ファーウェイの最新タブレット3機種を写真でチェック! |
華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は2日、オンラインで新製品発表会を開催し、日本市場向けのタブレット製品として「HUAWEI MatePad Pro(型番:MRX-W09)」「HUAWEI MatePad(型番:BAH3-W09)」「HUAWEI MatePad T 8(型番:KOB2-W09)」(いずれもHuawei Technologies製)の3モデルを発表した。
このうちMatePad ProとMatePadは2020年6月12日(金)から販売を開始しており、ファーウェイ公式の楽天市場およびPayPayモール店における価格はMatePad Proが65,780円、MatePadのLTEモデルが39,800円、Wi-Fiモデルが32,780円(金額はすべて税込)となっている。
また、MatePad Pro専用のアクセサリー製品として、Bluetoothに対応したワイヤレスキーボード「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard」が16,280円、MatePad ProとMatePadに対応したデジタルペン「HUAWEI M-Pencil」が10,890円で販売されている。
HUAWEI MatePad T 8は7月上旬発売予定で、ファーウェイ公式の楽天市場およびPayPayモール店における価格は15,290円となっており、現在は予約販売中だ。発表会はオンラインで開催されたが後日、報道陣向けに今回発表された新製品のタッチアンドトライができる製品体験会を都内で開催した。
同時に発表されたSIMフリーのスマートフォン(スマホ)「HUAWEI P40 Pro 5G(型番:ELS-NX9)」「HUAWEI P40 lite 5G(型番:CDY-NX9A)」「HUAWEI P40 lite E(型番:ART-L29N)」のレポートと同様に、本記事では体験会にて最新のタブレットに触れることができたので、写真を交えながら3製品をまとめて外観や特徴をレポートする。
■HUAWEI MatePad Pro
MatePad Proは、タブレット製品ではフラッグシップモデルとなるハイスペックモデル。ベゼル部分を狭くし画面占有率90%を実現したディスプレイに、パンチホールのインカメラを搭載しているのが特徴だ。
Smart Magnetic Keyboardを装着した状態のMatePad Pro
ディスプレイ面にはパンチホール式のインカメラを搭載
本体のサイズは約246×約159×約7.2mm、重量は約460g、ディスプレイは約10.8インチのWQXGA(2560×1600ドット)、DCI-P3のシネマ基準カラーをカバーしたIPS液晶を搭載。
本体のカラーバリエーションは「ミッドナイトグレー」の1色展開で、横位置での本体上部には、別売のデジタルペンM-Pencilをマグネット式でセットできるようになっている。自動的にペアリングしペンの充電も可能だ。
M-Pencilは簡単に着脱できる
M-Pencilを使った手書きメモはもちろんだが、繊細な筆圧感知にも対応しているためイラストなどを描くといった用途でも使えそうだ。
Smart Magnetic Keyboardのキーボード部分
背面のアウトカメラ
カメラはアウトカメラが約1300万画素、インカメラが約800万画素で顔認証に対応している。HUAWEI Histen 6.0サウンド効果に対応し、内蔵スピーカーを4つ備えており、マイクも上部4つとリア1つを搭載。
内蔵バッテリーは約7250mAhで、ワイヤレス充電(15W)のほか、ワイヤレス充電に対応した機器を充電するワイヤレス給電(7.5W)にも対応しており、大容量バッテリーを活かした仕様となっている。
スペック表示
タブレット情報画面1
タブレット情報画面2
ストレージ画面
OSはAndroid 10をベースにしたEMUI 10.1.0を搭載し、チップセット(SoC)はHUAWEI Kirin 990を内蔵、CPUはオクタコア(2×2.86GHz、2×2.09GHz、4×1.86GHz)、GPUは16-Core Mali-G76 600 MHz、NPUはデュアルNPU (ニューラルネットワークプロセッサー)、内蔵メモリー(RAM)は6GB、内蔵ストレージは128GBを搭載する。なお、外部メモリーは最大256GBまでのHUAWEI NMカードに対応している。
通信機能は、無線LAN(Wi-Fi)がIEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz / 5GHz)に、BluetoothがBT5.1に対応するが、LTEなどのモバイルネットワークには対応していない。また、USBは USB 3.1 Type-Cに対応する。
そのほか、ホーム画面からドロップダウンメニューのPCモードを選択することで、PCライクなユーザーインタフェースに切り替えることができる「PCモード」や、ひとつのアプリを二画面表示する「アプリケーションマルチプライヤー」にも対応。
さらに、EMUI 10以上とKirin 980以上を搭載するスマホのみ対応と限定的ではあるが、該当するスマホとであればスマホの画面表示や操作をタブレット上で共有できる「Huawei Share マルチスクリーンコラボレーション」機能を搭載している。
「AppGallery」のトップ画面
Androidベースではあるものの、Google PlayストアやGmailなどの「GMS(Google Mobile Service)」には対応しておらず、ファーウェイ独自のサービスであるアプリ配信マーケット「AppGallery」などの「HMS(Huawei Mobile Service)」に対応している。
この辺りは、購入する際にしっかりと検討する必要があるだろう。
