docomoからもGoogleスマホ「Pixel 3a」が登場!写真と動画でチェック |
既報通り、NTTドコモが今夏以降に発売する「2019年夏モデル」としてGoogleが5月8日に発表したスタンダードスマートフォン(スマホ)「Pixel 3a」(Google製)を2019年6月上旬に発売すると発表しています。国内ではすでに日本のGoogle ストアで販売されるSIMフリー版とSoftBank版が販売されていますが、NTTドコモからも販売されることになりました。
なお、NTTドコモでも発売に先立ってすでにドコモショップや量販店などのドコモ取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が実施されており、価格(税込)は本体価格が46,656円となっています。
一方、Google ストアでは48,600円、SoftBankでは57,120円となっており、NTTドコモが価格では最も安くなっていますが、SoftBankではさらに半額サポート利用時の実質負担は28,560円からと案内されているものの、NTTドコモでは新たに提供開始される「スマホおかえしプログラム」は対象外となっています。
昨年秋に発表されて国内でも同様にGoogle ストアやNTTドコモ、SoftBankから販売されている「Pixel 3」シリーズは約10万円以上の本体価格設定に対し、新たに投入されるPixel 3aはGoogleが“Pixel 3の約半額”と言うようにお買い得感も高く、カメラ性能はPixel 3シリーズと同等を謳うなど、Pixel 3の良さはそのままに価格を抑えたバリューモデルとして注目を集めています。
今回はNTTドコモの発表会におけるタッチ&トライコーナーでPixel 3aに触れることができましたので、Pixel 3aの外観や筆者が利用しているPixel 3との比較を写真や動画を交えながら紹介します。なお、Pixel 3aシリーズには大画面モデル「Pixel 3a XL」もラインナップされており、Google ストアやSoftBankでは販売されていますが、NTTドコモでは取り扱われません。
Pixel 3aはGoogleが自社開発する“Made by Google”における「Pixel」シリーズの最新モデルで、Pixelシリーズとしてもはじめてのハイエンドモデルではないミッドハイレンジクラスのスタンダードモデルとなります。開発はHTCとしてPixel 2シリーズまで担当し、その後にGoogleに買収された台湾の部隊が中心になって行っているということです。
Pixel 3aのカラーバリエーションは3色ですが、NTTドコモではその中の「ジャストブラック」と「クリアリーホワイト」を取り扱います。Google ストアおよびSoftBankではこれら2色に加え、Pixel 3aからの新色となる「パープリッシュ」も含めた3色すべてを取り扱っており、NTTドコモとSoftBankのPixel 3aの違いはカラーバリエーションのみ。
なお、パープリッシュについてはすでに紹介している『Googleスマホ「Pixel 3a」と「Pixel 3a XL」をひと足早く開封して同梱物や外観を写真で紹介!SIMフリー版は公式Webストアで4万8600円と6万円で予約販売中【レビュー】 – S-MAX』にて色味などをご確認ください。“紫っぽい”という意味がわかるかなり淡く、日本だと藤色など表現されるような色合いとなっています。
Pixel 3aのディスプレイサイズはアスペクト比9:18.5の約5.6インチFHD+(1080×2220ドット)フレキシブルOLED(約441ppi)。最近のスマホとしては小ぶりで、手に持った際の収まりはかなり良好です。また画面にはノッチなどの切り欠きはありません。
背面はポリカーボネート製。Pixel 3のガラス製と比較して大きく質感が劣っているとは感じません。主に手に触れる部分には磨りガラスのようなマットな質感の加工が施されている点もPixel 3と同じで、持ちやすさや質感の向上に一役買っています。
ただポリカーボネート製なのでガラスよりも割れないという利点がある一方で長く使っていると、傷は付きやすいかもしれません。気になる人はケースなどを付けると良さそうです。サイズは約151.3×70.1×8.2mm、質量は約147g。
リアカメラもPixel 3と同じくシングルカメラで、1画素1.4μmの約1220万画素デュアルピクセルセンサーとF1.8レンズ(画角76°)となっており、センサーなどのカメラモジュールはPixel 3と同等のモジュールを採用し、夜景モードなどの特徴的な撮影機能もPixel 3aで引き続き利用可能です。
本体向かって右側面は電源キーと音量上下キーが配置されています。クリアリーホワイトの電源キーはPixel 3と同じく色が付けられていてアクセントとなっています。また、左側面はトレー式のSIMカードスロットのみ。
本体下部には外部接続端子としてUSB Type-C端子と外部スピーカー、マイクが配置されています。また上部には3.5mmステレオイヤホンジャックが用意されいるため、汎用のイヤホン・マイクの利用が可能です。
