九州新幹線の出水駅〜川内駅のトンネル内で携帯電話が使えるように! |
NTTドコモおよびKDDI、ソフトバンクは27日、九州旅客鉄道(以下、JR九州)と共同で高速鉄道路線「九州新幹線」における携帯電話サービスエリア拡大や品質改善を目的にエリア整備を進めており、新たに九州新幹線「川内駅〜鹿児島中央駅」区間のすべてのトンネル内で携帯電話サービスの提供を2020年5月30日(土)始発より開始すると発表しています。
これにより、九州新幹線の全線にて携帯電話サービスを快適に利用できるようになります。今回、拡大するサービスエリアは川内駅〜鹿児島中央駅間(約35Km)のうちの約24Kmのトンネル区間。なお、ワイモバイルの携帯電話も利用可能です。
トンネルなどの人工的な構築物により電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において移動通信用中継施設などを設置して携帯電話などを利用可能にするなど、電波の適正な利用を確保することを目的として実施されている「電波遮へい対策事業」に基づく国の補助金を活用して工事が行われています。
九州新幹線では2017年12月1日より新鳥栖駅〜新大牟田駅間、2018年6月より新大牟田駅〜熊本駅駅、2019年7月16日より新八代駅〜新水俣駅、2019年10月31日より新水俣駅〜出水駅および出水駅〜川内駅手前、2020年1月31日より出水駅〜川内駅区間のすべてトンネル内で携帯電話が使えるようになっていました。
新たにエリア化されたのは川内駅〜鹿児島中央駅間の18トンネル(総延長約24km)で、総務省にて2019年4月1日に移動通信基盤整備協会を通じて電波遮へい対策事業の補助金交付が支給されることが決定されており、総事業費および補助金交付決定額は以下の通り(補助金交付決定額は総事業費の3割)。各社では電車内における携帯電話の利用についてマナーを守るように案内しています。
路線 | 区間 | トンネル名 | 長さ | 総事業費 | 補助金交付額 |
九 州 新 幹 線 |
川内駅〜鹿児島中央駅 | 第1冠岳トンネル | 3548m | 6億6,472万2千円 | 2億2,157万4千円 |
第2冠岳トンネル | 2219m | ||||
塩鶴トンネル(北) | 3029m | ||||
塩鶴トンネル(南) | 1146m | 6億7,299万9千円 | 2億2,433万3千円 | ||
第1梅木トンネル | 825m | ||||
第2梅木トンネル | 270m | ||||
第3梅木トンネル | 150m | ||||
第1神殿トンネル | 210m | ||||
第2神殿トンネル | 823m | ||||
第3神殿トンネル | 1135m | ||||
麦生田トンネル | 1205m | ||||
土橋トンネル | 350m | ||||
第1薩摩トンネル(北) | 578m | ||||
第1薩摩トンネル(南) | 303m | 6億9,422万2千円 | 2億3,140万7千円 | ||
第2薩摩トンネル | 339m | ||||
第3薩摩トンネル | 1150m | ||||
第4薩摩トンネル | 660m | ||||
第5薩摩トンネル | 216m | ||||
第6薩摩トンネル | 2498m | ||||
薩摩田上トンネル | 3302m |
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・総務省|九州総合通信局|九州新幹線の全トンネル内で携帯電話の利用が可能に −総務省補助金で携帯電話不感地帯を解消−
・(PDF)2020年05月27日 九州新幹線全線で携帯通話が可能に!―携帯電話のサービスエリア拡大について―
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(引用元:livedoor news)