au 5G対応の最上位スマホ「Galaxy S20 Ultra 5G SCG03」を写真でチェック! |
既報通り、KDDIおよび沖縄セルラー電話は23日、携帯電話サービス「au」向けの新たに5G(第5世代移動体通信システム)に対応したフラッグシップスマートフォン(スマホ)の最上位モデル「Galaxy S20 Ultra 5G SCG03」(サムスン電子製)を2020年7月3日(金)に発売すると発表した。
販売拠点はauショップやGalaxy Harajuku、量販店などのau取扱店の一部や公式Webストア「au Online Shop」などとなっており、発売に先立ってすでに6月25日より事前予約受付が実施されている。価格(税込)は直営店では本体価格が165,980円となる。また「かえトクプログラム」の対象で、残価が69,840円と設定されているため、実質負担額は96,140円(4,180円×23回)だ。
その他、サムスン電子ジャパンが発売日から7月31日(金)までの期間中にGalaxy S20 Ultra SCG03を購入し、キャンペーンWebページ( https://www.galaxymobile.jp/explore/event/au2020s20ultra/ )から応募した先着1000人に三脚としても利用可能な「セルフィー マルチスタンド」をプレゼントする購入キャンペーンを実施する。
今回はそんなGalaxy S20 Ultra 5G SCG03についてauが当日に開催した製品体験会にて実機をタッチ&トライしてきたので、外観や特徴を写真を交えて紹介していく。なお、Galaxy S20 Ultra 5G SCG03はハードウェアがグローバルモデルと共通仕様となっており、おサイフケータイ(FeliCa)には対応しない。
左からGalaxy S20 5G、Galaxy S20+ 5G、Galaxy S20 Ultra 5Gの「Galaxy S20」シリーズ。auでは3モデルとも取り扱うことになり、日本国内ではGalaxy S20 Ultra 5Gはauのみの販売となるとのこと
Galaxy S20 Ultra 5G SCG03は今年2月に発表された最新フラッグシップモデル「Galaxy S20」シリーズにおける最上位機「Galaxy S20 Ultra 5G」のau版で、5Gではすでに販売されている「Galaxy S20+ 5G SCG02」と同様にSub6だけでなくミリ波(mmWave)にも対応している。ただし、ミリ波が利用できるのは今夏以降に提供されるソフトウェア更新を適用した場合となる。
外観は他のGalaxy S20シリーズと共通しており、画面上部中央にパンチホールが配置された「Dynamic AMOLED 2X Infinity-O Display」による“ほぼ全画面デザイン”と採用する。画面はアスペクト比9:20の縦長な約6.9インチQHD+(1440×3200ドット)有機ELなので、さすがにサイズ感はかなり大きめだ。ディスプレイはHDR10+や120Hzのリフレッシュレートに対応する。
製品 | Galaxy S20 Ultra 5G | Galaxy S20+ 5G | Galaxy S20 5G |
型番 | SCG03 | SCG02 | SCG01 |
画面 | 6.9型QHD+ | 6.7型QHD+ | 6.2型QHD+ |
大きさ | 167×76×8.8mm | 162×74×7.8mm | 152×69×7.9mm |
重さ | 222g | 186g | 163g |
FeliCa | ー | ○ | ○ |
5G | Sub6+ミリ波 | Sub6+ミリ波 | Sub6 |
ディスプレイの下部中央には超音波式画面内指紋センサーが内蔵されており、素早い指紋認証が可能なほか、生体認証は顔認証も利用可能。フロントカメラはパンチホール部分に配置され、像面位相差オートフォーカス(PDAF)に対応した約4000万画素CMOS/広角レンズ(画角80°・F2.2)のシングル構成となっている。
本体カラーはコスミック ブラックの1色のみ。前面だけでなく背面パネルも強化ガラス「Corning Gorilla Glass 6」を採用し、ツヤのある上質な質感となっており、Galaxy S20 5G SCG01やGalaxy S20+ 5G SCG02には背面中央にauロゴが配置されているものの、Galaxy S20 Ultra 5G SCG03にはauロゴがない。
