コロナ禍の今、人々が見直すべき「冗長性」について考えてみた! |
シャープのオンラインシステムにおいて小さくないトラブルが4月21日に発生しました。同社のIoT家電ブランド「COCORO+(ココロプラス)」の製品にオンライン経由でアクセスできなくなり、遠隔操作不能に陥ったのです。
原因はシャープによるマスクのオンライン販売。COCORO+のアカウント管理システムとオンラインショップのアカウントシステムが同じシステム上で動いていたため、マスクの購入希望者がサイトに殺到し、ログインシステム(認証システム)がダウンしてしまったのです。
IoT家電と言っても自宅のリモコンや家電本体での操作は問題なく、マスク販売についてもその後抽選方式にするなどの対策が講じられ、現在は通常に戻っていますが、こういったアクセス集中によるシステムダウンは他の企業でも十分に起こり得る事態です。
新型コロナウイルス感染症問題(以下、コロナ禍)が日増しに深刻化する中、世界中で今まで表面化していなかった社会的な問題や課題も浮き彫りになりつつあります。私たちはこのコロナ禍とどのように向き合えば良いのでしょうか。また必要なものとは一体何でしょうか。
感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はテクノロジーの視点から、私たちの生活や心構えに必要な「冗長性」について考えます。
シャープの失敗に私たちは何を学ぶべきか
■「冗長性」を蔑ろにし続けてきた世界
(引用元:livedoor news)
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