一般的なスマホとしても2画面スマホとしても!2つのシルエットをもつG8X ThinQの外観とプリインアプリは如何に!? |
12月6日にソフトバンクは発売した同梱の専用ケースを装着することによって“デュアルスクリーン(2画面)”化できる超個性派なLGエレクトロニクス製のフラグシップスマートフォン(スマホ)「LG G8X ThinQ(型番:901LG)」を発売しました。
必要に応じて一般的なハイエンドなスマートフォンとして、そして同梱のDual Screenケースを装着することで2画面スマートフォンとしても利用可能なコンバーチブルなスマートフォンで、その機能面における特徴以外にもフラグシップ級の性能にもかかわらず、本体価格55,440円(ソフトバンクのオンラインショップ価格)で購入可能というトンデモないコストパフォーマンスもポイントでしょう。
前回は「家電量販店で回線契約なしの一括購入からSIMロック解除、内容物の紹介」をお送りしましたが、本記事ではG8X ThinQの外観の解説とプリインストールアプリの紹介などをお送りしようと思います。
【G8X ThinQの外観をチェックする(通常時)】
まずは、Dual Screenケースと合体をしていない通常時での本体外観を見てみましょう。
G8X ThinQの正面(左側)と背面(右側)
外形としては縦160mm×横幅76mm×厚さ8.4mmで、本体重量は約193gと本体のみで見た場合の現行のハイエンドモデルスマホとしては標準的な外観です。重量は約193gと若干重めな方かも(ちなみにSamsungのGalaxy Note10+が約196g、Xperia 1が約178g、AQUOS R3が約185g)しれません。
ディスプレイは水滴型ノッチが配置された画面サイズ6.4インチ・FHD+(2340×1080ドット)の有機ELディスプレイで発色も鮮やかなものとなっています。
ノッチ部に配置されたインカメラは約3200万画素と非常に高精細なものを採用していますが、顔認証機能は非対応で、画面ロックの解除は指紋認証か従来のパスワードやパターン入力によるものとなります。
ちなみに指紋センサーは画面内のホームキーの少し上にあります。(指紋登録がされていると画面内のセンサーのある場所にアイコンが表示されます)
背面側にはデュアル仕様の広角(約1200万画素)+超広角(約1300万画素)のカメラ(フラッシュライト付き)が配置されています。ちょっと珍しいのは最近のハイエンドモデルのスマホにありがちなカメラ部のせり上がりがないこと。
凹凸のない完全なフラットボディのスマホは個人的にはそうとうに久しぶりな気がします。ただし、本当につるっつるなので、MIL-STD-810G準拠のテストをクリアしたハードボディとはいえ滑り落とさないように注意する必要があるかもしれません。(Dual Screenや付属のカバーを使用時は特に滑りやすくなることはありませんが)
ぺたーんなのが好きな人も納得のフラットボディ
天面(左側)と底面(右側)
天面側はSIMカードおよびmicroSIMカードスロットがあります。SIMピンを使うことで取り出すことができます。対応カードはSIMカードがnanoSIM(4FF)、microSDカードは最大で512GBのSDXCカードまで利用可能です。
SIMカードおよびmicroSIMカードスロット
なお、microSDカードスロットがグローバル版のG8Xと共通のものを使用しているのか、こちらにも形状的にnanoSIMカードが入るようになっていますがこちらにSIMカードをセットしても認識しません。
底面側には外部スピーカーにUSB Type-C端子、3.5mmイヤフォンジャックが配置されています。フラグシップクラスのハイエンド仕様でありながら、イヤフォンジャックが搭載されているというのは最近のスマホでは珍しく、無線ラグによるプレイミスが致命的なこともある音楽ゲームなどを遊ぶユーザーには非常に大きいポイントとなります。個人的にはSnapdragon855搭載のハイスペックスマートフォンでイヤフォンジャックが搭載という点で、スマホゲームプレイヤーにはこれだけで人に薦める理由となるのです。
左側面(左側)と右側面(右側)
右側には電源キー、左側面には音量キー(+と-)とGoogleアシスタントの呼び出しキーがあります。Googleアシスタントキーは単押し、長押しなどで起動するGoogleアシスタントの機能を設定することができますが、今のところその他のアプリ起動のショートカットなどを登録することができません。(筆者としてはカメラやSNSを登録したいのですけども)
