HUAWEI AppGallryにてコミュニケーションアプリ「LINE」が提供開始! |
Huawei Technologies(以下、ファーウェイ)のアプリ配信マーケット(ストア)「HUAWEI AppGallery」(以下、AppGallry)にて日本でニーズの高いコミュニケーションサービス「LINE」が5月7日に配信開始されています。
バージョンは10.7.1と、Googleが提供するアプリ配信マーケット「Google Playストア」で配信されている最新バージョンと同じとなっており、アプリ内課金にも対応しているとのこと。
なお、ファーウェイの日本法人である華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)ではAppGalleryにおける日本でニーズのあるアプリを順次追加できるようにアプリ提供元と交渉しているとのことで、LINEを含めたアプリを提供予定としていました。
ファーウェイではアメリカによる制裁でGoogle PlayストアやGmailなどのGoogleのアプリを含めた「Google Mobile Service(GMS)」を新製品に搭載できない状況が続いており、独自のAppGalleryなどの「Huawei Mobile Service(HMS)」の強化を急いでいます。
日本でもGMSを搭載していない5G対応のSIMフリースマートフォン(スマホ)「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」が4月17日に発売され(先行販売は3月28日から)、日本向けのアプリについてもAppGalleryでの配信ができるように準備していくということです。
AppGallryにおけるLINEの配信ページ
AppGallryはファーウェイが提供するアプリ配信マーケットで、以前よりメーカー独自のアプリ配信マーケットとして提供されていましたが、特にアメリカの制裁による「ファーウェイ問題」が起きて以降はHMSの中核として開発者にアプリを登録するよう働きかけています。
GMSが搭載されていないファーウェイの製品についても「Android Open Source Project(AOSP)」をベースにしたプラットフォームとなっているため、GMSの機能を利用していない場合には通常のAndroid向けアプリが基本的にはそのまま動くと思われます。
LINEをインストールして起動したところ
一方でGMSの機能を利用しているアプリについては動作しないことがあります。なお、ファーウェイ以外の製品でも「AppGallery をインストールするにはどうすればよいでしょうか」からapkファイルをダウンロードしてインストールすれば、AppGalleryを試すことが可能。
なお、ファーウェイではHMSが170カ国・地域で5.3億人以上(2019年6月時点)の人に利用されており、AppGallryではアプリ配信だけでなく、ファーウェイポイントやアプリクーポン、VIP特典などといった魅力的な特典を入手できるようになっているとのこと。
またAppGallryではGoogle Playストアの「Google Pay プロテクト」のように悪意ある動作の検出やプライバシーチェック、セキュリティー脆弱性のスキャン、手動での実名セキュリティーチェックなど、厳格なセキュリティー検出機能を備えており、配信しているアプリの安全性に配慮しているとしています。
Pixel 3a XLにAppGallryをインストールして起動したところ。はじめに各種の権限許可画面や同意画面が表示される。Huawei IDがなくても利用可能