Pixel 3では3.5mmステレオイヤホンジャックがなく、有線接続のイヤホンやマイクを利用する場合にはUSB Type-C端子に接続する必要があったため、充電しながらイヤホンなどの利用ができるのは嬉しい改良点です。
続いてPixel 3との比較です。写真の左側がPixel 3で、Pixel 3aは単純にスペックやリアカバーの素材を変更しただけの廉価版ではなく、ディスプレイや本体のサイズがひと回り大きくなっているのがわかります。
またPixel 3ではディスプレイの上下にスピーカーが配置され、フロントカメラがデュアルカメラになっていますが、Pixel 3aではディスプレイ下部のスピーカーがなく、フロントカメラが1つのシングルカメラとなっているのが大きな違いです。
背面の意匠の違いはなく、もしケースなどを付けていない場合はパッと見で2機種を見分けることは難しそうです。電池は内蔵式(取外不可)の3000mAhバッテリーで、Pixel 3の2915mAhより容量が若干増えています。
一方でPixel 3aでは本体の素材がポリカーボネートに変更されています。Pixel 3は金属製のフレームにガラスパネルを組み合わせているため、背面から側面にかけ継ぎ目がありますが、Pixel 3aではポリカーボネートのユニボディーとなり、ここが見分けるポイントと言えるでしょう。
側面のボタンの配置も同じですが、Pixel 3とPixel 3aでは電源キーのカラーリングが異なっており、クリアリーホワイトではPixel 3が黄緑色、Pixel 3aが山吹色といったところ。
また本体下部は大きく異なり、Pixel 3はSIMカードスロットが左側に用意されていますが、Pixel 3aではUSB Type-C端子の左右にマイクとスピーカーがそれぞれ配置され、シンメトリーなデザインになっています。
その他、スペック的にはPixel 3は防水・防塵(IP68)に対応していますが、Pixel 3aは生活防水・防塵(IP52)となっているほか、チップセット(SoC)がSnapdragon 845からSnapdragon 670に変更され、ワイヤレス充電に対応しないなどの違いもあります。
最近の高性能なフラグシップモデルは10万円を超える価格設定も珍しくなく、高性能な機種を買えば性能に余裕があることも含め、長期的なサポートが望めます。しかしながら、価格を考えると購入の敷居は高く、お手頃価格のスマホに人気が集まっているのが現在の国内市場の状況です。
そういった中でPixel 3aは「Googleのスマートフォン」だけに、低価格モデルであってもOSバージョンアップなど、長期的なサポートも望めますし、各社の高性能モデルに劣らない高画質なカメラを搭載しながらも5万円前後の価格設定は「安心して買える」や「お買得に買える」といった機種としてまさにベストバイな1台でしょう。
機種名 | Google Pixel 3a |
サイズ[高さ×幅×厚さ/?] | 約151.3×70.1×8.2mm |
質量[g](電池含む) | 約147g |
OS | Android 9 Pie |
SoC | Snapdragon 670 |
CPU | オクタコア(2.0GHz×4+1.7GHz×4) |
内蔵メモリー(RAM) | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ(最大対応容量) | – |
ディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式] | 約5.6インチFullHD+(1080×2220ドット)有機EL(OLED) |
HDR表示 | – |
リアカメラ[有効画素数/F値] | 約1220万/1.8 |
フロントカメラ[有効画素数/F値] | 約800万/2.0 |
バッテリー容量 | 3000mAh (内蔵電池) |
電池持ち時間 | – |
LTE通信速度 (受信時/送信時の最大速度) |
500Mbps/75Mbps |
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ |
テザリング同時接続数 [Wi-Fi/Bluetooth/USB] |
10/非公開/非公開 |
スグ電 | – |
WORLD WING [対応ネットワーク:LTE/3G/GSM] |
○/○/○ |
防水・防塵 | -(防滴対応)/○ |
ワンセグ/フルセグ | -/- |
おサイフケータイ[FeliCa/NFC(FeliCa搭載)] | ○/- |
生体認証 | 指紋 |
ハイレゾ | – |
Bluetooth | ○(5.0) |
接続端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電(Qi) | – |
UIM | nanoUIM |
カラー | Just Black、Clearly White |
メーカー |
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(引用元:livedoor news)