九州新幹線の出水駅〜川内駅のトンネル内で携帯電話が使えるように! |
NTTドコモおよびKDDI、ソフトバンクは26日、九州旅客鉄道(以下、JR九州)と共同で高速鉄道路線「九州新幹線」における携帯電話サービスエリア拡大や品質改善を目的にエリア整備を進めており、新たに九州新幹線「出水駅〜川内駅」区間のすべてのトンネル内で携帯電話サービスの提供を2020年1月31日(金)始発より開始すると発表しています。
これにより、九州新幹線の「博多駅〜川内駅」間で携帯電話サービスを快適に利用できるようになり、残る「川内駅〜鹿児島中央駅」までの区間についても2020年夏までのサービスエリア化に向けて現在対策工事実施中で、順次サービスの提供を開始する予定だということです。なお、ワイモバイルの携帯電話も利用可能。
トンネルなどの人工的な構築物により電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において移動通信用中継施設などを設置して携帯電話などを利用可能にするなど、電波の適正な利用を確保することを目的として実施されている「電波遮へい対策事業」に基づく国の補助金を活用して工事が行われています。
九州新幹線では2017年12月1日より新鳥栖駅〜新大牟田駅間、2018年6月より新大牟田駅〜熊本駅駅、2019年7月16日より新八代駅〜新水俣駅、2019年10月31日より新水俣駅〜出水駅および出水駅〜川内駅手前のすべてトンネル内で携帯電話が使えるようになっていましたが、今回新たに出水駅〜川内駅の残りの区間でも使えるようになります。
新たにエリア化されたのは出水駅〜川内駅の5トンネル(総延長約11.0km)で、総務省にて2019年2月27日に移動通信基盤整備協会を通じて電波遮へい対策事業の補助金交付が支給されることが決定されており、総事業費および補助金交付決定額は9億円および3億円(補助金交付決定額は総事業費の3割)。各社では電車内における携帯電話の利用についてマナーを守るように案内しています。
路線 | 区間 | トンネル名 | 長さ |
九 州 新 幹 線 |
出水駅〜川内駅 | 第3紫尾山トンネル(南) | 5821m |
長野トンネル | 1706m | ||
小畑トンネル | 1024m | ||
川原段トンネル | 735m | ||
高城トンネル | 1690m |
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・(PDF)九州新幹線 携帯電話のサービスエリア拡大について −川内駅まで通話可能になります− | 九州旅客鉄道
・総務省|九州総合通信局|九州新幹線トンネルでの携帯電話利用に向けて −電波遮へい対策事業の補助金交付を追加決定−
(引用元:livedoor news)