docomoで新高性能スマホ「Galaxy S20 5G」を買ったのでファーストインプレッション! |
サムスン電子の最新フラグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S20 5G」が日本では5G商用サービスの開始に合わせてNTTドコモから3月25日、auから3月26日にそれぞれ発売されました。ともに初の5Gスマホとなりました。
ドコモショップやauショップ、量販店などの各取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」や「au Online Shop」にて販売されており、価格(すべて税込)はNTTドコモの「Galaxy S20 5G SC-51A」が102,960円、auの「Galaxy S20 5G SCG01」が117,480円です。
またそれぞれ購入サポート施策の対象となっており、実質負担額はNTTドコモでは「スマホおかえしプログラム」によって68,640円(2,860円/月×24回)、auでは「かえトクプログラム」によって68,425円(2,975円×23回)となっており、ドコモオンラインショップではスマホおかえしプログラムに加入することで単体購入も可能となっています。
NTTドコモでは「5G WELCOME割」によって機種変更となる契約変更(FOMA→5GおよびXi→5G)では5,500円割引、新規契約および他社から乗り換え(MNP)では20,000円割引(ドコモオンラインショップではdポイント20,000ポイント還元)、auでは「au Online Shop お得割」によって新規契約では11,000円割引、MNPでは22,000割引となっています。
さらにNTTドコモ向けでは購入期間が終了していしまっていますが、サムスン電子ジャパンにて期間中にNTTドコモ向けGalaxy S20 5G SC-51Aを予約・購入・応募すると、au向けGalaxy S20 5G SCG01を購入・応募するとともにもれなく全員に完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds+(型番:SM-R175)」をプレゼントするキャンペーンを実施しています。
今回はすでに『最新フラッグシップスマホ「Galaxy S20 5G」を写真で紹介!ドコモ版「SC-51A」が3月25日、au版「SCG01」が3月26日に発売【レビュー】 – S-MAX』にて外観などは紹介していますが、ドコモオンラインショップでGalaxy S20 5G SC-51Aを購入して実際に商品が届いたので開封して同梱品や前機種「Galaxy S10」との比較を紹介しつつ、初期設定やGalaxy Buds+プレゼントキャンペーン応募、SIMロック解除などをした模様をファーストインプレッションとともに紹介します。
ドコモオンラインショップから届いた外箱で、上に乗っているのは乗り換え前の「Galaxy S10 SC-03L」
ドコモオンラインショップでは残念ながら購入手続きが発売日の3月25日10時からでお届けが3月27日以降となっていたため、発売日に手にすることはできなかったものの、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大などの影響も含めていち早く5Gを体験したいとは思いつつも諦めることにしました。
実際に購入手続きはやや遅れて3月25日お昼過ぎ完了し、5G向け料金プランにするためにドコモオンラインショップではシェアパック・2台目プラスを解約後に購入手続きを行う必要があること、5G WELCOME割が機種変更よりも新規契約・MNPのほうが割引額が高く設定されていたことなどから新規契約することにしました。
各種資料とSIMカード、Galaxy S20 5G SC-51Aのパッケージ