なお、パッケージにはACアダプター、USB Type-Cケーブル、USB Type-C to 3.5 mmイヤホン変換アダプタ、カードトレイ取り出しピン、クイックスタートガイドが付属する。Smart Magnetic KeyboardとM-Pencilは同梱品ではなく別売のアクセサリーのため、購入の際はその点にも注意が必要だ。
■HUAWEI MatePad
MatePadは、MatePad Proの下位モデルにあたり、スペックを抑えることによって販売価格もかなり抑えられている。LTE通信に対応したモデルと、LTE非対応のWi-Fiモデルの2種類をラインナップする。
MatePadの本体正面
MatePadの本体背面
背面のカメラ部分
ディスプレイ上部にインカメラを備える
本体のサイズは約245×約155×約7.4mm、重量は約450gとなっており、MatePad Proとわずかにサイズも重量も異なっている。ディスプレイは約10.4インチ(解像度は2000×1200ドット)のIPS液晶を搭載しており、こちらもMatePad Proと比較すると、わずかながらサイズや解像度に違いが見受けられる。
本体のカラーバリエーションは「ミッドナイトグレー」の1色展開で、カラーと背面のデザインはMatePad Proとほぼ同等だ。
カメラは、アウトカメラおよびインカメラともに約800万画素で顔認証に対応。MatePad Pro同様にベゼルを狭くし画面占有率が高いモデルだが、MatePadはインカメラがパンチホール式ではなく、ベゼル内に搭載されている。パッと見でもっともデザイン的に異なっている部分がこのインカメラの位置だろう。
内蔵するマイクは4つ、内蔵スピーカーも4つ搭載しており、HUAWEI Histen 6.0サウンド効果に対応。バッテリーは約7250mAhを搭載している。
スペック表示
タブレット情報画面1
タブレット情報画面2
ストレージ画面
OSはAndroid 10をベースにしたEMUI 10.1を搭載、チップセット(SoC)はHUAWEI Kirin 810を内蔵し、CPUはオクタコア(2×2.27GHz、6×1.88GHz)、GPUはMali-G52、内蔵メモリー(RAM)は3GB、内蔵ストレージは32GBを搭載する。なお、外部メモリーは最大512GBまでのmicroSDXCカードに対応している。
無線LAN(Wi-Fi)はIEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz / 5GHz)に、BluetoothはBT5.1に対応。また、USBはUSB 2.0 Type-Cに対応する。
LTEモデルでは、4G(FDD-LTE、TDD-LTE)のほか3G(W-CDMA)、2G(GSM)に対応している。
「AppGallery」アイコン
MatePad Proと同じく、Androidベースではあるが「GMS(Google Mobile Service)」には対応せず、ファーウェイ独自サービスのアプリ配信マーケット「AppGallery」などの「HMS(Huawei Mobile Service)」に対応している。
本体付属品はACアダプター、USB Type-Cケーブル、USB Type-C to 3.5 mmイヤホン変換アダプタ、カードトレイ取り出しピン、クイックスタートガイドが同梱される。なお、MatePadもデジタルペンのM-Pencilに対応はしているが、付属品扱いではなく別売のアクセサリーのため注意が必要だ。
■HUAWEI MatePad T 8
MatePad T 8は、ディスプレイが約8インチサイズの片手で持って利用できる小型のタブレットだ。税込で1万6千円を切る破格の製品でもある。
MatePad T 8を片手で持ったところ
本体のサイズは約121×約200×約8.6mm、重量は約310g。ディスプレイは約8.0インチ(解像度は1280×800ドット)のIPS液晶を搭載、ベゼル部分を狭くした設計で画面占有率は約80%。
MatePad T 8のアウトカメラ
本体のカラーバリエーションは「ディープシーブルー」の1色展開で、カメラはアウトカメラが約500万画素、インカメラは約200万画素で顔認証に対応。
内蔵マイクと内蔵スピーカーはそれぞれ1つずつ搭載。約5100mAhのバッテリーを内蔵している。
ブラウザのPCサイト表示
タブレット情報画面1
タブレット情報画面2
ストレージ画面
OSはAndroid 10をベースにしたEMUI 10.0.1を搭載、チップセット(SoC)はMTK MT8768を内蔵し、CPUはオクタコア(4×2.0GHz、4×1.5GHz)、GPUはIMG GE8320 650 MHz、内蔵メモリー(RAM)は2GB、内蔵ストレージは16GBを搭載する。なお、外部メモリーは最大512GBまでのmicroSDXCカードに対応している。
無線LAN(Wi-Fi)はIEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz / 5GHz)に、BluetoothはBT5.0に対応。また、USBはType-CではなくmicroUSB 2.0に対応する。
付属品としてACアダプター、マイクロUSBケーブル、カードトレイ取り出しピン、クイックスタートガイド、保証書が同梱される予定だ。
ホーム画面の「AppGallery」アイコン
MatePad Pro、MatePad同様に「GMS(Google Mobile Service)」には対応せず「HMS(Huawei Mobile Service)」への対応となっている。
なお、今回発表された製品ではタブレットの3機種だけでなく、スマホの3機種においても、すべてHMS対応となっており、この仕様がどこまで日本市場で受け入れらるかが注目だ。
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(引用元:livedoor news)