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プレミアムコンパクトなSIMフリースマホ「SHAPR AQUOS R2 compact SH-M09」をレビュー! |
既報通り、シャープは21日、昨年11月に発表したプレミアムコンパクトスマートフォン(スマホ)「AQUOS R2 compact」のSIMフリーモデル「AQUOS R2 compact SH-M09」を順次販売開始しています。価格は市場想定価格で税抜81,880円(税込88,430円)。
販路は量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)の各所で、大手Webストア「Amazon.co.jp」では税込80,390円となっており、MVNOではmineoや
IIJmio、
楽天モバイル、
DMMモバイル、
gooSimseller(OCN モバイル ONE)などにて販売されています。
すでにSoftBankから1月に発売されているAQUOS R2 compactですが、待望のSIMフリー版も発売されたということで、SIMフリー版のAQUOS R2 compact SH-M09の外観や主な機能を写真と動画で紹介します。
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AQUOS R2 compast SH-M09の前面。手で持ってみたところ
AQUOS R2 compactはプレミアムコンパクトスマホ「AQUOS R compact」シリーズの第2弾で、初代のAQUOS R compactと同じく液晶パネルの形状を自由に形成できる「IGZOフリーフォームディスプレイ」によって丸みのある形状の「EDGEST fit」デザインとなっており、新たに画面上部中央だけでなく、下部中央にもノッチ(切り欠き)が採用されています。
これにより、上部ノッチには広角23mm相当(35mm換算)のF2.2レンズと約800万画素裏面照射型CMOSセンサーによるフロントカメラを搭載し、より自然な目線での自撮りも可能で、下部ノッチ部分には指紋センサーを兼ねたホームキーが搭載されました。
またホームキーではホームボタンのほか、左右になぞることで戻るボタンや履歴ボタンの機能を割り当てられるようになっており、画面内下部に表示するホームボタンなどのナビゲーションバーを非表示にすることもできます。このため、縦長画面いっぱいに情報を表示することが可能。
画面はアスペクト比9:18の縦長な約5.2インチFHD+(1080×2280ドット)ハイスピードIGZO液晶で、AQUOS R compactではアスペクト比9:17の約4.9インチFHD+(1080×2032ドット)ハイスピードIGZO液晶だったのでより縦長かつ大画面となりました。
ハイスピードIGZOは倍速120Hz駆動で「バーチャルHDR」や高画質化技術「リッチカラーテクノロジーモバイル」をサポートするほか、Dolby AtomosやDolby Vision、HDR 10、HLG、VP9、YouTube HDR、ハイレゾ音源などにも対応。
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サイズ比較として左からiPhone SE(4インチ)、AQUOS R2 compast SH-M09(5.2インチ)、iPhone 8(4.7インチ)、iPhone XR(6.1インチ)を並べたところ(カッコ内は画面サイズ)
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AQUOS R2 compast SH-M09(64mm)とiPhone 8(67.3mm)の横幅を比べてもAQUOS R2 compast SH-M09のほうが狭い(カッコ内は横幅)
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こちらは同じくサイズ比較として左からXperia XZ1 Compact(4.6インチ)、AQUOS R2 compast SH-M09(5.2インチ)、AQUOS SH-M04(5インチ)、Pixel 3(5.5インチ)を並べたところ(カッコ内は画面サイズ)
一方で横幅はAQUOS R compactの66mmから64mmと狭くなっており、サイズは約131×64×9.3mm、質量は約135g。サイズ感としてはAQUOS R compactとそれほど変わらず、持ち比べたら確かに幅が狭いかなといったところ。また他機種では「Xperia XZ1 Compact」もかなり大きさは近く、画面の周りの縁(ベゼル)が狭くなってフルディスプレイデザインにした感じに。
少し前の機種でベーシックだった約5.0インチHD(720×1280ドット)液晶を搭載したいた「AQUOS SH-M04」と比べてもだいぶ小さく感じ、iPhoneシリーズで言えば、4インチの「iPhone SE」と4.7インチの「iPhone 8」のちょうど中間くらいといった印象。直近ではiPhone SEやiPhone 8の後継機種は出ていないので、小型かつ高性能な機種が良いならAQUOS R2 compast SH-M09もありかなと思えるサイズ感です。
機種 | 画面サイズ | 大きさ mm | 重さ g |
AQUOS R2 compact | 5.2型 | 131×64×9.3 | 135 |
AQUOS R compact | 4.6型 | 132×66×9.6 | 140 |
