アップルの新しい完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」のノイズキャンセリングを騒がしい場所で試す!…

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ノイキャン対決!?Apple AirPods ProとSony WF-1000XM3をパチンコ屋で試す


Apple(アップル)が完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」シリーズの新製品「AirPods Pro」を10月28日に発表し、10月30日より販売されています。価格は同社の直営店および公式Webストア(Apple.com内および専用アプリ「Apple Store」)での価格27,800円(以下すべて税別)。

すでに購入して開封レビューをお届けしており、他のサイトも含めて発売以来、たくさんのレビューが出ています。筆者もそれらのAIrPods Proの多くのレビューにほぼ同意しており、これまでに仕事柄、他の人の一生分(言い過ぎ?!)ぐらいのイヤホンやヘッドホンを試していますが、ここ数年で最高の生活に寄り添うノイズキャンセリングイヤホンだと思っています。

何より“付けているストレスがない”ことに尽きます!ですが、決着がまだついてないと個人的に感じるのは本当にSony(ソニー)の最高峰ノイズキャンセリングだと言われている完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」とどっちがノイズキャンセリング性能は高いのかということ。

そもそも決着をつける必要はないのかもしれませんが、気になったので筆者の主観での評価になるものの、今回は日常で最も騒がしい場所かつ身近なエクストリーム騒音環境で数時間テストを敢行しました。
行かない人は絶対行かない場所かもしれませんが、極限環境でのノイズキャンセル性能比較として参考にしてみてください。


AirPods Pro

テストはAirPods Proに加え、決着をつけるべくWF-1000XM3、そしてノイズキャンセリングには対応していませんが、前機種「第2世代AirPods」の3製品で行いました。さて、問題の日常で最もエクストリームな騒音場所ってどこなのさ?ということですが。

ズバリ、“パチンコ店”です。

というわけで、東京都・秋葉原にあるパチンコ店に5時間ほどお邪魔して3製品でじっくり聴き込んできました。なお、このパチンコ店の騒音レベルはどうでしょうか?ということで、スマートウォッチ「Apple Watch Series 4」で計測した結果が以下となります。


ジャン!98dB

一般的に100dB程度で「非常にうるさい」と言われ、カラオケ店やディスコ、騒がしい工場などが挙げられ、Apple Watchでは「10分で聴覚障害が起きかねない」とのこと。そんな場所に5時間も……コワイ!!ちなみに爆音のロックバンドなどのライブやガード下などでは120dB程度となって「苦痛を感じる」レベルとなるということです。

さて、長時間いなければテストにならないので仕方なくこのパチンコ機に座り込みました。魔法少女まどかマギカ2 キュウベェに耳を壊されるだけでなく、お金を無限に吸い込まれるインキュベーターの魔のパチンコ機、しかしテストには関係ありませんよ(;´Д`)

100db近くの環境でまず第2世代AirPodsを装着して遊戯しました。付けていないよりはマシですが、しばらくすると耳奥が痛くなってきました。申し訳ないのですが、30分ほどでテストを終わらせました。

お次は本命、AirPods Pro……期待してるよ!Proの意地を見せてくれ!!

まず、装着するとすぐにわかるのですが、確かにノイズキャンセルがかなり効きます。騒音は確実に消えます。しかし、主にキャンセルされるのは中低音。この種の店舗特有の高音域にある金属音はあまり消えません。パチパチっていう金属ボールの音が聴こえてきますし、演出の高い音も聴こえます。

不思議なのは、音楽をかけたり、インターネットラジオアプリ「radiko」を再生した後のこと。マスキングのせいなのか、それとも秒間200回というノイズキャンセリングの計算が効いているのかノイズはかなり減っていきます。

日頃は圧迫感を少なくするためSサイズをつけているのですが、Mに変えるとさらに特に金属音のノイズは減りました。これは密着率が上がり耳穴からのノイズが減ったためと考えられます。そして、パチンコ機の演出音はきちんと聞こえること。

これは利用者にとっては大きなメリットかもしれません。こういう店舗で絶対的に音が聞こえない状況を求める人がどれだけいるかわかりませんが、確実にストレスは減りますし、十分居ても耐えられる程度にノイズは減ります。

音楽やradikoは必要充分に聞こえますし、会話も理解できますが、聴き込むとか音質評価とかは無理といったところで、ある程度聴こえるという範疇です。まぁ、個人的には減ったとはいえ騒音がまったく気にならないかと言えば、軽減はしたものの若干はうるさいなという印象です。

そしえついに最後、ラスボスWF-1000XM3を利用してのテストを実施!


最高レベルのノイキャンをうたう現行Sonyの最終兵器

結論から言うと、このエクストリームな環境では一番、ノイズキャンセリングが効きました。高音から低音まですっぽり消してくれます。音楽でもradikoでも一番聴きやすく楽しめるレベルです。これはAirPods Proへの大きなアドバンテージでしょう。

ただし、やはり耳への装着感は押し込む感じがあり、この耳栓効果のせいで音が消えている可能性も高く、AirPods Proと比しての差かもしれません。

一方でこうしたパチンコ店のようなところで問題がないか?と言われればあります。まずパチンコ機の演出音声が聴き取りづらいです。ロボットのように「そんなもん関係ない!」というプロの人は知りませんが、ゲーム性を楽しむにはここまで消されるとまどかさんやほむらさんのセリフは聴き取りづらいです。

この遊技機で勝利すると聴こえる音楽も楽しめません。外音取り込みを調整して使っても良いのですが、不自然さは否めませんし、それならAirPods Proの方がより良いと思います。もしも、騒音の多いパチンコ店で静寂を求める人(いるのかな?!)でストレスを最大限少なくしたい方にはオススメできます。

ということで、かなり特殊な環境なのですが、こういう場所でのノイズキャンセリング性能だけなら圧倒的にXM-1000XM3がベストです。高音から低音まで満遍なくノイズを遮断し、確実に騒音をキャンセリングしてくれます。

しかし、適度にノイズを消しつつ遊技機の音も聴きたいならAirPods Proが良いでしょう。経験した中ではラスベガスのカジノのスロット機もこんなにうるさくないので、それだったらAirPods Proが良いと思います。

特殊な環境ですが、上から下まで聴覚がおかしくなるほどの騒音下で、絶対的なノイズキャンセリング性能はXM-1000XM3が上だという結論に今回は至りましたが、逆に周囲の音がかなり消されるのでXM-1000XM3のノイズキャンセリングを使って外出するのは危険かもしれません。

なお、おまけですが、パチンコ店は進化しており、筆者が訪問した店ではUSB充電コネクターが2つありました。ガジェットがあっても電源は困らないず、今回のテストも余裕を持って行えました。後、18歳未満の方は入店禁止なのでお気をつけて。適度に遊んでくださいね。


みなさん、電子たばこやスマホを使いながらなので、USBはパチンコ店に必須の装備に
記事執筆:IINAlab工場長

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(引用元:livedoor news)

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