ワイモバイルのiPhoneに付いてくるnanoSIMカード(n141)は他の機種で使える?SIMカードの種類と使える…

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Y!mobileのiPhoneに付属するSIMカードは他のスマホで使えるか検証してみた!


ソフトバンクおよびウィルコム沖縄が提供している携帯電話サービス「Y!mobile(ワイモバイル)」は安い利用料ながら大手携帯電話会社(いわゆる「キャリア」)の“サブブランド”として快適な通信速度と多くの実店舗「ワイモバイルショップ」を展開していることで安心感のある“格安SIM”だと好評だ。

またその人気は低価格ながらOSバージョンアップなどのサポートも充実しているGoogleが展開する「Android One」シリーズを日本で唯一取り扱っていることに加え、日本でシェアの高い「iPhone」シリーズを販売しているといったスマートフォン(スマホ)のラインナップが充実している点にもある。

そんなワイモバイルを利用するために必要なのが同社のSIMカード(PHSを除く)となる。一般的には馴染みがないかもしれないが、スマホなどの携帯電話には現在、切手程度の大きさのSIMカードが装着されており、これに携帯電話会社との契約情報が記録されているため、実際に契約している場合に通話や通信ができるようになっている。

そこで本記事では公式Webショップ「ワイモバイルオンラインストア」にて人気の「iPhone 7」を購入したので、レビューに続いてワイモバイルのiPhoneシリーズに付属するSIMカードを中心に同社のSIMカードの種類について他社のスマホやSIMフリースマホなどで使えるかなどを紹介する。

○SIMカードについて

SIMカード(または「UIMカード」とも言う)には日本では主に3Gに対応した携帯電話の頃から採用され、日本では主に標準サイズ(標準SIMカード/2FF)およびマイクロサイズ(microSIMカード/3FF)、ナノサイズ(nanoSIMカード/4FF)が使われており、現在はほとんどナノサイズとなっている。


SIMカードのサイズ

ワイモバイルでもmicroSIMカードとnanoSIMカードが提供されており、それぞれ機能の違いなどによって以下のようにいくつかの種類があり、購入するスマホなどによって付属してくるSIMカードが異なっている。またワイモバイルではSIMカード単体で契約できるが、その場合は基本的にはmicroSIMカードならm101、nanoSIMカードならn101となる。

SIMカードサイズ iPhone用 それ以外
NFC対応 NFC非対応
microSIMカード m101 m111
nanoSIMカード n141 n101 n111

○iPhone用SIMカードについて

ワイモバイルが提供しているSIMカードの中で最も特殊なのが同社のiPhoneシリーズを購入した場合に付属してくるn141だ。なお、n141はワイモバイルのSIMカードを購入した場合のみ手に入れることができ、他のワイモバイルのSIMカードから変更したりすることもできないという。


ワイモバイルのiPhoneに付属するnanoSIMカード(n141)

多くの人は購入したiPhoneに装着して利用するだけなので特に問題はなく使えるが、このn141は他の機器に差し替えて使う場合には使えない場合があるので注意したい。現時点でn141で使えるのはワイモバイルのiPhoneのほか、SoftBankのiPhoneやSIMフリーもしくはSIMロック解除されて「iPhone X」までとなる。

これらの利用できるiPhoneではn141のSIMカードを装着するだけで、通話および通信が可能となる。一方、SIMフリーおよびSIMロック解除された「iPhone XS」や「iPhone XS Max」、「iPhone XR」といった最新機種では通話はできるものの、通信はできない。


n141を装着したSIMフリーのiPhone X(左)とiPhone XR(右)。iPhone Xではキャリア名が「Y!mobile」となっていて通信も可能だが、iPhone XRでは「SoftBank」となっており、通話しか利用できない

iPhone XRで無線LAN(Wi-Fi)をOFFにして通信しようとするとエラーが表示される

同様にAndroid搭載製品などのiPhone以外の機器でも通話はできるが、通信はできない。これは公式にアクセスポイント(APN)の情報が公開されていないためだ。ただし、これまでにもSIMフリーおよびSIMロック解除されたiPhone Xや「iPhone 8」が使えなかったものが使えるようになったりしているので、今後、SIMフリーおよびSIMロック解除されたiPhoneについては対応機種は増える可能性はある。

○それ以外用SIMカードについて

それ以外のm101およびm111、n101、n111はワイモバイルが販売する製品以外にもSIMフリーやSIMロック解除された機器ならiPhoneでもiPadでもAndroidでもモバイルWi-Fiルーターでも使える。ただし、SIMカードのサイズには注意が必要なほか、n141と同様にiPhone XまではiPhoneに装着したときにすぐに使えるものの、それ以外では初期設定が必要となる。


ワイモバイルでiPhone以外のスマホなどに付属もしくはSIMカード単体で契約できるnanoSIMカード(n101)

初期設定は各製品ごとに違っているので、詳細は「ワイモバイルスマホの初期設定方法|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで」を参照して欲しい。Androidやルーターなどでは、ワイモバイルのAPN情報がプリセットされている製品ならそれを選ぶだけでOKだが、そうでない場合には以下のAPN情報を設定しなければならず、またiPhone XS・XS Max・XRではAPN構成プロファイルを導入する必要がある。

名前:Y!mobile APN
APN:plus.acs.jp
ユーザー名:ym
パスワード:ym
MCC:440
MNC:20
認証タイプ:CHAP
MMSC:http://mms-s
MMSプロキシ:andmms.plusacs.ne.jp
MMSポート:8080
APNタイプ:default,mms,supl,hipri

※APN一覧に表示される名称で、任意の名称に変更可能です(自分がわかれば何でも良いという意味)。

このようにワイモバイルが提供しているSIMカードにはいくつか種類があり、特にiPhoneに付属してくるSIMカードは他の製品で使いたい場合には少し不便だ。ただし、大抵の人は購入したiPhoneで使うことがほとんどだと思うので問題にはならないだろうし、本当に困るようならSIMカードを交換するという手もある。

記事執筆:S-MAX編集部
提供:ワイモバイル

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(引用元:livedoor news)

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