なお、ドコモオンラインショップにおける新規契約・MNPにおける5G WELCOME割は前述通りにdポイントでの還元となり、開通月(利用開始)の翌々月にdポイントが付与される予定となっており、例えば、3月に開通していれば5月に付与されることになります。なので、新規契約した回線契約は5G WELCOME割が還元されたら解約する予定です。
配送はドコモオンラインショップでは通常通りのゆうパック(日本郵便)でした。ドコモオンラインショップの外箱を開けると、中にはGalaxy S20 5G SC-51Aの箱(パッケージ)が梱包材に包まれているほか、新規契約だったのでSIMカード(ドコモnanoUIMカード Ver.6)、そして各種資料が入っています。いつも思いますが、資料は多めです。
Galaxy S20 5G SC-51Aのパッケージ。Galaxy S10に続いて黒を基調としたシックなものに
Galaxy S20 5G SC-51Aのパッケージは基本的には海外モデルと共通だと思われますが、黒を基調としたシンプルなもので特別に高級感はないものの、白やグレーで「S20」と描かれたかっこいいものとなっています。また「S20 5G」とも記載されています。
パッケージは横にスライドさせたりがなくなり、普通の箱の仕組みとなっていました。箱を普通に開くとすぐに製品が現れ、製品の上に製造番号(IMEI)が書かれたシールが乗っていましたが、まず本体が出てくるパターンです。
Galaxy S20 5G SC-51Aの中の箱を開けたところ
またGalaxy S10のパッケージと同様に箱の蓋側(上側)にも紙類やSIMピン、クリアケースといった同梱品が収納されており、本体の下にはAKGブランドのステレオイヤホンやUSB Type-Cケーブルが同梱されています。
なお、Galaxy S20 5Gは3.5mmイヤホンマイク端子が廃止されたので、付属のAKGブランドのステレオイヤホンはUSB Type-C接続のものに変更され、ワンセグ・フルセグも非対応となったのでテレビ用アンテナはありません。
Galaxy S20 5G SC-51Aの同梱品一覧。なお、購入時にも案内が出ていましたが、ACアダプターは付属しないので自分で用意しましょう
付属のAKGブランドのステレオイヤホンはUSB Type-C接続に。日本向け製品としては珍しく「SAMSUNG」ロゴが記載されています
付属の透明ケースを装着したところ
購入したのはクラウド ホワイトです。本体は透明な保護シートで覆われているので外します。なお、事前にケースを用意しておかなくても付属の透明ケースもあるので一旦はそれを装着しておくので良いでしょう。一方で画面保護シートは必要な人は事前に購入しておいたほうが良さそうです。
背面の透明保護シートを外す。小さなQRコードが記載されたシールも比較的簡単に剥がせましたが、シール後が残ったのでウェットティッシュで拭き取りました
Galaxyシリーズでは共通となる本体上側面の左側にnanoSIMカード(4FF)とmicroSDXCカード(最大1TB)のスロットがあるので、SIMピンを使って引き出します。SIMカードとmicroSDカードを装着して電源を入れます。もちろん、SIMカードやmicroSDカードなしで初期設定をして使い始めることもできますし、店頭で購入した場合にはSIMカードはすでに装着されているかと思いますのでこの辺りの作業は省いてください。
ここ最近はGoogleアカウントやGalaxyアカウントにて各サービス・アプリのアカウント名とパスワードを記録していて自動入力してくれるため、データ移行はせずに新規機種としてサクッと初期設定を終え、必要そうなアプリを手動で入れながらセットアップをすることが多いため、今回もそうしました。何より、データ移行をしたときの待ち時間があまり好きではなかったりするのも理由ですけど。
Galaxy S20 5G SC-51Aの電源をオン!
