シャープ初の5G対応!新フラッグシップスマホ「AQUOS R5G」を写真と動画で紹介。6.5型QHD+液晶や8K対応…

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新フラッグシップスマホ「SHARP AQUOS R5G」を写真と動画でチェック!


既報通り、シャープが5G(第5世代移動通信システム)や8Kワイドカメラによる写真やムービーの撮影に対応した新しいフラッグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R5G」を発表した。日本における移動体通信事業者(MNO)が今春から開始する5Gの商用サービスに合わせて販売開始されるという。

すでにソフトバンクが5G対応の携帯電話サービス「SoftBank 5G」を3月27日に開始することを発表しており、その第1弾製品としてSoftBank向け「AQUOS R5G(型番:908SH)」が開始に合わせて3月27日に発売されることが発表された。価格は公式Webストア「ソフトバンクオンラインショップ」では129,600円(税込)となっており、現在、事前予約受付中だ。

この他、恐らく同じく3月に5Gサービスを開始予定となっているNTTドコモやauからも販売されるものと予想される。本記事ではそんなシャープ初の5GスマホとなるAQUOS R5Gを写真と動画を交えて紹介する。


AQUOS R5Gの正面。左からブラックレイおよびアースブルー、オーロラホワイト

AQUOS R5Gはシャープのフラッグシップスマホ「AQUOS R」シリーズの最新モデルで、昨年発売された「AQUOS R3」の後継機種となる。最大の特徴は同社のスマホ「AQUOS」シリーズでは初の5G対応であり、高速・大容量・低遅延の通信を活かし、映画などの大容量動画データを数秒でダウンロードできるほか、カメラで撮影した動画も高速でアップロード可能となっている点だろう。

また、よりリッチなコンテンツを活かすためにディスプレイも大きさや画質が向上しており、アスペクト比9:19.8の約6.5インチQHD+(1440×3168ドット)「Pro IGZO」液晶を搭載し、HDR10やDolby Visionに加え、コンテンツに応じて輝度などを自動で調整する「HDRエンハンサー」機能に対応したことで高い視認性と低消費電力の両立を実現しているという。


HDRエンハンサーに対応し、5Gでモバイルの視聴環境がシネマ品質に

省電力バックライトON・OFFの比較

スマートカラーマッチングを適用している状態とそうでない状態

またAQUOS R3と同様に倍速120Hzのリフレッシュレートや10億色表示に対応しているほか、さらに色再現域としてAdobe RGBに対応し、肌の質感や青空のグラデーションなども忠実に再現する表現力を持ち、HDRのピーク輝度が向上し、最大輝度1000cd/m2を実現したことによって強い日差しの下でも見やすくなっているとのこと。

加えて効率を12%向上した「省電力バックライト」を搭載しているため、コンテンツに合わせてバックライト輝度を制御して消費電力を削減することで省電力性も保っているという。新たに新RGBセンサーが認識した細かな色温度から人が感じている色合いに近い映像へ画質調整することで周辺環境の色合いに馴染む画面表示ができる「スマートカラーマッチング」に対応。


AQUOS R5Gを持ったところ。最近の大画面スマホとしては標準的な持ち心地

AQUOS zero2は画面内指紋センサーを搭載していたが、AQUOS R5GではAQUOS R3と同じくデュアルノッチで指紋センサーが内蔵されたホームキーを搭載しており、シャープのこだわりを感じる

なお、切り欠きはAQUOS R3と同じく上部中央にフロントカメラが配置されている面積の小さなノッチがあるほか、下部中央にも指紋センサーを兼ねたホームキーが配置された幅の広いノッチがある“デュアルノッチ”仕様となっている。サイズは約162×75×8.9mm、質量は約189g。

本体カラーはアースブルーおよびブラックレイ、オーロラホワイトの3色展開で、背面パネルはナノレベルでの表面加工で上質で美しい仕上がりとなっており、無駄のないシンプルなデザインで、側面は独自のマイナスR形状のアルミフレームによって心地良いホールド感を実現しているとのこと。


AQUOS R5Gの背面。左からブラックレイおよびアースブルー、オーロラホワイト。中央に「AQUOS」ロゴ、その上におサイフケータイマークがあり、特にブラックレイおよびアースブルーは光の辺り具合によって色味が変わるようになっている

AQUOS R5Gのリアカメラの構成。縦に並ぶカメラの右にあるのはLEDフラッシュライト

カメラはAQUOSスマホでは初の8Kワイドカメラを搭載し、背面にあるリアカメラは約1220万画素裏面照射積層型デュアルピクセルCMOS(1画素1.4μm)/広角レンズ(画角78°・焦点距離26mm相当・F1.7)および約4800万画素裏面照射積層型CMOS(QBC)/超広角レンズ(画角120°・焦点距離19mm相当・F2.9)、約1220万画素裏面照射積層型CMOS/望遠レンズ(画角44°・焦点距離52mm・F2.7)、ToF(3D)カメラ(HQVGA)のクアッド構成となる。

