完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」を紹介! |
サムスン電子ジャパンが完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds(型番:SM-R170)」を5月23日に発売しました。量販店やWebストアなどにて販売されており、価格はオープンながら希望小売価格が税抜15,880円(税込17,150円)となっています。
Galaxyシリーズの完全ワイヤレスイヤホンとしては前機種「Galaxy Gear IconX」に続く製品となり、約30%小型化されているほか、充電ケースがワイヤレス充電に対応しており、最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S10」や「Galaxy S10+」が対応するワイヤレス給電機能によって乗せるだけで充電できるようになっています。
またGalaxy S10およびGalaxy S10+は日本ではNTTドコモとauから販売されていますが、発売前に予約して購入し、専用WebページからエントリーするとGalaxy Budsがもらえるキャンペーンを実施していました。今回、NTTドコモ向け「Galaxy S10 SC-03L」を購入した筆者もようやくこのキャンペーンでGalaxy Budsをゲットしたので写真を交えて紹介します。
予約&購入キャンペーンで届いたGalaxy Buds
Galaxy BudsはAppleの「AirPods」やSonyの「WF-1000XM3」などと同じイヤホンの左右も別れている完全ワイヤレスイヤホンです。筆者はこれまでにAirPodsやソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia Ear Duo」などの完全ワイヤレスイヤホンを利用してきました。
違いとしてはGalaxy BudsやWF-1000XM3はインイヤー型で密閉感が強く、AirPodsやXperia Ear Duoはオープンイヤー型で周囲の音も聞こえ、特にXperia Ear Duoは“デュアルリスニング”としてそれを特徴としています。ざっくりとではインイヤー型のほうがイヤホンの音に集中しやすいと言えるでしょう。
Galaxy Budsの箱を開けたところ
Galaxy Budsの付属品
Galaxy Budsの同梱物はイヤホン本体と充電ケース、イヤーチップ×3セット(1セットは装着済み)、ウィングチップ×3セット(1セットは装着済み)、充電ケーブル(USB Type-C to USB Type-A)、クイックスタートガイド、保証書となっています。
本体カラーはホワイトおよびブラック、イエローの3色が販売されていますが、予約&購入キャンペーンはホワイトのみとなっています。白が好きで、Galaxy S10 SC-03Lもプリズムホワイトなので個人的にはちょうど良かったのですが、できればGalaxy S10・S10+の本体カラーに合わせた色が選べると良かったですね。
なお、予約&購入キャンペーンでは当初、6月下旬以降にプレゼントを発送予定でしたが、応募した人にはメールで連絡が来ていた通りに商品の在庫が足りないので発送が遅れたため、最終的に筆者の元に届いたのは8月2日でした。また、NTTドコモが販売する「Galaxy S10+ Olympic Games Edition SC-05L」にはGalaxy Budsが付属しています。
Galaxy Budsの充電ケースのサイズ感。Galaxy S10と並べてみた
Galaxy Budsはイヤホン自体はサイズが約19.2×17.5×22.5mm、質量が約6g、バッテリー容量が58mAh、充電ケースはサイズが約26.5×70×38.8mm、質量が約40g、バッテリー容量が252mAhとなっており、イヤホンには加速度センサーや近接センサー、ホールセンサーが内蔵されています。
重さはAirPodsが第1世代・第2世代ともに約4g、Xperia Ear Duoが約10.6gとなっており、さすがにXperia Ear Duoは耳を挟むような形状なので大きいですが、サイズ感としてはGalaxy Budsが最も球形に近いのでたいした違いはないものの、AirPodsよりもコンパクトな印象を受けます。
充電ケースを開けると自動的にペアリングモードに
Galaxy Budsのイヤホン本体。ウィングチップの突起がある方を上にして耳に装着
利用時間はGalaxy Buds本体だけでは音楽再生で最大6時間、通話で最大5時間、充電ケースを利用した場合では音楽再生で最大13時間、通話で最大11時間となっており、約15分の急速充電で最大100分間の音楽再生が可能とのこと。チップセットはBroadcom製「BCM43014」、OSは「RTOS」を搭載。