AQUOS SH-M04 | 5.0型 | 143×71×8.3 | 138 |
Xperia XZ1 Compact | 4.6型 | 129×65×9.3 | 143 |
Pixel 3 | 5.5型 | 145.6×68.2×7.9 | 148 |
iPhone 8 | 4.7型 | 138.4×67.3×7.3 | 148 |
iPhone SE | 4.0型 | 128.8×58.6×7.6 | 113 |
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初期のホーム画面は右に1つあるだけの2画面
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プリインストールアプリも非常に少なく、ホームアプリはデフォルトの「AQUOS Home」の他に「AQUOSかんたんホーム」が搭載
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設定の「ディスプレイ」にて「ナビゲーションバーを隠す」をオンにすればナビゲーションバーが消える。その場合には設定の「AQUOS便利機能」にある「指紋センサー」で「ホームキーとして使う」などをオンにすれば、指紋センサーが各種ナビゲーションボタンの代わりに
持った印象はさすがに片手持ちや片手操作にこだわったというだけあって持ちやすく操作しやすい。またダブルノッチの下側にある指紋センサーも前面にあるので使いやすく、購入時にはナビゲーションバーが表示され、指紋センサーをホームキーとして利用しないようになっているものの、設定を変更すればホームキーとしても使えるようになって便利です。
指紋センサーをなぞって戻るボタンや履歴ボタンも慣れれば操作に不満はなさそうですし、筆者としては使いやすい印象を受けました。指紋センサーの反応も悪くなく、最近では画面内指紋センサーを搭載した製品も増えてきていますが、多くが採用する光学式は感度の問題もあり、また超音波式を含めて画面保護シートの問題もあったりなのでダブルノッチはこれはこれでありだと感じました。
本体外装は前面が2.5D強化ガラス「Gorilla Glass 3」(Corning製)、背面はポリカーボネート-アクリル樹脂ハイブリッド材、側面はアルミフレームを採用し、外観はSoftBank版と同じく背面中央に「AQUOS」ロゴがあるのみ。高級感があるというわけではありませんが、特に質感が悪いというわけでもなく、Pixel 3と比べても同品質といった印象です。
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AQUOS R2 compast SH-M09の背面。中央に「AQUOS」ロゴが配置
本体カラーは写真のディープホワイトのほか、ピュラブラックの2色展開で、SoftBank版にあるスモーキーグリーンはありません。防水(IPX5およびIPX8準拠)および防塵(IP6X準拠)、おサイフケータイ(FeliCa)や指紋認証、顔認証、緊急速報メールに対応。
リアカメラは広角22mm相当(35mm換算)のF1.9レンズと約2260万画素センサーで、像面位相差オートフォーカス(PDAF)およびコントラストAFによるハイスピードAFに対応し、光学手ブレ補正(OIS)および電子手ぶれ補正(EIS)には対応。
カメラはシャープ独自のAI(人工知能)システム「AIオート」機能に対応し、料理や花、夕景など、被写体やシーンに合わせて最適な撮影モードを自動で選択。さらにフロントカメラは背景のぼかし調整や自然な美顔補正が可能で、自撮りを楽しむことが可能。
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標準カメラアプリのファインダー画面とタイムラプス画面
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カメラアプリの設定画面。静止画の保存サイズは購入時に画面サイズに合わせた縦横比18:9の15.0M(5480×2740ドット)となっているものの、最大で縦横比4:3の22.5M(5480×4112ドット)まで撮影可能
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AQUOS R2 compast SH-M09の本体左右側面。右側に電源キーおよび音量上下キー、左側にSIMカード/microSDカードスロットが配置
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AQUOS R2 compast SH-M09の本体上下側面。上側に3.5mmイヤホンマイク端子、下側にUSB Type-C端子が配置
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SIMカード/microSDカードスロットはSIMピンが必要なく凹みに爪などを引っ掛けて開けるタイプで、SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズが1枚のシングルSIM
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth 5.0、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Galileo・BeiDou・QZSS/みちびき)のほか、2G(GSM方式)および3G(W-CDMA方式)、4G(LTE方式)に対応した携帯電話ネットワークに対応。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つのシングルSIMで、対応周波数帯は以下の通り。