スロットは奥がnanoSIMカード、手前がmicroSDカードに
Galaxy S20 5Gは画面上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:20と従来よりもさらに縦長になった約6.2インチQHD+(1440×3200ドット)有機EL「Dynamic AMOLED 2X Infinity-O Display」(約566ppi)で、“2X”が示すようにリフレッシュレートが従来機の60Hzから2倍の120Hzに対応しています。
またGalaxy S10と同様に指紋センサーが画面の裏側に内蔵された画面内指紋認証に対応し、超音波式でより正確かつ高速な認証可能。パンチホール部分にはDual Pixel AFの約1000万画素裏面照射型CMOS(1/3.2インチ)/広角レンズ(画角80°・F2.2)を搭載し、生体認証として顔認証にも対応しています。
左がGalaxy S20 5G SC-51A、右がGalaxy S10 SC-03Lで、より縦長になったこともあって若干縦は長くなっています。Galaxy S20 5G SC-51Aは工事設計認証(R)が「005-102301」、技術適合認証(T)が「ADF200007003」で引き続いてベトナム製。なお、Galaxy S20 5GはNTTドコモ版とau版はハードウェアは共通でFCC IDは「A3LSMG981JPN」(メーカー型番:SM-G981JPN)
機種 | Galaxy S20 5G | Galaxy S10 | Galaxy S9 | Galaxy S8 |
画面 | 6.2型QHD+ 1440×3200 Dynamic AMOLED パンチホール 120Hz |
6.1型QHD+ 1440×3040 Dynamic AMOLED パンチホール |
5.8型QHD+ 1440×2960 Super AMOLED |
5.8型QHD+ 1440×2960 Super AMOLED |
大きさ | 152×69×7.9mm | 150x70x7.8mm | 148×69×8.5mm | 149×68×8.0mm |
重さ | 163g | 158g | 161g | 150g |
SoC | Snapdragon 865 | Snapdragon 855 | Snapdragon 845 | Snapdragon 835 |
RAM | 12GB | 8GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 128GB | 64GB | 64GB |
microSDXC | ○ | ○ | ○ | ○ |
電池容量 | 4000mAh | 3400mAh | 3000mAh | 3000mAh |
防水/防塵 | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ |
FeliCa | ○ | ○ | ○ | ○ |
ワンセグ | ー | ○ | ○ | ○ |
イヤホン端子 | ー | ○ | ○ | ○ |
指紋認証 | ○(画面内) | ○(画面内) | ○(背面) | ○(背面) |
顔認証 | ○ | ○ | ○ | ○ |
虹彩認証 | ー | ー | ○ | ○ |
Wi-Fi 6 | ○ | ○ | ー | ー |
5G NR | ○ | ー | ー | ー |
背面カメラ | 12MP(広角) 12MP(超広角) 64MP(望遠) |
12MP(広角) 16MP(超広角) 12MP(望遠) |
12MP(広角) | 12MP(広角) |
前面カメラ | 10MP(広角) | 10MP(広角) | 8MP(広角) | 8MP(広角) |
外装はアルミ素材のメタルフレームと強度の高いガラスを採用しており、サイズと質量、本体カラーは約152×69×7.9mm(最厚部9.2mm)および約163g、クラウド ブルーやクラウド ホワイト、コスミック グレーの3色展開し、防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)にも対応しています。
主な仕様はチップセット(SoC)に64bit対応で7nmプロセス(N7P)で製造されたQualcomm製「Snapdragon 865(SM8250)」(オクタコアCPU「2.8GHz Kryo 585 Goldコア×1+2.4GHz Kryo 585 Goldコア×3+1.8GHz Kryo 585 Silverコア×4」+GPU「Adreno 640」)、内蔵メモリー(RAM)に12GB LPDDR5、内蔵ストレージに128GB UFS 3.0、外部ストレージにmicroSDXCカードスロット(最大1TB)を搭載。
Galaxy S20 5G SH-51Aの背面。中央に「docomo 5G」ロゴ、下部に「Galaxy」ロゴと型番「SC-51A」が配置され、docomo 5Gロゴの左下あたりにおサイフケータイマーク(アンテナ)が配置
