NTTドコモが社員募金で震災被災地にさまざまな物品等を寄付! |
NTTドコモのグループ会社は各社で「東日本大震災」からの復興支援策のひとつとして、グループ会社の社員有志による「ドコモ東北応援社員募金」によって被災自治体への寄付活動を行っています。これはNTTドコモ社員の有志によって毎月の給料から311円を天引きする形で集めた募金により、各種自治体から要望のあった物品等を寄付しています。
NTTドコモ東北支社は昨年6月19日に2018年度の寄付先自治体を発表していて、当ブログメディア「S-MAX(エスマックス」でも昨年12月宮城県亘理町、名取町での贈呈の様子を紹介しました。
そして同社は3月22日宮城県七ヶ浜町の吉田浜地区広場公園のベンチ・あずまや、3月24日福島県新地町駅前フットサル場のサッカー用具、3月28日宮城県松島町の町花「セッコク」の再生支援事業費用を寄付し、贈呈式を行いましたので紹介します。
ドコモ東北応援社員募金は、賛同したドコモグループ社員有志(2018年度は約8200人)が毎月311円を寄付し(毎月の給与から天引き方式)、集まったお金でさまざまな自治体への寄付を行う試みです。
2018年度は総額5,900万円規模の寄付になり、今回紹介する3つの事例もその一部です。以前は各種団体への寄付だったのですが、2015年度より自治体から公募した物品などを直接寄付する形に変わりました。
自治体の事業は年度末に集中することもあり、この時期に贈呈式が重なりました。
●宮城県七ヶ浜町
七ヶ浜町 寺澤薫町長
ドコモCS東北常務取締役 蘇田明彦氏
3月22日、七ヶ浜町役場にて、ベンチ及びあずまや寄付採納式が行われました。七ヶ浜町吉田浜地区広場公園のベンチ及びあずまやがドコモ東北応援社員募金により寄付されました。震災以前は住宅が密集していた地区でしたが、海に非常に近く津波被害の大きかった地区です。
寺澤薫町長は「高齢化率の高い地区ですが、人のつながりが高い地区で、コミュニティーを再構築しなければなりません。人が集う場所にご支援いただいたので、大切に憩いの場として活用させていただきたい」と語りました。
吉田浜地区広場公園に贈呈されたベンチ
贈呈された背もたれ付きベンチ
贈呈されたあずまや
公園は東北大学ヨット部の学生や、釣り客などで賑わう場所になっており、そうした方々が利用できるベンチやあずまやが整備され、より利用しやすくなりました。
●福島県新地町
新地町への目録贈呈
贈呈されたフットサル用具
フットサルを楽しむ子どもたち
3月24日はJR常磐線新地駅前にオープンしたフットサル場の落成式があり、フットサル用具の贈呈が行われました。福島県の北東、宮城県との県境にある新地町は、津波被害が非常に大きかった町で、新地駅も津波で大きな被害を受け、常磐線復旧と共に再整備が進んでいます。
近隣市町村にはフットサルチームが20以上存在する中、新地町にはフットサル場が無く、町内に1つだけある体育館を各種フットサル団体が譲り合って使っていて、子どもたちの健全な育成が図りづらい状況でした。
このためこの度新地駅前にフットサル、テニス、バスケットボールができる屋内運動施設が整備され、今回施設で利用できるフットサル用具がドコモ東北応援社員募金により寄贈されました。今後スポーツを楽しむさまざまな人に活用されることが期待されます。
●宮城県松島町
松島町への目録贈呈
セッコク培養施設オープンのテープカット
松島町の町花「セッコク」の再生を支援
3月28日、松島東部地域交流センター敷地内に松島町の町花であるラン科植物「セッコク」の培養施設がオープンし、開所式が行われました。
この培養施設は震災前にもありましたが、震災により半壊し利用できなくなり、仮設施設で培養を続けたものの、生育が不調の状況でした。
この度、この施設開設費用がドコモ東北応援募金により寄付されました。希少種で生育が難しい町花「セッコク」の培養がうまく進むことが期待されます。
東日本大震災から8年が経過しましたが、ドコモグループは継続的な被災地支援を行っており、2019年度もこの東北応援社員募金は継続され、S-MAXでの既報通り、既に2019年度の自治体公募受付も始まり、4月12日まで応募を受け付けています。さらなる支援の継続に期待します。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX – Facebookページ
・「東北応援社員募金」の寄付先自治体を決定 – NTTドコモ地域からのお知らせ(東北)
・「東北応援社員募金」の寄付先自治体を募集 – NTTドコモ地域からのお知らせ(東北)
(引用元:livedoor news)