メインとなる広角カメラおよび超広角カメラ、望遠カメラはともに新画質エンジン「ProPix2」(被写体ブレ補正)およびAIライブストーリーProに対応し、広角カメラはハイスピードAF(全面位相差)および光学式手ブレ補正(OIS)、電子式手ブレ補正(EIS)、超広角カメラはEISおよびAIライブシャッター、望遠カメラはOISおよびEIS、ハイスピードAF(PDAF)、光学2倍ズーム、ハイブリット16倍ズームに対応する。

これにより、8K解像度(7680×4320ドット)の高精細かつ広い画角の迫力ある静止画や動画が撮影でき、多くの人が集まる場所などを広範囲に撮影してもひとりひとりの顔まで鮮明に記録可能で、独自開発のAI(人工知能)が動画に映った人やペット(犬、猫)を自動で認識してズームして再生する「フォーカス再生」機能にも対応。フロントカメラは約1640万画素裏面照射型CMOS/広角レンズ(F2.0)で、顔認証にも対応。


AQUOS R5Gの左右側面。右側面には音量上下キーと電源キー、左側面にはカードスロットが配置。カードスロットはnanoSIMカード(4FF)とmicroSDXCカードが1枚ずつ入る

AQUOS R5Gの上下側面。上側面には3.5mmイヤホンマイク端子とマイク、下側面にはUSB Type-C端子とマイク、スピーカーが配置されている

主な仕様はQualcomm製のハイエンド向けチップセット(SoC)「Snapdragon 865 5G mobile platform」(オクタコアCPU/2.8GHz+1.8GHz)および高速なLPDDR5による12GB内蔵メモリー(RAM)、UFS 3.0およびWriteBoosterの256GB内蔵ストレージとなっており、CPUのパフォーマンスはAQUOS R3と比べて約25%向上しているとのこと。なお、外部ストレージとしてmicroSDXCカードスロット(最大1TB)も搭載。

またバッテリー容量は3730mAhで、高いパフォーマンスを引き出すためにスマホでは初の純度95%以上の銅製放熱ブロック・シールドを設置して本体の温度上昇を抑える設計となっているほか、引き続いて急速充電「USB PD」や2つの充電ICを用いた「パラレル充電」にも対応して充電しながらゲームをしたりしてもパフォーマンスが落ちないようになっているという。音響面ではステレオスピーカーやDolby Atmos、ハイレゾ音源に対応。


内部基板も展示されており、シャープ独自の放熱への取り組みとして銅ブロックと銅シールドによる仕組みが確認できた

放熱システムはSoCからの熱を銅ブロックがディスプレイパネルの裏側に設置してある放熱シートに高速伝導し、液晶のバックライトの熱とともにディスプレイ面から放熱するとともに背面側では銅シールドで全体に熱を拡散して均一化するようになっているとのこと。

これにより、AQUOS R3と比べてSoC周辺の熱伝導を増大させてCPU温度が約20℃低下(CPU 4W消費時)し、最高性能維持時間が約25倍となっているという。またSnapdragon 865とモデムチップ「Snapdargon X55 5G Modem」を敢えて分散実装することで熱源を離す工夫もしているとのこと。なお、銅ブロック・銅シールドによる放熱システムは特許出願中。


シャープの発表会ではAQUOS R3との速度比較の展示も行われていた

AQUOS R5GはWi-Fi 6にも対応する

設定の「端末情報」を表示したところ

OSはAndroid 10をプリインストールし、最大2回のOSバージョンアップを保証。音声などによるサポート機能「EMOPA」(Version 11.0)や「Adobe Photoshop Express」を搭載し、AQUOS zero2に続いてゲーム向けの独自機能「ゲーミング設定」も搭載し、さらにQualcommのゲーム向け機能「Elite Gaming」にも対応する。

防水(IPX5・IPX8)および防塵(IP6X)、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC Type A/B、ワンセグ、フルセグ、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo・BDS・QZSS)、Bluetooth 5.1に対応。携帯電話ネットワークは5G NR方式のSub-6(6GHz未満の低周波数帯)のn77およびn78、n79に対応して下り最大4Gbpsとなっているとのことで、SoftBank 5Gでは下り最大2.0Gbspおよび上り最大103Mbpsということだ。

記事執筆:S-MAX編集部
写真・動画撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)

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(引用元:livedoor news)

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