メッシュWi-FiやGoogleアシスタントに対応したホームルーター「Google Nest Wifi」が11月29日発売! |
グーグル(以下、Google Japan)は28日、Googleが今年10月に発表した無線LAN(Wi-Fi)の利用できる範囲を広げられる「メッシュWi-Fi」(IEEE802.11s準拠)に対応したホームルーター「Google Nest Wifi」(Google製)を日本で2019年11月29日(金)に発売すると発表しています。
Google Nest Wifiは親機となる「Google Nest Wifi ルーター」と子機となる「Google Nest Wifi 拡張ポイント」からなり、Google Nest Wifi ルーターだけでも通常のホームルーターとして利用できますが、子機のGoogle Nest Wifi 拡張ポイントを利用することでメッシュWi-FiによってWi-Fiエリアを広げることができます。
またGoogle Nest Wifi 拡張ポイントはAI(人工知能)による音声サポートサービス「Google アシスタント」に対応したスマートスピーカーとしての機能も備えています。なお、今後はIEEE802.15.4スレッド(2.4GHz)が有効化される予定で、ドアセンサーや人感センサー、ドアロックなどのスマートホームデバイスに安全な接続を提供できるようになるということです。
価格はオープンながら希望小売価格および公式Webショップ「Google ストア」ではルーターが税別18,000円(税込19,800円)、拡張ポイントが税別16,500円(税込18,150円)、ルーターと拡張ポイントパックが税別29,000円(税込31,900円)となっています。
販路はGoogle ストアのほか、エディオンやケーズデンキ、コジマ、上新電機、ソフトバンクショップ、ソフマップ、TSUKUMO、ノジマ、PCデポ、ビックカメラ、ベイシア電器、ベスト電器、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、楽天ブックスといった量販店やECサイトなどです。
Google Nest WifiはGoogleのホームルーター「Google Wifi」の後継機種で、新たにスマートスピーカーやスマートディスプレイなどのスマートデバイスと同様に同社が買収したNestブランドとなりました。Google WifiもメッシュWi-Fiに対応していましたが、Google Nest Wifiではさらに拡張ポイントがGoogle アシスタントに対応したスマートスピーカーとなっているほか、より広い範囲で安定した通信を提供できるようになっています。
例えば、Google Nest WifiではGoogle Wifiよりも最大2倍の速度と最大 25%広い通信範囲を実現し、スター接続とデイジー チェーン接続の両方の設定をサポートし、ルーター1台で最大約120平方メートル、拡張ポイント1台で最大約90平方メートル、ルーター1台と拡張ポイント2台を組み合わせることで最大約300平方メートルをカバーできるとのこと。またすでにGoogle Wifiを利用している場合にもGoogle Nest Wifiのルーターや拡張ポイントを併用してメッシュWi-Fiを構築できるようになっているということです。
また同社では一般的なホームルーターは必ずしもインテリアとしてのデザイン性を考慮に入れていない場合も多く、クローゼットや棚に隠されてしまいがちだと指摘しつつ、棚板などの遮るものがあるとWi-Fiの信号がブロックされ、シグナル強度が最大50%弱くなってしまうため、通信が遅くなったり不安定になったりするとし、Google Nest Wifiのルーターや拡張ポイントは柔らかい曲線のフォルムと目立たないライトを備えた美しいデザインを採用しているとしています。
最高の性能を発揮できるように棚の奥にしまい込まずに開けた場所でインテリアの一部として設置できるようなデザインをめざしており、色はどんな家にも馴染む白を基調とした「スノー」の1色がラインナップされています。なお、それぞれ環境に配慮した素材を使用していおり、ルーターの外部エンクロージャーの45%、拡張ポイントの外部エンクロージャーの40%に再利用プラスチックが使われているとのこと。
設定はGoogle Homeアプリで簡単に
Wi-Fiの仕様はルーターと拡張ポイントともにデュアルバンドに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)で、ルーターは4×4 MIMO(5.xGHz)および2×2 MIMO(2.4GHz)に対応したAC2200 MU-MIMO Wi-Fi、拡張ポイントは2×2 MIMO(2.4および5.xGHz)に対応したAC1200 MU-MIMO Wi-Fiとなっており、最新の暗号化規格「WPA3」もサポートし、セキュリティーの自動更新に対応しているほか、ルーターにはTrusted Platform Moduleが搭載されています。
また自己回復ネットワークや送信ビームフォーミング、IEEE802.11.k/vに準拠したクライアント ローミング(自動)、プロアクティブ バンド ステアリング機能(最適なパフォーマンスが得られるチャンネルに誘導)に対応し、ローカルホーム接続機能を備えているので一部の機器ではハブを介さずにシステムに直接接続できます。これにより、主要なブランドのスマート照明やスマートコンセントをGoogle Home アプリから簡単にセットアップ可能だとしています。
さらに64ビットARMコアによる1.4GHzクアッドコアCPUや機械学習(ML)ハードウェア エンジンによってルーターと拡張ポイントはそれぞれ100台の接続デバイスに対応可能で、複数の4K動画の同時ストリーミングが可能と高性能となっており、ルーターは1GB内蔵メモリー(RAM)と4GB内蔵Flashストレージ、拡張ポイントは768MB RAMおよび512MB内蔵Flashストレージを搭載しています。
その他、Bluetooth 4.2 LEや電源用バレルジャックを搭載。電源は電源アダプター(15W)によって行います。なお、ルーターはデュアル ギガビット イーサネット ポート、拡張ポイントは静電容量方式タッチセンサーや360°サウンドを実現する40mmドライバーによるスピーカー、高感度マイクも搭載。サイズと質量はルーターが約110×110×90.4mmおよび約380g、拡張ポイントが約102.2×102.2×87.2mmおよび約350g。
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(引用元:livedoor news)