カメラは背面がトリプルカメラでOIS(光学式手ブレ補正)に対応したSuper Speed Dual Pixelの約1200万画素裏面照射型CMOS(1/1.7インチ)/広角レンズ(画角79°・F1.8)および約1200万画素裏面照射型CMOS(1/2.5インチ)/超広角レンズ(画角120°・F2.2)、OISやPDAFに対応した約6400万画素裏面照射型CMOS(1/1.7インチ)/望遠レンズ(画角76°・F2.0)となっており、光学3倍ズーム/最大30倍ズームまで対応。
望遠カメラの解像度がGalaxy S10の約1200万画素から約6400万画素に向上したことで最大30倍デジタルズームをしたときにも鮮明に撮影できるようになっているほか、ボタンを押せば約6400万画素での撮影も可能となっています。また8Kムービー撮影(7680×4320ピクセル)にも対応し、これまでは30°までだった手ブレ補正が60°までとなり、さらに安定した動画撮影ができるとのこと。
左がGalaxy S20 5G SC-51A、右がGalaxy S10 SC-03Lで、Galaxy S20 5Gでは背面のメインカメラにおけるレンズ絞り(F値)の切替はできなくなりました。Galaxy S10 SC-03Lのプリズムホワイトは若干青みがかっていましたが、Galaxy S20 5G SC-51Aのクラウドホワイトは光の反射がなければ普通の白です
左がGalaxy S20 5G SC-51A、右がGalaxy S10 SC-03Lで、横幅は数字上でも1mm狭くなっており、持った感じはあまり変わらない印象。5G対応になったから大きく分厚くなるといったことはなかった模様
写真ではわかりにくいですが、エッジディスプレイの湾曲もGalaxy S20 5G SC-51A(上)の方がGalaxy S10 SC-03L(下)より急になって平面に近づいています
Galaxy S20 5G SC-51A(上)とGalaxy S10 SC-03L(下)の左右側面。Galaxy S20 5G SC-51Aでは右側面に音量上下キーとサイドキー、左側面に何もなしというようにGalaxy S10の右側面に電源キー、左側面に音量上下キーとBixbyキーから変更されています。なお、画面キャプチャーはサイドキーと音量下キーの同時押し
Galaxy S20 5G SC-51A(上)とGalaxy S10 SC-03L(下)の上下側面。上側面にmicroSDXCカード/nanoSIMカード(4FF)のカードスロットとマイク、下側面にUSB Type-C端子とマイク、スピーカーが配置で、3.5mmイヤホンマイク端子が非搭載となりました
参考までに大きさ比較で左から「Pixel 3」(5.5インチ)、Galaxy S20 5G(6.2インチ)、「iPhone XR」(6.1インチ)
初期状態で追加するか選べるアプリ一覧。なるべくプリインストールアプリが少ない方がいい人はひとまず全部チェックを外して進みましょう
ホーム画面は初期設定で「docomo LIVE UX」と「One UI」の2つが選べ、One UIでは初期状態で2面で、さらに左側に「Galaxy Dialy」があります。なお、ホーム画面は他にも「かんたんホーム」もプリインストール
アプリ一覧。FacebookやTikTok、Linkedin、Disney DX、Amazonショッピングなどのサードパーティー製アプリはアンインストール可能
設定画面などはAndroid 10にOSバージョンアップしたGalaxy S10とほとんど変わりなく。Galaxy S20 5G SC-51Aは購入時に5Gに対応しておらず、発売日より提供されているソフトウェア更新によって5Gに対応するため、購入後すぐに実施したいところ
新規契約なのでまずは開通手続きを実施。ドコモオンラインショップから届く「商品発送のご連絡」などに記載されてある「重要なご注意事項等」( https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/supports/guide/info.html )から受付番号や申込時に入力した電話番号、ネットワーク暗証番号を入力してドコモオンラインショップにログインして購入履歴から実施
Galaxy Buds+がもらえる予約・購入キャンペーンにも応募完了。発送は5月下旬より順次とのこと
なお、以前解約した既存のdアカウントに新規契約した携帯電話番号を登録しようとしたところ、ドコモマイショップが登録されてるとMy docomoからドコモオンライン手続きではできないということでまだSIMロック解除はできていなかったり、いくつか思うように行っていないこともあるものの、すでに5Gも使ってみたので後日紹介したいと思いますが、ひとまず、Galaxy S20 5Gはとても良い感じです。
昨年にGalaxy S10を購入してとても気に入っているので「メインで2年は使おう!」と思っており、今年は発売日が同じならミリ波に対応した「Galaxy S20+ 5G」を購入しようと思っていましたが、結果としてはGalaxy S20+ 5Gは発売日が遅く、Galaxy S20 5Gを購入しました。Galaxy S20 5Gも良いのでこのまま乗り換えそうです。
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(引用元:livedoor news)