Galaxy S20 Ultra 5G SCG03の背面。グローバル版ではSAMSUNGロゴだが、au版ではGalaxyロゴとなる
リアカメラに光学手ブレ補正(OIS)やPDAFに対応した約1億800万画素CMOS/広角レンズ(画角79°・F1.8)および約1200万画素CMOS/超広角レンズ(画角120°・F2.2)、OISやPDAFに対応した約4800万画素CMOS/望遠レンズ(画角24°・F3.5)、奥行き用ToFカメラのクアッド構成となっている。
特に望遠レンズは屈曲光学を採用して10倍ハイブリッド光学ズームに対応し、さらにAIを使用した最大100倍まで超解像ズームに対応している。また1億800万画素CMOSは9画素を1画素として1200万画素相当で撮影することで明るく撮影できるnona-binning技術に対応しているのが、Galaxy S20 Ultra 5Gの大きな特徴となる。
リアカメラ部分。100倍超解像ズームを示す「SPACE ZOOM 100X」がアピールされている
標準(広角カメラ)による1倍撮影時
6倍ズーム撮影時。10倍までは望遠カメラとメインの広角カメラの切り抜きとを合わせたハイブリッド光学ズームとなる
100倍超解像ズーム撮影時。他社の50倍ズームと同様になかなか手持ちだとピッタリと狙った被写体に合わせるのは難しい
超広角カメラ撮影時。メインの広角カメラにおける1倍からすると0.5倍相当となる
超広角撮影や超解像度ズームは手軽にボタンで切り替えられるほか、スライドバーによって自由に倍率を変更も可能
写真や動画、ワンテイク撮影以外のその他のモードにはナイトモードやプロモード、スーパースローモーション撮影などがある
背面下部にはGalaxyロゴと型番「SCG03」、識別番号(IMEI)がある
左からGalaxy S20 5G、Galaxy S20+ 5G、Galaxy S20 Ultra 5Gの背面の違い。Galaxy S20 Ultra 5Gでは一段とリアカメラモジュールが大きくなっているのがわかる
主な仕様はチップセット(SoC)に64bit対応で7nmプロセス(N7P)で製造されたQualcomm製「Snapdragon 865(SM8250)」(オクタコアCPU「2.8GHz Kryo 585 Goldコア×1+2.4GHz Kryo 585 Goldコア×3+1.8GHz Kryo 585 Silverコア×4」+GPU「Adreno 640」)、内蔵メモリー(RAM)に12GB LPDDR5、内蔵ストレージに128GB UFS 3.0、外部ストレージにmicroSDXCカードスロット(最大1TB)を搭載。
また防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)に対応し、充電・外部接続端子はUSB Type-Cを採用している。なお、3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載。バッテリー容量は5000mAhで、引き続いてWPC(Qi)およびPMA規格互換のワイヤレス充電に対応し、有線(Fast Wireless Charging 2.0)および無線(Wireless PowerShare)ともに充電は急速充電に対応。電池パックは取外不可。
Galaxy S20 Ultra 5Gの下側面。USB Type-C端子などが配置
Galaxy S20 Ultra 5Gの上側面。nanoSIMカード(4FF)およびmicroSDXCカードのスロットが配置。リアカメラの出っ張り具合もわかる
Galaxy S20 Ultra 5Gの右側面には電源キーと音量上下キーが配置され、左側面には何もない
その他、無線LAN(Wi-Fi)は2.4および5.xGHzデュアルバンドやHE80、MU-MIMO、1024QAMによって上下最大1.2Gbpsで利用可能なWi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠、BluetoothはVersion 5.0、NFC Type A/B、MST、ANT+、Google Cast、Miracast、位置情報取得(A-GNSSなど)、加速度センサー、気圧センサー、環境光センサー、ジャイロセンサー、近接センサー、地磁気センサー、ホールセンサーなど。