LTE方式:Band 1(2.0GHz)/ Band 3(1.7GHz)/ Band 5(850MHz)/ Band 8(900MHz)/ Band 11(1.5GMHz)/ Band 12(700MHz)/ Band 17(700MHz)/ Band 19(800MHz)/ Band 26(800MHz)/ Band 28(700MHz)/ Band 41(2.5GHz)/ Band 42(3.5GHz)
W-CDMA方式:Band 1(2.0GHz)/ Band 5(850MHz)/ Band 6(800MHz)/ Band 8(900MHz)/ Band 19(800MHz)
GSM方式:850、900、1800、1900MHz
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プリセットされている携帯電話サービスのAPN(アクセスポイント)
チップセット(SoC)は10nmプロセスで製造された64bit対応のQualcomm製「Snapdragon 845(SDM845)」(オクタコアCPU「2.6GHz×4+1.7GHz×4」、GPU「Adreno 512」)、内蔵メモリー(RAM)は4GB LPDDR4X、内蔵ストレージは64GB、外部ストレージはmicroSDXCカードスロット(最大512GB対応)。
電池は2500mAhバッテリー(取外不可)で、USB PDに準拠した急速充電に対応。連続通話時間はVoLTEで約1900分、3Gで約1390分、2Gで約820分、連続待受時間(静止時)は4Gで約490時間、3Gで約540時間、2Gで約480時間、充電時間は約160分(同梱のACアダプタ SH-AC04使用時)。
OSはAndroid 9(開発コード名:Pie)で、最大2年間のOSバージョンアップとセキュリティーパッチの提供を保証。エモパーVer.9.0やのぞき見ブロック、かんたんモード、リラックスビュー、リラックスオート、インテリジェントチャージ、グローブモード、インテリジェントチャージ、S-Shoin 2.4などに対応。
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画面上部を下になぞると表示される通知パネルとクイックパネルの画面
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「設定」の第1階層目
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OSやビルド番号の画面と工事設計認証(いわゆる「技適マーク」)などの認証画面。ADF18-0184001および001-P01238
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内蔵ストレージは購入時に約15GBを利用しており、残りは約49GB。設定の「システム」→「操作」にて電源キーの2回押しでカメラ起動も可能。またAndroid 9 Pieで導入された新しいナビゲーションバーの操作方法は「ホームボタンを上にスワイプ」をオフにすれば従来の方法に戻すことも可能
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同じくAndroid 9 PieでOS標準で導入されたWi-Fiを自動でONには対応するものの、ユーザー補助の音量上キーと下キーを同時に長押しすると特定の機能を起動できるショートカット機能はグレーアウトされて利用できないようになっています。なお、Android 9 Pieの新機能「Digital wellbeing」も現時点では利用できない模様
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フォント変更やのぞき見防止「ベールビュー」機能も引き続いて搭載
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ヒカリエモーションなどのAQUOSスマホ独自機能
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ベンチマークの結果。左が「AnTuTu Benchmark」、右が「GeekBench 4」
世代的に1年前になるSnapdragon 835を搭載したXperia XZ1 CompactがおおよそAnTuTu Benchmarkで21〜22万となっており、次のSnapdragon 845を搭載するAQUOS R2 compast SH-M09だけに28〜29万と1段上の性能といったところですし、防水やおサイフケータイも利用でき、現状の小型スマホでは最も高性能かつ多機能かと思われます。
Androidの中ではPixel 3でもサイズが大きいと感じるのであれば、OSバージョンアップを考えると最もオススメできるのはAQUOS R2 compastとなりそうです。最後に実際にAQUOS R2 compastを利用しているところを動画で紹介しておきます。価格が高いのがネックではありますが、それに見合う性能と、何よりも小型という特徴は他にない製品だと言えるでしょう。
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(引用元:livedoor news)