラッキング「Garmin Connect Mobile」への反映は4月28日（水）12：00以降にリリースされるアプリの更新を行うことで対応となるとのこと。また同社では自己診断または医師への相談をはじめとする医学的な使用を意図するものではなく、疾病の治療や診断、予防を目的とした医療機器ではないとしています。

Garminではさまざまなラインナップのウェアラブルデバイスにフィットネスとウェルネスの範囲で身体の適応や反応を見ることのできる機能の1つである血中酸素トラッキング機能を搭載し、血中酸素レベルを知ることで体調を評価してフィットネスの目標を立てたり、適切なトレーニング強度を決定することに役立つとしています。

例えば、急激に変化する高度で野外活動をしている場合に変化の状況によって体がどのように反応しているかを知ることが可能なほか、血中酸素の数値を心拍数データと組み合わせることで運動プログラムの有効性を評価するのに役立ち、さらに血中酸素データを活用して睡眠時間やレム睡眠、睡眠中の身体の動きなどのデータをより深く理解することもできるとのこと。

（1）高度目盛り
（2）過去24時間の平均血中酸素トラッキングの表示グラフ
（3）直近の血中酸素トラッキング値表示
（4）血中酸素トラッキングのパーセンテージ目盛り
（5）過去24時間の高度表示グラフ

対象機種のソフトウェア更新を行うことで、血中酸素トラッキング機能が利用できるようになり、4月27日より順次提供が開始される機種は以下の通り。なお、4月6日時点で対応予定となっていたLilyシリーズについては追って対応開始予定とのこと。最新バージョンへのソフトウェア更新については公式Webサイト内の各製品ページのアップデートタブからご確認ください。

＜4月27日対応開始の機種＞
・ForeAthlete 945／745／245シリーズ
・VENU／VENU SQシリーズ
・vivoactive 4／4Sシリーズ
・Legacyシリーズ
・vivomove 3／3Sシリーズ
・vivomove Style／Luxeシリーズ
・vivosmart 4
・Approach S62
・MARQ
・fenix 6シリーズ
・Quatix 6X
・Enduro
・fenix 5X Plus
・Instinct Dual Powerシリーズ
・Descent Mk2／Mk2i

表示画像のイメージ。Garmin Connectアプリにおいても時系列に沿って数値の変化が各カラーにて表示されます（数値は70％未満、70〜79％、80〜89％、90〜100％で色分けして表示）

また血中酸素トラッキングは特定の機種では現在の高度または高度のビューとともに1日を通して定期的に追跡することも可能です。高度表示を含む血中酸素レベルの終日トラッキングモードは「Approach S62」および「Instinct Dual Power」シリーズ、「ForeAthlete 245」、「ForeAthlete 245 Music」、「vivomove 3」、「vivomove 3S」、「vivomove Style」、「vivomove Luxe」、「vivosmart 4」、Lilyシリーズは非対応。

その他、同社では動作中の測定や製品の装着状態、使用環境下の他の光源の影響などによって正確な数値が測定されないことも考えられ、Garminでは血中酸素トラッキングは医療目的での利用を意図したものではありませんが、より正確なデータ測定を可能にするために常に最新のソフトウェアに更新されることをオススメしています。