イヤホン本体だけだと、AirPods(第2世代)は音楽再生で最大5時間、通話で最大3時間、Xperia Ear Duoは音楽再生で最大4時間、通話で最大2.5時間なので多少ですけど、より電池持ちは良いようです。充電ケースを含めると、AirPods(第2世代)は音楽再生で最大24時間、通話で最大18時間と軍配が上がります。
充電ケースの底面には技適マークなどが記載
充電ケースの充電端子はUSB Type-C
充電ケースは前述通りにワイヤレス充電にも対応
コーデックはサムスン電子独自の「スケーラブル」に加え、AACやSBC、BluetoothはVersion 5.0で対応プロファイルがA2DPおよびAVRCP、HFPとなっています。音質はサムスン電子傘下の音響機器メーカー「AKG」がチューニングしており、Galaxyシリーズのスマホなどではスケーラブルによってより高音質かつ安定して利用できるようです。
またイヤホン本体に内蔵されているセンサーによって耳に装着したことを検知して音楽再生が可能な状態になったり、以前に再生していた場合には自動的に音楽が再生され、さらに取り外すと音楽再生が一時停止されたりする「オートスイッチ」に対応。装着はしやすく、各ウィングで若干サイズを調整できるので、少なくとも筆者は走ったりしても落ちなさそうです。
Galaxy Wearableアプリで初期設定
Galaxy Budsのイヤホン本体にはタッチセンサーも搭載されており、初期状態ではタップ(1回触る)で音楽再生/一時停止、ダブルタップ(2回触る)で次の曲または通話の応答/終了、トリプルタップ(3回触る)で前の曲、ホールド(長押し)で音声アシスタント起動が利用できます。なお、ホールドだけは設定で「周囲の音」や「クイック周囲音」、「音量ダウン」に左右別々で変更可能。
設定はAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)以降で内蔵メモリー(RAM)が1.5GB以上ある機種では専用アプリ「Galaxy Wearable」によって行なえ、ペアリングから各種設定などが行えます。それ以外のiPhoneやパソコン(PC)などとは普通にBluetooth経由でワイヤレスイヤホンとして利用でき、iPhoneやiPadなどのiOS搭載製品では音声アシスタントとして「Siri」が起動するようになっています。
音声アシスタントや通話はイヤホン本体がデュアルマイク構造によって騒がしい場所や風が強く吹く時は内側のマイクが自動起動し、外の音を遮断しながら外耳道を通じて装着している人の声を直接集音するため、しっかりと認識したりクリアな音声で通話できるとのこと。インイヤー型ながらタッチパッドのホールドで周囲の音を聞けるのも良いところでしょうか。
タッチパッドの使い方などが表示。最初に利用するときにはGalaxy Budsのソフトウェア更新もあった
Galaxy Wearableアプリを利用すれば、イコライザーや通知するアプリの選択、タッチパッドのホールドの設定、リモート追跡、バッテリーの充電度の確認などが可能
ざっと使ってみた限りではAirPodsやXperia Ear Duoと違ってインイヤー型なのでより密閉感のあるしっかりとした音楽を楽しめる一方、球形に近いので左右がどっちだかパット見でわかりにくく、充電ケースにも納めにくいように思えましたが、この辺りはだいぶ慣れてきたので、問題にはならなそうです。
ただタッチパッドはタップするだけで音楽再生/一時停止してしまうので、耳に装着するときに触ってしまったりするのでちょっと扱いづらく思え、タッチパッドをオフにはできるものの、オフにするとダブルタップやトリプルタップ、ホールドもできなくなってしまうので、できればタップ(1回触る)のみをオフにしたいところです。
後は個人的にケーブルは煩わしいですが、充電するのはもっと煩わしく思い、結局、AirPodsもXperia Ear Duoも使わなくなってしまっており、Galaxy S10・S10+も3.5mmイヤホンマイク端子があるのも嬉しかったりするのでGalaxy Budsもいつまで使うか……とはいえ、最近のスマホは3.5mmイヤホンマイク端子がない機種が多くなっているのでワイヤレスイヤホンを使いたいときに出番はありそうです。
全体としてはキャンペーンでもらったので機会を見て使おうと思いまし、Galaxyシリーズを使っているならコーデックの問題で他の完全ワイヤレスイヤホンよりも有利ですし、オススメではありますが、それ以外では他の製品でも良いかなと思いました。なお、詳細な使い方については公式Webページ「(Galaxy Buds)セットアップとペアリングについて教えてください。 | Galaxy Mobile Japan 公式サイト」などをご参照ください。
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(引用元:livedoor news)