Appleは18日(現地時間)、タブレット「新しいiPad Pro(11インチおよび12.9インチ)」を発表しています。すでに日本を含む世界30カ国と地域で同社の公式Webストア(公式Webサイト「Apple.com」および公式アプリ「Apple Store」)では予約注文が開始されており、来週より店頭で販売されます。
公式Webストアで注文した場合は最短で2020年3月26日(木)のお届けとなるとのこと。また従来通り、NTTドコモやau、SoftBankといった携帯電話会社も取り扱い、auでは3月20日(金)より予約を開始し(オンラインでは10時から、店頭では営業開始時間から)、3月27日(金)に発売されます。
価格はAppleの公式Webストアでは「11インチiPad Pro(第2世代)」のWi-Fi版の128GBが84,800円(金額はすべて税別)、256GBが95,800円、512GBが117,800円、1TBが139,800円、Wi-Fi + Cellular版の128GBが101,800円、256GBが112,800円、512GBが134,800円、1TBが156,800円。
また「12.9インチiPad Pro(第4世代)」のWi-Fi版の128GBが104,800円、256GBが115,800円、512GBが137,800円、1TBが159,800円、Wi-Fi + Cellular版の128GBが121,800円、256GBが132,800円、512GBが154,800円、1TBが176,800円。AppleCare+は両機種ともに14,800円。
新しいiPad Pro用の「Magic Keyboard」は11インチiPad Pro(第2世代)向けが31,800円、12.9インチiPad Pro(第4世代)向けが37,800円で、日本語を含む30カ国語の配列が用意。ペン入力「Apple Pencil」は第2世代に対応し、第2世代Apple Pencilは14,500円。
また新しいiPad Pro用の新しいSmart Keyboard Folio(スペースグレイ)も販売され、11インチiPad Pro(第2世代)向けが18,800円、12.9インチiPad Pro(第4世代)向けが20,800円。なお、学生および教職員は教育関係者向け価格が設定されており、11インチiPad Pro(第2世代)が79,800円から、12.9インチiPad Pro(第4世代)が94,800円から。
新しいiPad Proは2018年11月に発売された11インチiPad Proと12.9インチiPad Pro(第3世代)の後継機種で、顔認証「Face ID」に対応したディスプレイの回りの縁(ベゼル)が狭くなったデザインを継承し、新しいチップセット(SoC)「A12Z Bionic」によって高性能化しています。
また新たに超広角カメラとスタジオ品質のマイク、最先端の深度検出能力を可能にする画期的なLiDAR(ライダー)スキャナーを搭載し、これまで以上にプロの作業を可能にするほか、プロ向けの写真やビデオアプリをサポートし、Liquid RetinaディスプレイとともにAR(拡張現実)のための世界最高の製品へと牽引するとのこと。
さらに最新の「iPadOS 13.4」を搭載し、トラックパッドに対応することで、細かな作業もしやすくなり、macOSでの体験をそのまま持ってくるのではなく、トラックパッドの対応はiPadのために一から作り直しているため、手を持ち上げることなく素早く簡単に操作できる「Multi-Touchジェスチャー」に対応しています。
なお、トラックパッド上で指を動かすと、ポインタが洗練された形で変形してユーザーインターフェイス(UI)の要素をハイライト表示してくれるということです。このトラックパッドに対応した新しいiPad Proのために作られた新しいMagic Keyboardも用意され、フローティングデザインやバックライトキーボードにも対応します。
ディスプレイは約11インチ2388×1668ドットと12.9インチ2732×2048ドットで、画面密度はともに264ppiとなっており、パネルはIPSテクノロジー搭載LEDバックライトMulti‑Touchディスプレイです。リフレッシュレート120Hzに対応した「ProMotionテクノロジー」や広色域ディスプレイ(P3)、True Toneディスプレイ、耐指紋性撥油コーティング、フルラミネーションディスプレイ、反射防止コーティング、1.8%の反射率、輝度600nitに対応。
サイズは11インチが約247.6×178.5×5.9mm、12.9インチが約280.6×214.9×5.9mmとそれぞれ前機種と同じで、質量は11インチのWi-Fi版が約471g、Wi-Fi+Cellular版が約473g、12.9インチのWi-Fi版が約641g、Wi-Fi+Cellular版が約643gとそれぞれ若干重くなあっています。本体カラーは両機種ともにシルバーおよびスペースグレイの2色展開。
A12Z Bionicは8コアGPUを内蔵し、高度な熱設計と調整されたパフォーマンスコントローラーとともにiPad史上最高のパフォーマンスをもたらし、4Kビデオの編集や3Dモデルのデザインなどのような非常に高い処理能力が要求される作業をこなせるように一段と性能を向上させています。
またiPad Proの薄いデザインの中に搭載された8コアCPUと次世代のアプリを可能にするパワフルなNeural Engineを組み合わせたSoCとなっており、他のSoCでは不可能で信じられないような性能を実現し、同社ではほとんどのWindowsノートパソコンよりも高速でよりパワフルだとしています。なお、組込型M12コプロセッサーも内蔵。
さらに最大10時間のバッテリー駆動時間、より高速なWi-Fi接続、そして他のどのタブレットより多くのLTEバンドをサポートし60%高速なギガビット級LTEにより、1日中生産的かつ創造的でいることができるとのこと。外部接続・充電端子はUSB Type-Cで、18W USB-C電源アダプタが付属します。
カメラは前面が約700万画素裏面照射型CMOSのフロントカメラ「TrueDepthカメラ」(F2.2)、背面が約1200万画素裏面照射型CMOS/広角レンズ(F1.8)と約1000万画素裏面照射型CMOS/超広角カメラ(F2.4、画角125°)のデュアルリアカメラを搭載し、ともに5枚構成レンズでサファイアクリスタル製レンズカバーとなっています。
またより明るいTrue Toneフラッシュやハイブリッド赤外線フィルター、Focus Pixelsを使ったオートフォーカス、スマートHDR、ノイズリダクション、バーストモードなどに対応し、動画は4K・60fpsまで撮影可能。フロントカメラはポートレートモードやポートレートライティング、アニ文字・ミー文字、Retina Flash、スマートHDR、バーストモードなどに対応。
部品配置は、横持ちしたときに右側面に電源/スリープキー、下側面に音量上下キーおよび磁気コネクター、Smart Connector、左側面にUSB Type-C端子が配置。また、Wi-Fi+Cellularモデルでは下側面にnanoSIMカードスロットも搭載。
外部スピーカーは従来通りに四隅に4つ搭載し、独立したツイーターと新しいウーファーによってより臨場感のあるステレオサウンドを実現。音響面では「Dolby Digital(AC-3)」および「Dolby Digital Plus(E-AC-3)」をサポート。マイクも5つ搭載し、通話やビデオ撮影、オーディオ録音のために周囲のノイズを消しつつ、高音質でFaceTimeオーディオを利用可能。
その他の仕様では、Wi-Fi 6やMIMOに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(同時デュアルバンド2.4GHz/5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、電子コンパス、iBeacon、3軸ジャイロセンサー、加速度センサー、気圧センサー、環境光センサーに対応。またWi-Fi+Cellularモデルでは位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo・QZSS)に対応し、nanoSIMカードスロット(Apple SIM対応)に加えてeSIMにも対応しており、対応周波数帯は以下の通り。
UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)、GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)
ギガビット級LTE(モデルA2068とA2069:バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、29、30、34、38、39、40、41、46、48、66、71)
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(引用元:livedoor news)