NEC PCが8インチコンバーチブルUMPC「LAVIE MINI」を参考出展! |
NECパーソナルコンピュータ(以下、NEC PC)は7日、現在開催中のイベント「All-Digital CES 2021」のレノボバーチャル出展において海外向けの新型ノートパソコン(PC)「LAVIE Pro Mobile」を発表したほか、テクノロジーデモンストレーションとしてゲーム機にも変身する8インチモバイルPC「LAVIE MINI」の参考展示を行ったと発表しています。
LAVIE Pro Mobileは日本国内でも定評のある13.3型ワイドディスプレイと約889gの質量でモバイル性はそのままに、新たにIntelの第11世代Core i7 CPUを搭載し、また海外向けモデル専用のキーボード設計を採用しています。
一方、LAVIE MINIはNEC PCの軽量小型化技術を使ったゲーミング市場向けの新コンセプトで、小型ノートPCとして使えるほか、ゲームパッドを装着した小型ゲーム機、外部モニターと接続して家庭用据え置き型ゲーム機と、3つのスタイルに変身する多目的なPCです。
なお、LAVIE MINIは今回、NEC PCのテクノロジーデモンストレーションとしてAll-Digital CES 2021での展示を行っており、現段階で商品化の予定はないとのことですが、All-Digital CES 2021での反応を見て今後商品化を検討していくとしています。
LAVIE MINIはヒンジ部が360°回転してタブレットとしても使えるコンバーチブルタイプの8インチモバイルPCで、サイズ的にはUMPC(ウルトラモバイルPC)に含まれ、重さが約579g、サイズが約200×147×16.95mmとなっています。参考出展かつ商品化の予定はないとのことですが、スペックはかなり明らかにされており、製品としての完成度は高そうです。
ディスプレイはタッチ操作(光学式)に対応した約8インチWUXGA(1920×1200ドット)液晶(明るさ400nit)を搭載し、CPUはIntel製「Core i7-1180G7」、GPUはIntel製「Iris Xe Graphics」、内蔵メモリー(RAM)は16GB(8GB×2)のLPDDR4X(4266MHz)、内蔵ストレージは256GB SSD(M.2 2242 PCIe)、バッテリーは容量26Wh、OSはWindows 10 Home(64bit)となっています。
外部インターフェースにはUSB Type-C(USB 3.1 Gen 2)×2および3.5mmイヤホンマイク端子が搭載され、顔認証「Windows Hello」用のIRカメラ(Modern Standby対応)や1.5W+1.5WのIntel High Definition Audioをサポートしたデュアルステレオスピーカー、独特な丸い形状のキーを採用したバックライト付きキーボードなどを備えます。本体は半透明のクリスタルホワイトの1色のみで、天板のロゴは光るようになっているとのこと。
また周辺機器としてゲーミングコントローラーとドッキングステーションが用意され、ドッキングステーションにはUSB Type-A(USB 3.1 Gen 1)×2およびUSB Type-C(USB 3.1 Gen 2)、HDMI端子が搭載され、4K品質(60fps)の家庭用テレビやその他のデバイス(HDMI入力)と画面を出力するだけでなく、据え置き型ゲーム機としても利用できるようになっているということです。
ドッキングステーションはタブレットモードにして装着し、ゲーミングコントローラーはXboxの標準コントローラーと同じレイアウトとなっています。またWi-Fi 6やBluetooth 5.1をサポート。UMPCはクラウドファンディングなどを通じていくつかの製品が出てはいるものの、(レノボ傘下となっているとはいえ)大手の日本メーカーからは久しぶりの登場となるだけに商品化も期待したいところです。
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・CESにて海外向け新型LAVIE Pro Mobileを発表 : NECパーソナルコンピュータ
・NEC Personal Computers Unveils New LAVIE Pro Mobile at CES 2021
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(引用元:livedoor news)