平成の30年間を携帯電話の歴史で振り返ってみた! |
半年ほど前、某氏より携帯電話やPHSの店頭用モックアップ(以下、モック)をいくつか譲り受けました。一般人であれば「なぜそんなものを」と笑うかもしれませんが、モバイル系フリーランスライターであり、それ以前にモバイルガジェットを趣味として愛する筆者にとっては、宝の山なのです。
本物の携帯電話やスマートフォン(スマホ)のほとんどはリチウムイオンバッテリーを搭載していますが、経年劣化によってバッテリーが膨張したり、時には火災や爆発の危険すらあるため、長期間に渡って保管・保存するにはあまり適していません。
その上、背面パネルとバッテリーが一体化していたり、そもそもバッテリー交換ができなかったりする機種も多く、歴史を振り返るための資料としてはモックのほうが適している場合が多いのです。
譲り受けたモックの多くは2010年(平成22年)頃のものが多く、さほど古い印象はありませんが、それでも現在10代の若者にとっては見たこともない製品も多いかもしれません。ちょうどフィーチャーフォン(当時は「ガラケー」と呼んだ)からスマホへと移り変わる過渡期の製品たちで、ガラケーは恐竜の如き異形進化を遂げていた時代でもありました。
感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回は平成の時代を携帯電話(移動体通信端末)の歴史で振り返ります。
ガラケーの恐竜的進化の行き着いた先、富士通製「F-04B」。テンキーとキーボード内蔵し、しかも本体から分離できた
■「携帯できる電話」は昭和時代に生まれた
(引用元:livedoor news)
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