背面カメラ込みでフルフラットなボディにイヤフォンジャック搭載で画面サイズ大き目のハイエンドスマートフォン。本体のみで見ても十分な魅力を備えているのではと思います。
【G8X ThinQの外観をチェックする(DualScreen)】
続いて、同梱のDual Screenケースをセットした状態(G8X ThinQ Dual Screen)の外観を見てみましょう。
G8X ThinQにDual Screenケースを合体させると2画面クラムシェルタイプのスマホとなり、その性質も大きく変容します。
G8X ThinQ Dual Screen(オープン時)の正面(左側)と背面(右側)
合体した状態の外形は画面オープン時で縦166mm×横幅164mm×厚さ15mmで、本体重量は約331gと巨大化します。折り畳み時の持った感じは(筆者の主観ですが)思ったより、負担に感じない印象を受けます。
Dual Screen側のディスプレイも本体と同じ、6.4インチ・FHD+(2340×1080ドット)の有機ELディスプレイで、本体側と同じように水滴型のノッチがあります。こちら側のノッチ部にカメラはなく、ノッチの部分だけ黒くなっています。
大きさの目安として、全く同じではないのですが、携帯用ゲーム機のNew ニンテンドー3DS LLが比較的近い大きさをしているので、並べてみました。
New 3DS LLが大きさとしては近い。実物を見たことのない人の参考にどうぞ
また、Dual Screenケースのシェル表側には「カバーディスプレイ」と呼ばれるモノクロ表示のの小さなディスプレイがあり、フィーチャーフォン(ガラケー)のサブディスプレイのようにメールの通知や時間などを表示することができます。
くっきりと見やすい「カバーディスプレイ」
その他の変更点として、合体しても音量キーや電源キーなどはそのまま同じように利用できるのですが、充電端子がUSB Type-C端子から専用のマグネットコネクタへ変わってしまう点が大きなポイントとなります。
これにより、この状態の本機を充電する場合は手持ちのUSB Type-Cケーブルに専用の充電用アダプタを接続してコネクタへつけて充電を行うか、無線による非接点充電のQiを使うかのみとなります。
しかも意外とマグネットの磁力が弱いのか、外れやすいです。
前回の記事でも触れていますが、紛失するとLGエレクトロニクスのサポートから直接問い合わせをして購入することになるので、あらかじめ予備の変換アダプタを買うか、Qiの充電器を用意しておくことをお勧めします。
【プリインストールアプリをチェック】
最後にプリインストールアプリをまとめて紹介します。
G8X ThinQのホーム画面
ホーム画面は初期状態で通常のホーム画面2枚とGoogleアプリを使用した全3枚構成。もちろん設定を変えることでGoogleアプリを無効化したりホーム画面の枚数を増やすこともできるのも一般的なAndroidスマホと同様です。
アプリ一覧画面
テレビアプリやGmailやYouTubeといったGoogle関連のアプリのほか、ソフトバンクが販売しているスマホだけあって、ソフトバンクのキャリアサービス関連のものやYahooアプリなどが多くプリインストールされています。その一方で、SNSアプリにおいては「LINEアプリ」がないのに「Facebookアプリ」がプリインストールされているのが興味深いところ。
その他には「エンタメ」のフォルダにDual Screenでの2画面操作対応のバスケットボール動画サービス「バスケLIVE」やサードパーティ製のWebブラウザーアプリ「Whale」やゲームアプリ「フォートナイト」のインストーラーが用意されていました。
確かに本機ならFPSバトルゲームとは相性は良さそう。しかし、なぜエンタメのフォルダにWebブラウザーが?
画像の多いこともあり、だいぶ駆け足気味での記事となったものの(2台分の外観の画像用意することを計算していなかったのです…)、G8X ThinQの外観の感じや大きさ、プリインストールアプリの紹介をお送りしました。
次回は、本機をしばらく使ってみて、感じた点や2画面を活用してできることなどを紹介したいと思います。
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(引用元:livedoor news)