OSはAndroid 10をプリインストール。携帯電話ネットワークは5G(NR方式)におけるSAおよびNSAをサポートし、Sub6(6GHz未満の低周波数帯)およびミリ波(6GHz以上の高周波数帯)に対応し、SIMカードスロットはnanoSIMカード(4FF)サイズが1つのシングルSIMとなる。携帯電話ネットワークにおける通信速度はミリ波に対応した状態で下り最大4.1Gbps、上り最大481Mbps。
大画面ならではの迫力ある動画視聴が行える
純正スマートフォンケース「Smart Clear View Cover」(別売)
Galaxy S20 Ultra 5G SCG03は6.9インチサイズの大画面と1億800万画素イメージセンサーや屈曲光学系望遠レンズ(ペリスコープレンズ)などによるカメラ機能が特徴のGalaxy S20シリーズの最上位機であり、その高性能ぶりは言うまでもないと思われる。
特にauだけでなく日本の移動体通信事業者(MNO)の各社における当初の5G対応スマホにはラインナップされていなかったため、日本では発売されないといった認識もあった中、FeliCaに非対応な点と価格が高いことが気になるが、auから発売されることになって嬉しいという人も多そうだ。
機種名 | Galaxy S20 Ultra 5G SCG03 |
サイズ[高さ×幅×厚さ/?] | 約167×76×8.8mm(最厚部11.1mm) |
質量[g](電池含む) | 約222g |
OS | Android 10 |
ディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式] | 約6.9インチ有機EL Quad HD+(1440×3200ドット) Dynamic AMOLED |
HDR表示 | ○ |
SoC | Snapdragon 865 |
CPU | オクタコアCPU (2.8GHz×1+2.4GHz×3+1.8GHz×4) |
内蔵メモリー(RAM) | 12GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ(最大対応容量) | microSDXC(1TB) |
リアカメラ[有効画素数/F値] | クアッドカメラ[約1億800万画素CMOS/広角レンズ(画角79°・F1.8)+約1200万画素CMOS/超広角レンズ(画角120°・F2.2)+約4800万画素CMOS/望遠レンズ(画角24°・F3.5)+奥行き用TOFカメラ] |
フロントカメラ[有効画素数/F値] | 約4000万画素CMOS(F2.2、広角レンズ) |
バッテリー容量 | 5000mAh(内蔵電池) |
連続待受時間(日本国内使用時) | 約480時間 |
連続通話時間(音声通話時/日本国内使用時) | 約1970分 |
電池持ち時間[5G/4G(LTE)] | 測定中 |
充電時間 | TypeC共通 ACアダプタ01 約150分 TypeC共通 ACアダプタ02 約100分 |
接続端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ |
5G通信速度(受信時/送信時の最大速度) | 4.1Gbps/481Mbps |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Version 5.0 |
赤外線 | ー |
テザリング同時接続数[Wi-Fi/Bluetooth/USB] | 10台/1台/3台 |
Bluetooth | ○(5.0) |
防水・防塵 | ○/○ |
ワンセグ/フルセグ | ー/ー |
おサイフケータイ | ー |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
ハイレゾ | ○ |
SIMカード | au Nano IC Card 04 |
本体カラー | コスミック ブラック |
メーカー | サムスン電子 |
写真撮影:秋吉 健
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX – Facebookページ
・Galaxy S20 Ultra 5G 関連記事一覧 – S-MAX
・Galaxy S20 Ultra 5G(ギャラクシー エストゥエンティ ウルトラ ファイブジー)SCG03 | スマートフォン(Android スマホ) | au
・Galaxy S20 5G, S20+ 5G and S20 Ultra 5G | ギャラクシーS20シリーズ – Galaxy公式(日本)
(引用元:livedoor news)